会山行紀行文 12.10.27(土)
晴れ
(まやさん)
麻耶山

1020m
参加者20名
(男9・女11)

(紀行文1862 Y/I
(写 真)1862 Y/I
≪コースタイム≫
新潟駅(6:00)=朝日まほろばIC=越沢登山口(8:45)…小浜の茶屋跡(9:10)…弁財天滝(9:30)…(中尾根)…山頂(11:30-12:30)…非難小屋(13:00)…追分(13:15)…クセ穴大森林(13:35)…小浜の茶屋跡(14:00)…越沢登山口(14:30)=勝木ゆり花温泉=新潟駅(18:00)
≪紀行文≫
                                   〜〜〜紅葉と大展望の山_摩耶山〜〜〜

 山形県庄内地方に聳える摩耶山、標高こそ1,019.7mなのですが、特異な岩峰を持ち、摩耶連山の主峰として威厳を誇っています。
 さらに「磐梯朝日国立公園の大展望台」として登山愛好者に親しまれている山なのだそうです。
 自分は初めてでした。
 新潟から日本海東北道を北上し、朝日まほろばICで国道R7に乗ります、長いこと工事をしていますが一向に山形県まで繋がらない高速道路、何時になったら日本海縦貫道が出来上がるのでしょうか。
 新潟県境を越えるとすぐに右折し、R345を東に進むと間もなく登山口に着きます。意外に近い山でした。

 登山口は3つあり、朝日村倉沢、それに鶴岡市(旧温海町)関川と越川(こえざわ)からの登山道が頂上まで続いています。 今回は会山行、越川登山口からの周回コースでした。

 ちなみに、朝日村倉沢からの道は急峻な岩場、鎖場の連続でスリルのある上級者コースなのだそうです。先入観にこのコースのイメージがあり、今まで敬遠していたのかも知れません。
 温海温泉側からは、急登、岩場はありますが一般的な登山道でした。
 また、途中下降することのない登り一辺倒の登山道と言うのも珍しいと思いました。

 今回歩いた他にもいろいろルートがあり、バラエティーに富んだ山、総じて楽しめる山と言う印象を受けました。

(クリックで拡大)

 そして、この山もまた修験の山であり、山中には沢山の様々な神の拝所、霊場があります。
 さらに山頂に立てば眼下に荒沢ダム、朝日連峰の峰々と、東に月山、北に鳥海山、それに佐渡ケ島をも遠望することのできる大展望が得られるのです。
 摩耶連山の主峰と呼ぶにふさわしい山と認識しました。何度も訪れたい山の1つになりました。
分岐の小浜の茶屋跡から滝登りベテランコースに歩を進めました
弁財天夫婦滝、スリルのある垂直ハシゴ登りです。緊張のため、もう1つの滝には目が向きませんでした。
ふーふー言いながら、急登の中尾根を登ります。そして見えてきた紅葉の主稜線。
尾根で一服、身も心も黄色く染まりました。
自然に溶け込むの図、黄葉のトンネルを粛々と歩きました。
頂上に到着、一気に視界が広がりました。360度の大展望。これは、眼下の鑓ケ峰、鉾ケ峰です。倉沢登山口側はすごく急峻です。
楽しいな!陽だまりランチ。ポカポカと暖かく景色を見ながらの長閑なひと時でした
北東方向のビュー。右に長く裾を引く月山、左に冠雪の鳥海山が見えました。
噴煙をたなびかせる月山、ではありません。風が強いのか、雲の帯が流れていました。
十分楽しみ、満足して下山にかかりました。
頂上のすぐ下に、厩山(まやさん)の奥の宮があります。山の神、海の神としての信仰の山なのです。
尾根道コースも見事な紅葉を見せてくれました
どうです!この色鮮やかなモミジ、でも先の方は赤茶けた枯葉になっています
稜線の紅葉はどこまでも楽しませてくれました
見上げても紅葉・黄葉! 晴天の素晴らしい1日でした。
今回、20名の会山行でしたが、紅葉が一番美しい時期にどんぴしゃり、それほど長い行程ではありませんので、リーダーはゆっくり、ゆっくり山を楽しむように案内してくれました。

 天も味方してくれて、風も穏やか、1日中晴天が続きました。そして何よりも、主稜線の紅葉と頂上からの展望は、忘れることのできない思い出として残ることでしょう。 おわり
 
ブナの林も素敵でした。越後もそうですが、東北の山はブナが似合います。
さあ、この橋渡ればもうじき登山口です。変化があって、展望が良くて、静かな山でした。