会山行紀行文 12.10.31(水)〜11.01(木)
曇り後晴れ  雨後曇り晴れ
(さど)
佐渡

900m
(最高地点)
参加者22名
(男11・女11)

(紀行文1907 M/E
(写真)1862 Y/I 1907 M/E
≪コースタイム≫
≪10/31≫
 新潟佐渡汽船(7:55)〜両津佐渡汽船(9:00)=小倉千枚田(10:30、散策)=紅葉山公園(11:10…散策…14:30)=サンライズ城が浜(15:00)(泊)
≪11/1≫
 サンライズ城が浜(8:00)=梨の木地蔵(8:30散策)=石名天然杉(10:00…散策…10:50)=両津佐渡汽船(13:00)〜新潟佐渡汽船(15:05)(解散)
≪紀行文≫
                                  〜〜〜欠航直前のフェリーに乗れた〜〜〜
≪10/31≫
 実施両日の天気は、曇り〜雨の予報で良くない。特に1日は「低気圧が秋田県沖で発達し海上は時化る可能性がある」とのイヤな予報。
 楽山会では傘さし歩行を禁止しているが、今回は支障になる所はないため傘の携帯を指示し出発した。
 佐渡に向かう海上は若干波があったが、ジェットホイルで大きく揺れることもなく定時に到着。
 バスはサンライズ城が浜のマイクロバス。
 正式には(財)赤泊振興公社 赤泊農林漁業体験宿泊施設 サンライズ城が浜 で体験交流事業のメニューの1つ「現地体験交流」で2日間で1人1,050円の格安料金で利用させていただいた。

 通常、旧畑野町小倉千枚田には通称「南線」を通るが、運転手は、より小佐渡寄りの広域農道を走行してくれた。
 トキ野生復帰ステーションの近くを通るため「うまくすれば」と若干の期待を…。
 すると旧新穂村田野沢で「アッ! トキ」の声が、運転手はすぐにユーターンしその場所に戻ってくださった。
 3羽は松の木に留まり、1羽は朱鷺色の羽を輝かせ優雅な飛翔姿を見せてくれた。一同大歓声。ラッキー。しかし、うかつにも、写真を取り忘れてしまった。
 
 この頃になると、雨は上がり金北山をバックに美しい虹が出現。

 予想に反し完全に晴れ上がった。

 小倉千枚田で、下見で片道1km程度歩こうと決めていたが、バスは現地に横付け、稲刈りの終わった現地を散策した。

 参加者はあまりに田の幅が狭いのに驚いていた。

皆は広い棚田を想定していたようだ。
小倉千枚田
小倉千枚田

 紅葉山公園は佐渡の紅葉の名所。

 公園管理棟に荷物を置き、園内を散策。

 美しい紅葉、本土の山々の遠望を楽しんだ。

 昼食は、管理棟の前の芝生のベンチで、暖かい日が差しで楽しい時間を過ごした。

 「紅葉山を愛する会」の会員農家からの「おけさ柿」の差し入れもあり、おいしくいただいた。

 昼食後は、自由時間をもうけゆっくりと過ごした。

 再度園内を散策する者、男神山まで登る者等々。
 
紅葉山公園鏡池
紅葉山公園鏡池 鏡池奥が男神山 園内説明
男神山から女神山を望む 園内遊歩道 「もみじ山を愛する会」の会員に早変わり
展望台から 遊歩道 男神山神社前

 宿に入る前にカニ籠漁の網元の直売所「弥吉丸」に寄り、試食品をいただいた。

 一人の男性が「ワンカップを置いてないのか」との声が出るほど…。

 「夕飯まで待て…。」と自重させた。

 夕食までの間海岸を散歩したり、ゆっくり温泉を楽しんだ。

 当然、夕食はカニが丸ごと一杯。皆モクモクと食らいついていた。
夕食前の散策 夕食の乾杯
≪11/1≫

 翌朝、朝方までは星空。
 その後徐々に雲が覆ってきた。しかし、本土側は晴れているようで、朝焼けの中、本土の山々が美しく浮かび上がっていた。

 朝食前から降りだし、宿舎支配人によると、「この雨が止むと、風が出てくる。大荒れになる可能性がある。

 4時の船は欠航になる危険がある。」とのアドバイス。

 即、12時40分の船に乗ることを決断した。
日の出
本土遠望

 予定を早め、本降りのなか完全武装で出発した。しかし、運の良いことには、梨の木地蔵、石名天然杉の見学場所では雨が止み、苦もなく行動できた。

 梨の木地蔵は、小さな地蔵様が無数に安置されている。子供が病にかかったとき、治癒を願いお参りし、治癒後地蔵様を奉納したことによる。以前は観光客には見せなかった所のようである。

 石名天然杉は、「イバラ杉」で大佐渡山系の尾根線に自生している。杉自体は水分を好む植物である。なぜ、水分の少ない尾根線に自生するか? それは海から吹き上げる水分を葉で受け止め根元に落とし水を得ているからである。
 大佐渡は霧の名所で、残雪期は特にひどい。この杉林の中でガスに巻かれると方向勘がなくなり危険である。
梨の木地蔵 四天王杉 石名天然杉遊歩道
石名天然杉遊歩道
家族杉
羽衣杉

 予定した見学を終えて、両津佐渡汽船ターミナルへ、案の定乗船を予定していた4:05発のカーフェリーは「就航未定」。

 12:40発に乗船、しかし、出港しない。遅れてくる乗船客を待っているのだ。おかげで船内は超満員。

 でも、最初に乗船した強さで「飲酒室」でしっかり場所を確保、交歓を楽しみ・昼寝をしたりで新潟に帰着した。

 まだ、そんなに揺れることもなく船酔いになった人もいなかった。
 その日の後の便は全て欠航になったようである。

 ちなみに、波が5mを超えるとカーフェリーは欠航になるのを知っておいた方がよい。

 参加者の皆さん、ご苦労様でした。
紅葉山公園での集合写真