会山行紀行文 12.10.17(水)
晴れのち雨
(まきはたやま
巻機山

1967m
参加者12名
(男5・女7)

(紀行文1936 Y/M
(写 真)1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:00)=六日町IC=桜坂駐車場(6:45)…井戸尾根登山口(7:05)…4合目(7:35)…5合目展望台(8:05)…6合目展望台(8:40)…ニセ巻機山(10:10)…避難小屋(10:20)…山頂(稜線分岐)(10:45)…最高地点(10:55)…山頂(11:05-11:55)…避難小屋(12:10)…ニセ巻機山(12:20)…6合目展望台(13:20)…5合目(13:55)…登山口(14:40)=入浴=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
                           〜〜〜全員の足並みが揃い、紅葉を楽しめた山行だった〜〜〜

 会山行の計画では、「17〜18日の2日間で谷川岳と巻機山を登る」でしたが、参加者の人数が少なく費用が嵩むということで巻機山単独の日帰り計画に変更となり、自家用車3台で行くことになりました。
 深田久弥の日本百名山の一つの巻機山登山は、初めてなので楽しみにしていました。

 最近の登山の心配の種は熊とスズメバチですが、6日に「巻機山の登山者 ヘリ救助相次ぐ」との見出しが新聞に載りました。
 内容を読むと滑落したのはヌクビ沢の難しいコースで、もう一人は心筋梗塞で病気なのだと言うことが分かりましたが、今度は12日にまた85歳の男性が巻機山に登山に出掛けたまま連絡がとれないとの報道。ちょっと心配になりました。

 新潟駅の自家用車駐車場に5時集合。栄SAで全員顔を合わせ、7時前に到着した駐車場は平日のせいか閑散としています。
 予定の井戸尾根コースは東京学芸大学登高会が設置した何合目か、あるいは何合何勺目かの標識があります。
 清水部落を1合目としているようで、登り始めて30分ほどで4合目の標識が現れました。ちなみに3合目の標識は割れて細くなっており、下山時に見つけました。
 綺麗なブナ林のジグザク道を5合目、6合目と登っていくと、6合目では天狗岩と割引岳(わりめきだけ)が見えてきました。
 また、一方では大源太山や雲のかかった谷川岳も望めます。
登山口を出発 朝日を浴びて快調に登る 展望台より天狗岩・割引岳

 7合目を過ぎ森林限界を超えると、すごく綺麗な紅葉に目を奪われます。言葉では、また写真では伝えられない美しさです。
 8合目までの登山路は笹の根っこで歩き辛く、そこを登りきると目指す巻機山の稜線を望むことができ素晴らしい展望です。
 丸太が敷かれた階段状のザレ場を登りきると9合目のニセ巻機山に到着します。
7合目よりニセ巻機を望む ニセ巻機直下の急登 ニセ巻機山
ニセ巻機より山頂方面のパノラマ

 ここからは木道を下って歩き避難小屋へ到着です。中を覗いてみると新しいだけに綺麗になっていました。
 避難小屋からは木道から階段状の道になり、木道脇には池塘と草紅葉は見事なものです。
避難小屋を目指して 新しくなった避難小屋 点在する池塘と草紅葉

 登りきったところが巻機山山頂の標識のある稜線分岐です。
 ここは御機屋(おはたや)とも呼ばれ、この両端にある牛ケ岳、割引岳の三山を総称して巻機山と呼ぶようです。
 山頂では休まず牛ケ岳に向かう途中にある最高地点に向かいます。
 そこは標識もなく、ただ石が積んであるだけでしたが、ここで集合写真を撮りました。
山頂を目指して最後の登り 山頂(稜線分岐)到着 さらに最高地点を目指して

 天気予報によれば午後3時から雨とのこと。雨の中の下山となれば道がすべるし、牛ケ岳へは行かないこととしました。
 ここは遮るものがなにもなく、風が強いので戻って山頂の稜線分岐での昼食とすることにしました。
 風を避けたところで昼食です。「あれが八海山で、右が越後駒ケ岳と中岳では?」「金城山はどこだろう?」周囲をも見渡して地図やコンパスで確認です。           
楽しい昼食 尾瀬方面の展望 谷川岳方面の展望

 ゆっくりと休憩して下山開始です。登るのは避難小屋からニセ巻機までで、紅葉を見ながらどんどん下ります。
 不思議と登ってきた時より紅葉が綺麗に感じ、時々立ち止まり紅葉を目に焼き付けました。
 樹林帯に入ると、ブナの緑が紅葉に負けず目を楽しませてくれます。
 5合目を過ぎた頃にポツリときたような、雨が心配になってきました。
紅葉真っ盛りの斜面 息を呑む美しさ、鮮やかな紅葉 ブナの美しい道を下る

 山頂から3時間20分の予定を大幅に短縮し2時間45分で登山口に到着。

 帰り支度を始めた途端に雨が降ってきました。
 みんなの心がけが良かったのか間一髪セーフです。

 帰りは日帰り温泉に立ち寄り、自家用車なのでここでひとまず解散です。

 雨も大降りになってきました。
 同じ方向の人で車に分乗し、帰りの便宜を図ってもらいました。

 登れるかなとか、天候は大丈夫かなとか心配しましたが、全員の足並みが揃い紅葉を楽しめた山行となりました。

 リーダーはじめご一緒した皆さん、ありがとうございました。
最高地点にて全員集合写真