会山行紀行文 12.10.21(日)
晴れ

信越トレイル1

1382m(斑尾山)
参加者21名
(男8・女13)

(紀行文1507 N/O
(写 真)1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=豊田飯山IC=斑尾高原スキー場チロルP(8:40〜8:55)…斑尾山(10:10)…大明神岳(10:20)…斑尾山(10:35)…タングラムスキー場(11:20-12:15)…万坂峠…袴岳(13:50)…赤池P(14:55)=まだらおの湯(15:25〜16:30)=豊田飯山IC=新潟駅南口(19:20)
≪紀行文≫
                         〜〜〜延べ455名参加頂いた“信越トレイル”、実施して本当に良かった〜〜〜

 昨年5月から実施して来ました「信越トレイル」も本日でファイナル山行となりました。
 昨年は雨に恵まれまして、晴れたらもっと良いのに・・・という思いで歩いた道も多くありました。

 が、本日はファイナルを飾るに相応しい素晴らしい秋晴れとなりました。
 この土日は秋晴れを狙って多くの山行がありましたが、何れも紅葉や展望に恵まれたようでラッキーでした。

 今回のセクション1で、全セクション踏破の方も数名います。
 が、新人さんの参加も多く、今回が信越トレイルが初めてという方も多くいました。
 今回でとりあえずは終了なので、申し訳ない気持ちです。

 でも信越トレイルはNPO法人の「信越トレイルクラブ」でセクション毎のトレッキング、イベントなど実施していますので、そうした機会を利用したり、或いは個人的に行ったりと、新潟からは近いので、今後もセクションに拘らずにテントサイトを利用した宿泊で2,3セクションを一気に歩くとか、利用して欲しいと思います。

 昨年同じコースを参加された方も数名いまして、季節が違えば同じコースでも丸で雰囲気が違うことをいつも強調していましたので、再度の参加をしてくれました。

 チロルスキー場のゲレンデ登りから始まります。 登り口に真っ先に紅葉が眼に飛び込んできました。見上げると直登のゲレンデです。
チロルゲレンデ 登山口の紅葉 ゲレンデの直登

 ゲレンデの直登を過ぎジグザグ登りになると少しは後ろを振り返る余裕も出てきます。
 メンバーからは「もう、こんなに上がったのねぇ〜〜」との声も聞こえてきます。
 ゲレンデ登りも上部まで上がり、振り返れば妙高山が見えます。
登山道がジグザグになり振り返る余裕 登山口が下の方に見えます ゲレンデの上部からは妙高山が見えます

 紅葉している木を見つけると全て撮っておきたい気分になるほどです。


 斑尾山の山頂に到着しました。

 残念ながら此処は展望はなく、少し先へ進み、名前は大げさな「大明神岳」というピークに出ますと、そこは展望のパラダイスです。
山頂間近の紅葉 斑尾山山頂

 「大明神岳」ピークからは真正面には黒姫山が見えます
 本日、会山行としてあり、米山SAで同時についたIリーダーにお互いに山頂で手を振れば見えるかもね〜〜〜などと話していましたので、山頂から「Iさ〜〜ん」と呼んでみました。

 静かな湖面の野尻湖の背景には妙高山・火打山・戸隠山・飯綱山・少し奥には高妻山などなど・・・斑尾山を含めて「北信五岳」と言われるだけあってぐるりと取り囲んでいるのですね。

 今までは、妙高山や、火打山などに行っても斑尾山を意識したことはなかったのですが・・・
「大明神岳」ピークから野尻湖方面の展望

 此処でいつまでも展望を楽しんでいたいところですが、再び斑尾山にもどり集合写真を撮り、先ほど通過してきた分岐まで戻ります。

 又、又、真っ赤な木の葉が青空に映えています。そして、振り返れば妙高山が見えます。

 やはり、振り返れば先ほど下ったばかりの斑尾山が見えます。コンモリとした山です。
紅葉が青空に映えます 妙高山が見えます 今登って来た斑尾山

 又、妙高山です。雄大な山容です。配下の街の守り神としての山としての威厳すら感じます。
 
 歩きながら、参加者の方が、最後の山行が今までのトレイルの中で一番良い天気になりましたね〜〜と。
 昨年5月に土砂降り&濃霧で戻り、幸先の不安も感じた昨年でしたがそうした過去を払拭するかのように、「有終の美」を飾れましたでしょうか!

 ゆるやかな下りの先には広いタングラムスキー場のゲレンデに出ます。貸切の大座敷で昼食です。
 天気が良いとお昼を食べる皆さんの顔も明るく、笑顔、笑顔です。

 タングラムスキー場の横をすり抜ける感じでヒョコッと道路に出ます。
 この道路は斑尾高原をグルグルと各コースで行ける道路で「万坂峠」です。
雄大で威厳に満ちた妙高山 タングラムスキー場ゲレンデ 万坂峠に出ました

 万坂峠は信越の県境になっています。 古の時代には要所の峠だったのでしょうね。

 万坂峠の手前を直進すると沼の原湿原に出ます。信越トレイル全コースの中では池あり、湿原ありで、季節の頃には湿原の花々で彩られます。
 オブジェのような木々です。

 お昼後の登りは少々辛いですが、ほどなく袴岳山頂です。

 今日は絶好の秋晴れの所為か、私達の他にも前後して歩いているグループも多いでした。
 何処かでテント泊でもするのか、お父さんと小学生の娘さんの二人連れも丁度、私達の前方を歩いています。

 袴岳も展望の良いポイントなのですが、新潟県側に入ったら天気が悪くなった!と言う方も居て、途端に周辺はガスで覆われてしまいました。
 先ほどの展望と秋晴れは何処へ??って感じです。
 時間もそれほどの経過でもなく、標高もそれほどの差はないのに、山や森と言うのは数分で天候が一変するものなのですね。
万坂峠は信越の県境です 自然林はオブジェの様です 袴岳山頂

 展望も効かないし、雨粒が落ちるといけないので早々に赤池へ向かい下ります。

 天気が悪そうになると、下りでは足早になってしまいます。

 林道歩きでは、それぞれお喋りをしながらののんびりした歩きで、ほどなくバスの待つ赤池Pへ到着です。

 まだらおの湯でゆっくりと湯に浸かり、来し方を喋り、来年に思いを馳せ、新潟駅南口へ着きました。

 本日参加の方、2年間信越トレイル参加の方、多くの方に参加頂きました。
斑尾山頂での集合写真

《信越トレイル総括》

 自分が惚れ込んだ「信越トレイル」を会員の方にも実感して頂け、「トレイル歩き」ということの素晴らしさを体験したとの声を聞きますとこの山行を計画して本当に良かったと思います。

 ピークを求めることだけでない山、山と言うより森歩きの楽しさを実感して頂けました。

 信越トレイルクラブの活動の一助と、自分自身の記録の為の「踏破証」を求めた方、賛助会員にもなった方と日頃のクラブの活動の賛助に、我が会員も大いに寄与さいたのではないかと思っています。

 信越トレイルクラブを手本として長野県、或いは他県でも「トレイル」が彼方此方で出来ています。
 いつか機会がありましたら、又、トレイル山行をしたいと思っています。

 昨年5月から本日までに参加頂いた方の延べ数は455人になります。 同じコースを2度参加した方もいます。
 リーダーとしてこの紙面でお礼を申し上げます。