個人山行紀行文 11.12.31(土)
晴れ
高水三山・793m 参加者
単独
1866 S/T
≪コースタイム≫
 娘宅8:10=青梅線・御岳駅10:10~沢井駅分岐10:45~しめつりの神木11:25~高水山分岐11:35~惣岳山11:40
~岩茸石山(12:25-12:55)~高水山(13:15-13:25)~高源寺14:10~青梅線・軍畑駅14:40=娘宅16:20

====高水三山とは、高水山(たかみずさん)・759m/岩茸石山(いわたけいしやま)・793m/惣岳山(そうがくさん)・756mの総称です====

今年もいよいよ押し迫りました。前日の30日から東京の娘宅に来ています。
孫たちの顔を見る楽しみもありますが、もう一つのここ数年の楽しみは、この機会に関東陽だまりハイクをする事です。

  31日朝、8時に娘宅を出発。立川で青梅線に乗り換えようとしたら、奥多摩方面への電車は運行間隔が長くなっており、今回予定した登山口である”軍畑(いくさばた)”に停車する電車がなかなかありません。登山者が利用する早朝の時間帯にはたくさんの本数があるのですが、遅くなったこの時間帯にはあまり運行していないようです。
 仕方が無いので、快速の停車する”御岳(みたけ)”で降りる事にしました。本来の予定は、軍畑から登って御岳に下る筈だったのが、電車の都合で反対回りコースに変更したのです。

御岳駅裏のお寺より始まります 杉林の木漏れ日 よく手入れされた美林が続きます

  御岳駅裏側にあるお寺の本堂横から登山道に入りました。急坂ですが、ジグザクの道なので楽々と登れます。空は青空、眩しい陽を受けながら若い杉林の登山道を気持ちよく登ります。途中で緩くなったり、また急坂になったりしながら登りますが、どこまで行っても杉林・・・・展望もあまり良くありません。
 そして、この大晦日に登る人は流石に少ない・・・・どころか誰にも会わずに、最初の山である惣岳山に到着です。全然山頂らしくなくて、そこは神社の境内でした。脇に山頂標識があるので、惣岳山と認識出来ました。セルフで証拠写真を撮ってすぐ次の山に向かいます。

沢井駅方面への分岐 惣岳山山頂 ここからも杉林が続きます

 ここからは、若干見晴らしも出てきて、気分も良く歩けます。ほどなく、高水三山最高峰の岩茸石山に到着。山頂は広場となっていて、秩父方面の山々がよく見えます。右に転ずれば、都内のビル群も見えています。
 残念なのは、富士山方向が樹林に遮られていることです。隙間から富士山を探りますが、見えません。どうやらその後出てきた雲に隠されてしまったようです。
 山頂には、5~6人の人達が休んでいます。人がいた事でホッとしながら、遠くの山を眺めつつここで昼食としました。

岩茸石山山頂、都心方面 秩父方面は見晴らしがよい 高水山へのベンチ道

最後の高水山への道は、所々にベンチなんかもあってとても歩き易く、周囲を眺めながら歩いているうちにすぐ着いてしまいました。
 ここの山頂もあまり広い事も無く、なんだか寂しい空間が広がるばかり。ここでもセルフで写真を撮って下山にかかります。

 山頂からすぐ直下に常福院というお寺があり、東屋やトイレもあって、どうやらここが登山者の憩いの場になっているようです。お賽銭を上げて拝んでいると、境内を掃除していたお坊さんがやってきて「大晦日は日が暮れてから登り、ここで年越しをする人が多いんですよ」と話してくれました。
 暫し、お話しを拝聴しましたが、自分はここで年越しをする訳にもいかないので、丁寧に挨拶をして下山にかかります。

感じのいい道が続きます 高水山山頂 常福院

 どうやら、登山道の様子を見るに、軍畑~高水山~岩茸石山をピストンする人が多いらしい。時間的にもその方が随分楽だし、誰でも登れます。惣岳山はちょっと寂しいもんね。
 歩き易い道を下山すること1時間足らずで車道に飛び出しました。ここから30分ほども車道を歩いて軍畑駅到着。ここでまた30分ほど待って登り電車に乗りました。

 こうして、今年の締めくくりの山を無事に終える事ができました。夏ごろはいろいろあって、あまり遠征登山ができませんでしたが、替わりに飯豊方面に幾つか登れた事で、今年の山もそれなりに充実した年となりました。
 何はともあれ、無事に平成23年を終える事が出来て良かった! また、来年もがんばろう!  (おわり)