会山行紀行文 12.10.30(火)
曇り時々晴れ
(ながいはやま)
長井葉山

1237m
参加者31名
(男9・女22)

(紀行文1699 M/K
(写真)1866 S/T 1699 M/K
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=日本海東北道・荒川IC=R113=草岡登山口(8:45)…大石大明神(9:00)…滝見場(9:55)…オケサ堀(10:20)…嘉永堰(11:15)…勧進代分岐(11:20)…昭和堰(11:30)…白兎分岐(12:00)…葉山神社(12:05)…奥の院展望台(12:15-12:50)…葉山神社(13:15)…葉山森林公園(15:25)=入浴=新潟駅南口(19:30)
≪紀行文≫
                          〜〜〜祝瓶山が近くに観え、ちょうど陽が当たり絶景でした〜〜〜

 山形県には3つの葉山があると聞いていました。調べてみたら4つの葉山があるようです。
 月山の近くにある「村山葉山 1462m」、上山市の「上山葉山 687m」、鶴岡市の三瀬葉山 154m」、そして今回登る長井市の「長井葉山 1237m」です。

 この「長井葉山」は以前より聞き覚えがあり朝日連峰の端に位置する山で、朝日軍道が通っていることを聞きかじっていました。
 朝日軍道とは山形県の長井市草岡から庄内の鶴岡市(現在)を結ぶ軍道で葉山〜大朝日岳〜以東岳を通る60kmの山道です。
 なぜこんな山の上に道を作ったのか? 歴史に疎い私には詳しいことは分かりませんが、上杉影勝の重臣、天地人で有名になった直江兼続が荷物の運搬や人の移動の為、道を切り開いたのが朝日軍道だということです。

 いずれにせよ私の大好きな「以東岳」から続いている朝日連峰の道なので一度は登ってみたいと思っていました。
 今回は山行が計画されたので、喜んで申し込みしました。

 当日は天気予報を覆す絶好のお天気に恵まれ、長井市の草岡登山口を31名の大団体が歩き始めました。
草岡登山口、一本モミジの下で準備 登山口のモミジは真っ盛り 緩斜面、心地良い折り返しが続きます

 周りは錦繍と呼ぶにふさわしい紅葉の山肌が輝いていて、歩き進むうちにモミジの赤、オオカメの木の赤、ウルシの赤、カエデの黄、ブナの黄、コシアブラの黄とグラデーションが素晴らしい!!
 前からも後ろからもウワァ〜!きれい!と言う明るい声があがります。
ふかふか落葉を踏んで、話も弾みます 広く歩き易いかっての軍道 休憩も紅葉と若ブナの下で

 途中には大石大明神、オケサ掘り、昭和堰、などという珍しい名前の所も出てきて歴史を感じさせます。
 標高差800m程ある登りなのですが道幅の広いジグザグの歩きやすい軍道のおかげで、紅葉を楽しんでいるうちに山頂の葉山神社についてしまいました。
 脇には立派な葉山山荘もあり中をのぞいてみると、とても奇麗に管理されていて薪ストーブもあり雪の季節にも暖かく過ごせそうでした。
モミジのトンネル 嘉永堰の標識。他にもオケサ掘り、昭和堰 山頂の葉山神社と避難小屋

 山頂は展望がきかないので、もう少し先にある展望地で昼食をとりました。

 そこからはすぐ目と鼻の先に「祝瓶山」「平岩山」その先に大朝日に続く稜線が見えます。

 祝瓶山は東北のマッターホルンと言われるほど尖った形の良い山で、そこにちょうど陽が当たり絶景でした。

 風が冷たくて長居は出来なかったけど、周りの景色とおいしい昼食を十分堪能し下山に掛ります。
山頂の湿原は草紅葉でした 奥の院展望地、360度の展望
山頂付近から望む祝瓶山と紅葉 ピラミッド型の祝瓶山に陽が当たる 長井市街地を見ながら下山します

 下山は葉山森林公園に向かっての下りで、登りとは大違い!
 細くて岩に苔が生えているような緑色の道を、滑って転ばないように細心の注意を払って
 歩きました。でもこちらもカエデやブナの紅葉が素晴らしく、きれいねーとため息をつきながらの下山でした。
金色に輝くブナの黄葉の下を歩く きれいな紅葉と共に下ります 燃える葉山の山肌
向かいの山も陽に映えます 間もなく下山口 葉山森林公園(白兎登山口)に下山しました


 「村山葉山」は以前の会山行に参加させてもらいましたし、今回は「長井葉山」、今度はまた違う葉山に登る機会があるでしょうか?

 「長井葉山」とても紅葉の素晴らしい山で大好きになりました。

                             以上です。
山頂での集合写真