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象潟の「奈曽の白滝」に向かう |
日本百選「奈曽の白滝」 |
平成名水100選「伏流水の元滝」 |
昼食は午後予定の獅子ヶ鼻湿原に向かい、入り口の広場で秋の日差しを受けながらのんびりゆっくり頂く。kさんより野点のサービスがある。 |
13時いよいよ出発。入り口近くでは野紺菊の群生が迎えてくれる。
湿原の落ち葉やドングリに、木漏れ日があたりキラキラ輝き自然の芸術作品となっている。
奥に入るにつれ奇形ブナ「あがりこ」が次々に見えてくる。まさに「不思議な森」。
昨年の夏の会山行で初めて訪れた時、神秘的で生命力あふれるこの森に、すっかり魅了されてしまった。「あがりこ大王」「鳥海マリモ」「出つぼ」「おいしい水」などを楽しみにしていた。
[落ち葉積み 鳥海毬藻見え隠れ]
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野点のサービス |
獅子ヶ鼻湿原に向かう赤川橋を渡る |
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奇形ブナ「あがりこ燭台」 |
奇形ブナ「あがりこ大王」 |
獅子ヶ鼻湿原の紅葉 |
宿に向かう途中 高原の発電用の巨大な風車群を車窓より眺めたり、土田牧場に立ち寄りジャージー種のしぼりたてのホットミルクやソフトクリームを味わう。
定刻に山の宿「鳥海荘」に到着。温かく迎えて頂く。さっそく露天風呂へ。とろとろの天然の温泉に浸りながら鳥海の夕焼けを眺めることができた。
夕餉の宴は個室の座敷を特別に提供され、気兼ねなく楽しめる。又会計係の計らいで地酒「天寿」の熱燗がたっぷりプラスされた。
熟女11名の女子会は 男性9名に負けることなく最後までにぎやかに語りあう。
[八十路 忘れてはしゃぐ 紅葉宿] |
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土田牧場で美味しい物を頂く |
にかほ高原の発電用風車 |
≪19日≫
8時に出発。天気は晴れ。鳥海山の山頂付近は初冠雪?霧氷?少し白っぽくなっている。
中腹からの紅葉もはっきり見え 鳥海山は美しい。 まずは「法体の滝」へ。この滝は「日本の滝100選」に選ばれている。
一の滝、二の滝、三の滝からなり落差57メートル、流長100メートル。 下からの眺めも迫力があるが、展望台へ。
さすが楽山会。石の階段を一気に上がりシャッタータイム。
[鳥海の 水豊かなり 紅葉滝] |
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鳥海山の山頂付近は初冠雪?霧氷 |
鳥海高原の紅葉1 |
鳥海高原の紅葉2 |
次は竜ヶ原湿原。鳥海山矢島口の起点となる5合目、祓川の前に広がる湿原である。
バスは徐徐に山懐の真っ盛りの紅葉の中に入っていく。
バスの通過ではとてももったいない。 感嘆の声もあちこちから聞こえてくる。
[分けいれば 尚色深き 紅葉山
湿原の駐車場に着くころから小雨になり始め、雨具を着れば大丈夫と元気に湿原入り口に向かう。ところが天気が一転し湿原は雨と風で立っていられないくらいになり、リーダーの判断で中止となる。
こんな天気の中でも草紅葉は、絵葉書のように美しい。 |
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竜ヶ原湿原 |
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竜ヶ原湿原 |
これが晴れていたらどんなに美しいかろう「いつかきっと又来るよ」との思いを残し写真のみでバスに戻る。
[紅葉山 一転暗く 風と雨]
この後予定されていた 鉾立と展望台の方も悪天候のため残念ながら中止となる。
ここで鳥海山麓を降り帰路となる。 地元に詳しいリーダーの計らいで、にかほ市のくりやま池公園を一周。
桜並木は紅葉し足元のせんぶりの群生は可憐な花で楽しませてくれる。
昼食は庄内観光物産館へ。和食希望女子5名は 秋鯖味噌煮定食を頂く。
一方麺類を食べた男子からは「朝もあんげ 食べたのに よう食べられるねー」と、云われてしまう。
[庄内の 秋鯖旨し 旅果つる]
鼠ヶ関に着くころには 青空が見え始める。リーダーの計らいで 急きょ弁天島のミニトレッキングとなる。それぞれが、はるか昔子供を連れて来たことなどを思い出しながら楽しんでいる。灯台からの日本海は雄大で海風も気持ちがいい。 |
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祓川の「竜ヶ原湿原」の草紅葉 |
にかほ市栗山池公園 |
鼠ヶ関弁天島 |
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17時 新潟に入るころには真っ赤な夕陽出ていた。参加した皆さんも大自然に癒され、仲間と楽しく愉快な時間を共有できた満ち足りた幸せでいっぱいだったのではないだろうか。
そして、充分に楽しませてもらったこの美しい日本を守り大切に手入れをされている。
地元の人達がいられることも忘れてはいけないと思った。
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鳥海荘での集合写真 |
**文中の俳句は 557 T/K さんが詠まれた句です |
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