会山行紀行文 12.08.25(土)〜26(日)
晴れ時々曇り
(ちょうかいさん)
鳥海山

2236m

中島台レクレーションの森
獅子ガ鼻湿原
参加者17名
(男10・女7)

(紀行文1907 M/E
(写 真)1907 M/E
≪コースタイム≫
≪25日≫
 新潟駅南口(6:00)=中島台レクレーションの森・獅子ガ鼻湿原散策(10:00-13:00)=法体の滝(14:00-14:30)=猿倉温泉鳥海荘(15:30、宿泊)
≪26日≫
 宿(3:50)=祓川登山口(4:20)…七ツ釜避難小屋(5:45-朝食-6:10)…七高山(8:30)…神社(9:10)…新山…神社(10:00)…(千蛇コース)…七五三掛(11:25-昼食-11:50)…御浜(12:30)…賽の河原(13:00)…鉾立登山口(13:55)=(入浴)=新潟駅南口(19:30、解散)
 
≪紀行文≫
                       〜〜〜雨上がりの晴天にすっぽりはまり 感謝!!感謝!!〜〜〜
≪25日≫
 今年はどこの山も残雪が多いため、なるべく間際に下見に行こうと思っていた。しかし、ほかに急ぐ仕事があり1ヶ月以上コンピューターに向かい資料作り。
それも大変暑く全く能率が上がらない。ついに、会山行の当日になってしまいました。
 昨年も残雪が多かったが、お盆後の下見の際はほぼ消えており、夏道がでていたので、それよりは多少多い程度であろうと安易に想定していた。
 行きの交通事情は、山形県温海から高速道試験運用開始にともない早い早い、10時には中島台レクレーションの森に到着した。

 手ぶらで散策を開始した。
 管理棟で整備協力金(団体にはガイドを付けるよう依頼されるが、寄付金を入れると何も言わない。)を寄付し入山。
 ブナ林と湧き水の冷気で心地よい。「あがりこ大王」を筆頭に奇形ブナを鑑賞した。
 獅子ガ鼻湿原の湧水(出つぼ)は日照り続きのせいか例年より少なく感じたが、それでも満々と湧出していた。出つぼの周りは人が立ち入り周辺のブナが弱っているとの理由で柵が設けられていた。
 しからば、次の小さな出つぼで湧水の味を確認。非常にやわらかいまろやかな味であった。

 散策後は中島台レクレーションの森の広場でゆっくりと昼食。
 ビール、アイスクリーム等々の売店があるのもよい。
 参加者からは「春の新緑の頃、秋の紅葉の頃また来てみたい。」との声がでていた
奇形ブナ「あがりこ大王」

 法体の滝が近くなると急に雨が降り始め、到着時には本降りになった。

 食堂兼売店の軒下から写真でもと思い、降りてゆくと雨は小降りになり、やみそうな雰囲気。

 水量は平年よりはるかに少ないが雄姿を誇っている。

 雨がやんだので、第1展望台まで行き写真撮影。玉田渓谷の散策は中止した。
法体の滝 法体の滝上部
 猿倉温泉鳥海荘に向け移動を始めると、すぐに道路は乾いた状態になった。スッポト的に降ったようである。
 予定より早く宿舎に到着、適度な足慣らしになった。
 到着時、鳥海山は完全に雲の中であったが、夕食の乾杯時にはその雄姿を現し、絶景を提供してくれた。
≪26日≫
 予定どおりに出発。今回は猿倉温泉鳥海荘の社長眞坂 廣男氏が同行。同氏は残雪の状況等をホームページに紹介されている。
前週、前日も登山をされた由。おそらく残雪が多いためルートを間違わないようにとのご配慮と推察した。
 賽の河原上部の雪渓。ここは夏道が出ていて難なく通過。御田上部の雪渓、夏道は右側の斜面の中間部設置されているが完全に雪の下。
 雪渓はガチガチの硬さ。それならば、残雪期の踏み址が左斜面にあるはず、ここは消雪直後ではあったが完全に露出しており無事通過。
 通過後上から雪渓を見下ろすと完全にドーム状態で夏道へ渡るのは不可能であった。 
 ちなみに、昨年は夏道が出ており、御田では草紅葉が始まっておりリンドウが盛りであった。
 今年はまだともに雪の下。
 七ツ釜避難小屋で朝食。
 次の雪渓は七ツ釜避難小屋上部、大雪路下部のヘツリ、幅が狭くなており・傾斜も緩やかで注意して通過。
 第3の雪渓は大雪路上部。ここの夏道は沢沿えの右岸、最上部まで上がり左側にトラバースする。完全に雪の下。
 傾斜が緩やかな部分で雪渓を横切り左岸の残雪期の道へ、ここは昨年の下見の際の下山時に確認しておいた。
 ここも昨年は残雪は少しあったが夏道が出ていた。

 このように残雪が多いため、消雪直後の春の花、夏の花、秋の花混在し咲き乱れていたのは想定外で参加者は大いに楽しんでおられた。しかし、先頭を歩いていた私は写真をとる余裕はなかった。
大雪路上部雪渓
 氷ノ薬師、舎利坂を順調に通過、七高山に予定時間に到着した。
 天候は快晴、登ってきた北側の眺望は抜群、斜面は花盛り大いに楽しんだ。
 ちなみに、八合目氷ノ薬師から九合目舎利坂までの石畳の周辺でリンドウが花盛り。
 昨年は七合目の御田付近であった。
 神社に下り、ザックを置いて新山へ、この時はまだ快晴。
七高山から祓川方面を望む 七高山から新山を望む 七高山から神社へ
 10:00千蛇谷コースを下山開始。同時にガスが湧き始めた。
 降りる西方面は晴れて眺望もよいが、振り返って頂上を見ると既にガスの中。我々の通過に合わせてくれているよう。

 七五三掛へ到着時には完全にガスに包まれた。御浜で予定した昼食をここで摂った。
 嬉しいことには、出発の際には完全にガスが晴れ、その後は楽しい稜線漫歩となった。

 御浜、賽の河原と順調に通過し予定時間の14:00に鉾立登山口に到着した。
 途中で振り替えて見ると頂上はガスの中。少しでも遅れると我々もガスにまかれていたと思う。
外輪山 御浜小屋から鳥海湖
 眞坂社長によれば24日は雷雨で登山どころではなかった由。雨上がりの晴天にすっぽりはまったようである。 感謝!!  感謝!!  


 国民宿舎大平山荘で入浴、道の駅鳥海でおみやげ、アルコール等を購入。

 一路帰路へ。

 庄内平野に出ると鳥海山が長いすそ野をを優雅に広げお見送り。

 途中道の駅「温海シャリン」、「朝日まほろば」で休憩し19:30に帰着しました。 

 参加者の皆様ご苦労様でした。
新山をバックに