個人山行紀行文 12.05.13日(日)
晴れ
相馬山・榛名富士
1414m
 1391m 
参加者4名
(男1・女3)

2070 S/F
≪コースタイム≫
  新潟(6:00)=榛名湖ビジターセンターP(8:45-9:00)…榛名富士登山口(9:00)…RW山頂駅(9:45)…榛名富士山頂(9:55-10:05)=
  県営グランドP(10:20-10:30)…登山口(10:40)…磨墨(するす)岩峠(11:00)…磨墨岩(11:05-11:10)…ヤセオネ峠分岐(11:45)…
  相馬山山頂(12:20-13:00)…ヤセオネ峠分岐(13:30)…ヤセオネ峠(13:55)…沼の原湿原経由…県営グランドP(14:45-15:00)=新潟(18:30)
≪紀行文≫

 四国、中国の長旅の疲れが無いと言えば嘘になるが、天候も良いし元々の計画でもあったことから群馬県榛名の相馬山に行くことにした。
 この計画は来年の会山行の参考にするため、今年一年を掛けて群馬県の未だ登っていない山々を歩くためだ。
 新潟の出発時間も会山行の6:00をスタート時間とし、途中の休憩もシュミレーションしながら走った。

 当初はいきなり相馬山に登るつもりでいたが、相馬山頂での昼食を考えると現地到着時間が早く、急遽直ぐ傍の榛名富士に登ることにした。
 榛名富士は観光用のロープウエイが設置されており、誰でも簡単に登ることが出来るが、登山者としてはやはり登山口から登らねばならない。
 
 ビジターセンタ前の駐車場に車を止め、直ぐ近くの登山口から山頂を目指した。
 若葉の明るい樹林帯で急登の道をジグザグに登っていくが、いきなりの急登ではやはりキツイ。
 木々の間から眼下に榛名湖、遠くに残雪が綺麗な山並みが見え目を楽しませてくれる。緩やかな登りに差しかかるともう山頂駅が直ぐ。
 山頂駅には展望台があり観光客が望遠鏡などを見ている。我々はその脇を通り過ぎ山頂の榛名神社を目指す。山頂までも緩やかな坂を
上がると直ぐ到着する。
榛名富士登山口(ビジターセンター近く) 木々の間から榛名湖が望める ロープウエイ山頂駅(山頂は左上)

 山頂からは谷川岳、至仏山、武尊山、皇海山、赤城山、妙義山、遠く八ヶ岳、そして富士の頭が見えた。
 暫く素晴らしい展望を楽しみ下山を開始するも、次の相馬山の昼食時間を考慮し、我軟弱登山隊はロープウエイで下山。
 下山後急ぎ県営グランド駐車場に向かう。
遠く残雪の山並みが これから登る相馬山(後方は赤城山) そして富士の頭が

 相馬山は主としてヤセオネ峠、磨墨峠、県営グランド3ケ所の登山口があるが、我々は県営グランド近くの登山口から相馬山を経て、ヤセオネ
峠に降りるコースを選択した。そして駐車場に戻る途中に沼の原湿原に立ち寄ることとした。

 駐車場で登山支度を整え、駐車場から松之沢峠に向かう車道を少し登ると登山口が見えてくる。そそっかしい私は、ガードレール跨ぐときに
体制を崩しころんでしまった。登る前からこれでは先が思いやられる。
 登山口から尾根筋までは暫く階段状の坂道を登り、尾根は軽いアップダウンが続く。これから登る相馬山が見え隠れする。
町営グランド駐車場 登山口(ガードレールを跨ぐ) 尾根筋に入ると相馬山が

 尾根を暫く歩くと、登山路に小さな看板「磨墨岩」があり、見上げると木立の中にそびえ立つ岩が見える。単なる鑑賞用の岩かと思いきや
岩に向かって踏み跡があったので登っていくと、岩に繋がる鉄梯子。岩の頭まで登れるのだ。梯子を上がりきった部分(ステップ)は狭く緊張を
強いられる。岩の上には石像が祀られていて、目の前に榛名富士と榛名湖、沼の原湿原が広がっていた。(とても危険)。
磨墨岩の入口 磨墨岩への梯子 磨墨岩から榛名富士や榛名湖を望む

 慎重に「磨墨岩」を降り、暫く進み振り返ると「磨墨岩」が存在感を強く示すように立っていた。
 さらに足を進めると登山路が一転しコンクリートの古い階段となる。結構長いが登りきると「相馬山」と書かれた立派な鳥居が現れた。
 いよいよここからが「相馬山」への急登が始まる。
振り返ると磨墨岩 長〜いコンクリート製の古い階段 この鳥居の先から急な岩場が続く

 急登は大きな岩を掴みながら、時には鎖、そしてとても急な梯子等が続きます。慎重に登り続けるとやがて登りも緩やかになってくる。
 低木の間を上がりきるとお社が見えてくる。ここが山頂、差ほど広くは無いが、東方面、南方面の展望が素晴らしい。
 暖かい日差しを浴びて、持ち寄った料理を並べゆっくりと昼食を摂った。
急で結構長い梯子 緩やかな登山路になってくると山頂は近い 山頂お社脇の石像

 昼食後、先程登ってきた難関ルートを慎重にゆっくりと降りた。
 分岐路からなだらかな登山路を降りて行くと、大きな鳥居が見えてくる。ここがヤセオネ峠側の登山口となる。
 登山口から暫く車道を歩くと沼の原湿原に入る道があり、暫く進むと木道が設置されている。
 この付近からは360度素晴らしい展望が見られる。しばし、木道に腰を下ろしティータイムとした。とても良い気分にさせてくれる。
緩やかな登山路を降りていく 車道手前に立派な鳥居が立っている 沼の原湿原から相馬山を望む

 湿原には多くの花が咲くらしいのだが、少々季節が早かったのか殆ど花は無かった。
 それでものんびりと歩き駐車場に戻った。
 磨墨岩や相馬山に登らなければ、良いトレッキングコースではあるが、登るとすれば高所恐怖症の方にはちょっと課題が残る等と、来年の
 構想を巡らせながら帰宅した。                                              
                                                                        終わり
今回出会えた花達の一部(他にスミレ類も多数咲いていた)