個人山行紀行文 12.05.12(土)
曇りのち晴れ
尼厳(あまかざり)山・781m
奇妙(きみょうさん)山・1100m
参加者
4名(男1・女3)
1866 S/T

                   

≪コースタイム≫
 新潟6:30=長野IC9:00=登山口9:20~北尾根分岐9:40~尼厳山(10:25-10:35)~岩沢分岐10:55~出会いの石11:30~昼食(11:40-12:10)~奇妙山(12:30-12:55)~岩沢分岐13:30~岩沢登山口13:50~登山口14:25=入浴=須坂長野東IC=新潟17:30

 変な名前の山がある! ネットで見つけた山に興味を持ち詳細を調べていくうちに、頭の中には”来年のトレッキング山行の候補”として、にわかにこの山が浮上してきました。
 有名山なら、ネットで調べてみれば大概の様子は解かるのですが、低山はそうもいきません。出かけて実際に登ってみなければ様子が解らないのです。女性会員3人を誘って出かけてきました。

 新潟を早朝に出発。長野ICで高速を降りて向かったのは松代町(現在は合併して長野市)東条地区です。地図も定かではないのでナビだよりで、登山口の玉依比売命神社(たまよりひめじんじゃ)に到着。神社下の道路脇に駐車して、まずは神社にお参り(女性の神様なので、お参りしないとヤキモチを焼くそうな)してから登山開始です。
 まずは尼厳山に登り、その先は稜線を歩いて奇妙山に登り岩沢集落に下る、今日のコース取りです。
玉依比売命神社 新緑と点在する赤ヤシオが新鮮だ 石仏が所々に・・・・
 今日の天気予報は、午前中は曇り、午後はお日さまマーク。7~8mの風速予報が気になりますが、まずは風もなく穏やかな登山道をルンルンと登ります。 落ち葉の積もる優しい新緑の道、時々小鳥のさえずりも聞こえて気持ちが良い。
 いくつかあるコースのうち、最もポピュラーと思われる北尾根ですが、ジグザグに登る急坂もあり巨石の重なる個所もあったりして、変化に富むなかなか面白いコースです。林の中にはカモシカもいたりして・・・ 
巨石の連続する道 カモシカがいた! 山頂広場からの展望
 山頂に来てみれば、広くて感じのよい空間。下界には、蛇行する千曲川と長野市内の風景が広がり、なかなかの展望台となっています。 少し休憩の後、奇妙山に向かっての稜線へ。
 山頂からいきなりの急降下ですが、その先は穏やかな林間コースを歩きます。さすがに稜線は風が強く、寒さも感じるようになってきたので、長袖シャツを着て歩きます。
長野市内。手前に千曲川 市内アップ。奥に地附山が見える 稜線の岩沢分岐
 下山時に曲がる岩沢集落への分岐を過ぎ、アップダウンを繰り返すと”出会いの石”、ここも分岐になっていてJA研究所農業大学校へと繋がっているようだ。
 展望のよい場所からは、先ほど登った尼厳山が稜線の先っぽに見え、かなり登ってきたことが実感できます。
出会いの石 尼厳山が望めます 好感度高い落ち葉道
 絶好の展望台となっている”高見岩”からは、松代の街が一望できます。しばし景観を楽しみ、この先で風を避けて昼食タイムとしました。
 いつもながら申し訳ない事に、同行の皆さんから美味しいものや季節の総菜などのお裾分けを頂き、感謝感謝の食事となりました。
高見岩 奇妙山山頂 下山路
 奇妙山の山頂には、小さな祠と石碑がありました。やはり市内の展望がとても良くて、適度な広さの山頂となっています。その様子は、ちっとも奇妙でもなんでもありません。
 山名の由来は明らかではないようですが、直線で東へ15kmほどの所に同じ名前の奇妙山があります。地図にもはっきりと載っており、奇妙といえば奇妙ですね。
 
              岩沢集落からの全貌。左端が尼厳山、右端が奇妙山
 稜線を岩沢分岐まで戻り、この分岐を左折して岩沢集落へと下山しました。この頃には天気もすっかり良くなり、暖かな陽光を受けながら新緑を歩き、信州の春を満喫しました。
 それなりに変化もあり展望も良くて、尼厳山、奇妙山、それぞれを単独で登ればトレッキングもありだけど、せっかくの稜線歩きを楽しめるんだから、来年はCランクぐらいで計画してみようかな?   (おわり)