会山行紀行文 12.09.08(土)
晴れ
(にしあづまやま)
西吾妻山

2035m
参加者21名
(男11・女10)

(紀行文2082 K/I
(写 真)2044 S/H
≪コースタイム≫
新潟駅(5:00)=猪苗代IC=天元台(7:53-8:10)≒北望台(9:00-9:15)…かもしか展望台(9:36)…天狗岩(10:40)…西吾妻山(11:01)…西吾妻小屋(11:10)…西大填(11:54-12:30)…グランデコ山頂駅(13:56)≒グランデコ山麓駅=湯郷布森山(入浴)=猪苗代IC=新潟駅(18:10)
≪紀行文≫
                                〜〜〜西吾妻山の秋の花々に出逢えて〜〜〜
 9月8日、天気は上々です。
 春は残雪の東吾妻山へ登ったので、秋は西吾妻山へと、楽しみにしていた山行でした。
 福島に入ると青空の中に磐梯山がくっきりと聳え立ち、今日の山行の幸先の良さを予感させてくれました。

 山へ行く大きな楽しみの一つは、花々との出合です。
 天元台からロープウエイに乗り継ぐと、さっそくリフトの下にリンドウとヤマハハコが出迎えてくれました。
天元台ロープーウェー乗り場 1820Mまでリフトで一気に かもしか展望台

 秋の爽やかな風に吹かれて、ゴツゴツした岩石道を天狗岩に登り着いた頃にはいい汗も流れてきました。
 吾妻神社にお参りしてから「あれが安達太良山、あの光るのが…云々」としばし眺望を楽しみました。
木道を歩く 東吾妻山方面を望む 天狗岩と吾妻神社

 天狗岩での眺望を楽しんだ後、西吾妻山山頂を経て西大嶺への登山道を歩きはじめました。
 歩くにつれて両側には歳の頃にすれば十七、八と思われる瑞々しい濃紫色のオヤマリンドウがそこかしこに立ち並んでいるではありませんか。感嘆の声が聞こえたりシャッターを押したりと今日のハイライトを思わせる、それはそれは美しいリンドウの立ち姿でした。
オヤマリンドウ 西吾妻山頂 西吾妻小屋

 西大嶺からはグランデコへの下りに入り、暫くは花も途絶え、ゴゼンタチバナの赤い実が目を楽しませてくれました。
 それにしても、ゴゼンタチバナは一つの花からワッと6個も実をつけたりして、子沢山なんだと変に感心してしまいました。
 登山道の両側が背の高い木々変わると今日の山行も終わりに近づいたのが分かり、一抹の寂しさがフッと心をよぎります。
熊笹の中を歩く 後ろの山は西吾妻山 石のゴロゴロした道を下る

 とその時、突然視界が開け、目の前にはヨツバヒヨドリとヤマハハコの何ともシブイお花畑が広がっていたのです。
 春夏の華やかなお花畑とは違う、このシブイ美しさは何だ!。 今日最後のファンファーレが鳴ったような気がします。
 しばし、このお花畑の中を得も言われぬシブさに浸りながらグランデコ山頂駅まで歩き、初秋一日の楽しい山行が終わったのです。
赤い実 スキー場ゲレンデを下る グランデコ山頂駅
集合写真(西大填山頂で) クリックで拡大します