≪紀行文≫
           〜〜環境省 裏磐梯自然保護官事務所 主催のイベント「冬の裏磐梯スノ−シュハイキング」に参加して〜〜

 平成24年度新潟楽山会総会で「磐梯朝日国立公園の概要と、その保護と利用について」と題して記念講演がありました。
 インタ−ネットで「磐梯朝日国立公園」を検索、「冬の裏磐梯スノ−シュハイキング」の参加募集が載っていました。
 早速、講師の 主席自然保護官 新田 弘市さんに電話を入れ、申し込みをしました。
 新田さんが出られ、快く受け入れて下さいました。所定の手続きを済ませ、男性2名女性3名で行ってきました。
 出発の前日新潟市は断続的に降った積雪が68cmになっていました、高速道路も事故などで通行止めが続いて天気予報は良くありません。
 実施か中止かなかなか気持ちが落ち着きませんでした。悪天で中止の場合は連絡が来ることになっていましたが、来ませんでした。
 9時30分まで受け付けを済ませなければならないので、時間に余裕を持って6時30分に新潟を出発しました。
 高速道路の温度計はマイナス6℃で走行のスピ−ドは控えめ、一般道はアイスバ−ン状態とスキ−客の車列、そしてノロノロ運転、思った
以上に時間がかかってしまいました。結局9時に集合場所の裏磐梯サイトステ−ションに到着しました。早く出発して良かったです。
 積雪は2m位、気温−10℃位でチラチラと雪が舞っていました。とても寒く指先がしびれます。
 晴れていれば磐梯山や吾妻連峰が見える場所ですが、残念ながら何も見えません。
 今日は裏磐梯観光協会主催の「雪まつり」がサイトステ−ションを舞台に開催中でした、大勢のお客で賑わっていました。
 花火、メルヘンチックな雪灯篭、かまくら、キャンドルロ−ド、屋台村、コンサ−ト、となかなか面白そうです。
 受付を済ませ、総勢30人位、開会式のあと3班に分かれて出発。
裏磐梯雪まつり会場、サイトステ−ション前、、灯篭やかまくらが並び、こんなキャンドルも サイトステ−ションで開会式

 それぞれの班にボランテアのアクテブレンジャ−が2名ずつ付いてガイドをしてくれました。
 私達の班には新田さんも付いてくれました。フカフカの雪面を歩きながら磐梯山が爆発して裏磐梯の湖が出来た事、
そして素晴らしい景勝地となり今の国立公園が誕生した事、木の実、動物の足跡、クマの爪痕、鳥の巣穴、ヤドリギ、等々色々と
お話をしてくれました。
 私達は長靴にワカンを付けて歩きました、他の方は登山靴にスノ−シュです。ワカンは20センチ位沈みますが、スノ−シュはそれほどでもなく
歩きやすいようです。このようなアップダウンの少ない平らな所を歩く時は、スノ−スュの方が良いようです。
 廻りの方たちはビョウ付き長靴とワカンの違いについて色々と質問をしてきました。
 「登山の場合はワカンの方が歩きやすいですよ、特に急な坂は良いです」と話すと珍しそうに触ったりして見いってましいました。
アクテブレンジャ−の説明を熱心に聞く くまの爪痕 ツルウメモドキの実 ノリウツギの花穂
カンボクの実(ナマカマド似) ウルシの実 ホウの木の実 湿原を行く

 歩き始めは小雪が舞っていたが、湿原の沼が凍りその上に雪が積もっている所がほとんどでとても歩きやすいです。
 しばらく歩いているうちに晴れて陽も射してくれました。
 ちょうど中間点の中瀬沼展望台でお茶タイムをしていると、磐梯山が恥ずかしそうに顔を出してくれました。
 みんなで「晴れろ〜〜晴れろ〜〜」と叫ぶが、なかなか晴れてくれませんでした。
 それでもこの天気で少しだけでも望むことが出来て良かったです。今年は、久しぶりに磐梯山に登ってみようかなと思いました。
中瀬沼にて(もっと晴れろ〜) 中瀬沼展望台でお茶タイム 中瀬沼と磐梯山

 約2時間位のハイキングでしたが、ガンガン登るだけでなく、少し勉強しながらのんびりと足馴らし「こんな楽しみ方もあるのだな〜」と感じたしだいです。
 冬山の楽しみ方のアイテムがまた一つ加わりました。
 帰りに、屋台村で福島原発なみえ町の「なみえやきそばときのこじる」でお昼にしたあと、車で10分位の裏磐梯ビジタ−センタ−を見学し、
冬の裏磐梯スノ−シュハイキングを満喫して、新潟に帰ってきました。
湿原を行く 屋台村で昼食 裏磐梯ビジタ−センタ−

 個人山行紀行文 12.02.19日(日)
曇り
冬の裏磐梯
スノ−シュハイキング
参加者5名
(男2・女3)

1630 S/O
≪コースタイム≫
     新潟(6:30)==裏磐梯サイトステ−ション(9:00−9:45)〜中瀬沼展望台(11:00−11:20)〜
     サイトステ−ション(12:15−13:00)==裏磐梯ビジタ−センタ−(13:15−13:45)==新潟(15:45)