≪紀行文≫

 早出川ダム脇から尾根に上がって、ダム湖に沿う尾根伝いに日倉山に登ろうと思って出かけました。
 しかし、何だかんだで家を出るのが遅くなったのと、この日は気温が低く路面が凍結していて車がノロノロ運転で大渋滞、
早出川ダムに到着したのは
10:20分でした。
 これでは日倉山に登るのは無理だと思い、しかたないので、権現山に登ることにしました。

 早出川ダムから戻る途中、送電線鉄塔が立ち並ぶ権現山に向かう尾根が良く見えたので、その尾根から登ることにしました。
 田川内(たこうじ)集落のはずれ、衣岩から悪場峠に向かう林道を少し歩いて、杉林の斜面を突っ切って鉄塔が立つ尾根を
目指しました。目指す尾根に出る場所として、鉄塔と鉄塔の中間を狙いました。地図上ではそこが出易すそうに見えたからです。

権現山に向かう尾根に鉄塔が 悪場峠に通じる林道の入口付近 この尾根が行き着く先に鉄塔が

 ところが小尾根が行き着いた先は10mほどの切り立った岩場でした。しかし、この岩場の上が鉄塔の立ち並ぶ尾根になっています。
絶壁の岩場は左右に広く帯状に続いていて、簡単に回り込むことができません。意を決して登りはじめ、20分ほど右往左往して、
ようやくのことで尾根に這い上がりました。
 登ることは何とかできても、とても下れる場所ではないので、帰りは一つ下場の鉄塔まで尾根通しに進んでから下りました。

 杉林の斜面を突っ切り、小尾根に出ました。この尾根が行き着く先に鉄塔が立ち並ぶ尾根があります。

 前方の赤白の鉄塔から送電線は左に曲がって、権現山に向かう尾根から分かれて行きます。
 送電線ルートには保守用道がルートに沿って必ず付けられています。雪に覆われていて見えませんが、下の林道に保守用道の
入口があるはずです。

 きれいな雪の尾根で、ワカンの沈みは3040p、とても気持ち良く歩けます。
10mほどの切り立った岩場 鉄塔が続く尾根の様子 きれいな雪の尾根、気持ち良く歩ける
 赤白の鉄塔を左に見送ると、権現山の山頂まではあとわずかです。
 権現山の山頂部は、雪の華が満開でした。ずーっと小雪が降り続いていましたが、この時ほんの一瞬薄日が差し、とても
綺麗でした。この回廊の先が山頂です。

 権現山山頂、杉の木の下に標識が埋もれずに出ていました。

権現山の山頂まではあとわずか 雪の華が満開の権現山の山頂部 権現山山頂、杉の木の下に標識が
                                                                               終わり
 個人山行紀行文 12.01.24日(火)

権現山
630m
参加者1名
(男単独)

1861 K/Y
≪コースタイム≫
         林道入り口10:50→権現山(13:4013:50)→15:15林道入り口