≪紀行文≫
〜〜〜なんて素晴らしいのだろう感激で声にならない〜〜〜
(8/18)
バスは南口を定刻に出発。予報によれば本日は午後大気が不安定の為、雨の心配が有るらしい。私にとっては初めての山ばかり、それも表銀座コースの縦走なのでワクワク、ドキドキ、足の心配より期待で一杯です。
登山口の中房温泉を目指して細い山道をバスは走ります。
流石にアルプス銀座と言うだけあって駐車場は人で一杯です。
道も整備されていて、とても歩く易く、大勢の登山者とすれ違います。 |
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中房温泉から登山道が始まる |
樹林帯の中の急登 |
第一ベンチ。合戦尾根は30〜40分おきに休憩ポイント |
第2ベンチで昼食を摂っていたら、雨がポツポツとあたってきました。
やはり予報が的中したのかとガッカリですが、急いで出発準備にかかります。
カッパを着て1時間程登ると、かの有名な合戦小屋に到着しました。 |
可愛い女の子がスイカを売っています。八分の一(1/8)切れで800円と書いてあります、と言うことは1ヶ6,400円になります。
頑張ってきた“ご褒美”に二人で山分けです。それにしても冷えていて甘く美味しいスイカでした。
一服して今日宿泊の燕山荘迄もう一頑張りです。 |
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あと10分で合戦小屋 |
合戦小屋で名物スイカが美味しかった |
合戦沢の頭を過ぎたあたりから見た燕岳 |
今にも降りそうな空に焦りますが、疲れた足は思う様に進みません。リーダーから「今日の歩きはCかC上だな」と言う言葉が出ました。
多少遅れても全員無事到着が何よりでした。
部屋に案内されてビックリ!、一枚の布団に二つの枕が並んでいます。布団は寝袋の様になっていて、スッポリと身体を入れて寝ることになります。
場所を確保して皆で意見交換です。何度か登っている人、私のように始めての人等、色々な思いで参加した事がわかりました。
夕食は山の上とは思えない本格派のハンバーグです。味噌汁と煮物はおかわりOKでした。デザートも付いていてさすが人気の山小屋だなーと実感です。
オーナーから創立90年を迎えた事、コマクサもロープして保護をしたら漸く増えて来た等の説明がありました。
有名なアルプホルンの演奏も聴かせて頂き本当に良かったです。
今日は雷の為目的地迄行けず戻ってきた人や、足止めされた人達で小屋も満杯に近い状態とのことでした。 |
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燕山荘に到着 |
燕山荘直下のお花畑 |
夕食時オーナーのアルプホルンと山のお話あり |
(8/19)
昨日の雨で空気も澄み、目の前に燕岳が見え、小屋の裏側には槍ヶ岳がはっきりと見えます。朝食前にサブザックに水を入れ燕岳の頂上を目指して出発です。 |
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雲海から昇る朝日 |
朝日に輝く燕山荘と燕岳(中央奥) |
朝日に輝く槍ヶ岳 |
頂上近くに夏休み親子登山の団体とすれ違う。子供たちの元気に圧倒されそうだが、未だ負けてはいられない!。 |
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荷物を置いていざ燕岳山頂へ |
狭い燕岳山頂 |
燕岳頂上から見た登山道と燕山荘 |
朝食後、今日の目的地常念小屋を目指して出発だ。
青空の下登山道ハッキリ見え眺望も素晴らしく楽しみだ。 |
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燕山荘から出発 |
穏やかな稜線前方の槍〜穂高の展望が素晴らしい |
正面の岩が蛙岩(げいろいわ) |
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名前は大下りですがわずかな下り |
大天井岳(右手)が近くなってきた |
稜線から裏銀座方面 |
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鞍部にある喜作レリーフ(下の中央右)に向け下る |
振り返って鎖場と稜線縦走路 |
槍ヶ岳への表銀座コースとの分岐 |
槍、穂高を眺めながらアップダウンを繰り返しながら大天井小屋に到着する。
リーダーの「往復15分で頂上に行こう」の掛け声で頂上を目指して出発する。流石にリーダーは10分で行ってきたとのこと。やっぱり早いな〜!。
ここで昼食を済ませ、今日の宿泊常念小屋に向かう。 |
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大天井岳への急な登り |
大天荘に到着 |
大天荘に荷物を置いて大天井岳山頂へ |
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大天井岳山頂 |
東大天井岳への稜線縦走路 |
東大天井岳直下で約90度方向を変る・常念岳方面 |
そろそろ小屋に着くのではと歩いていたら突然雨がポツポツ降り出した。今日は大丈夫と期待していたのにやはり甘かった。
暫くするとテントが張られていて、小屋が近いことを教えてくれる。 |
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常念岳へのなだらかな登り |
横通岳(中央右)の右奥に常念岳が見えるはず… |
雨の中、常念小屋へ到着 |
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漸く常念小屋に到着!、今日は一人で一枚の布団に寝られる事がわかり皆大喜びだった。明日に備えゆっくり休めそうだ。
明日は早朝出発の為、朝食用のパンを頂いたのだが、開けてビックリ、袋の中にはカロリーメイト、ポカリスエット、チーズ、それにパンが2ケと沢山入っていました。
明日のお昼は蝶ヶ岳ヒュッテでラーメンやカレーの注文が出来るとのことだが、残っているパンもあるし、頂いたパンもあるので食べたいのを我慢して荷物を軽くすることにする。
お楽しみは下界に着いてからにしよう!。 |
常念小屋の食堂(夕食前にミーティングした場所) |
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(8/20)
3時にトイレに起きて空を観たら満点の星だった。なんて素晴らしいのだろう感激で声にならない。
4時40分常念岳目指して出発する。ヘッドランプも必要なし。
目の前に雲海、そしてご来光と苦労して登った人だけに与えられる景色に感謝する。 |
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4:40過ぎに常念岳登頂開始 |
常念岳山頂直前の5:07ご来光 |
朝焼けの槍ヶ岳 |
途中で軽い朝食を済ませ頂上を目指す。
ゴロゴロ岩で道が分かりにくい所もあるが、声を掛け合って進む。小屋から頂上迄は思った以上に大変だった。 |
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かなり狭い常念岳山頂 |
山頂標識と祠 |
山頂から蝶ヶ岳方面の稜線縦走路 |
穂高連峰から槍ヶ岳へ連なる雄大な山並みを楽しみながらの稜線歩きは最高です。感激で一杯でした。 |
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山頂からの槍・穂高 |
山頂から下山開始 |
蝶ヶ岳方面の稜線縦走路 |
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振り返って常念岳 |
小ピーク(標高2,592m)を過ぎた花畑から蝶槍 |
蝶槍途中の樹林帯 |
いよいよ今回の最後の山蝶ヶ岳に到着です。
下山後の蝶が岳ヒュッテでラーメン、カレーを頼んだ人達は小屋で、その他の人達は外で昼食です。
青空の下では何を食べても美味しいですね(負け惜しみかな?) |
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振り返って蝶槍 |
蝶ヶ岳のピークは不明瞭で、三角点の場所 |
蝶ヶ岳ヒュッテに到着 |
お腹も一杯になりいよいよ下山開始です。今迄の稜線歩きから樹林帯に変わってきました。
下りが一番怪我をしやすいというので、木の根に注意しながら慎重におります。
沢の音に励まされながら漸く歩きやすい道になり、ほっとすると「力水」の看板が目に入りました。冷たい水に喉をうるおしもう一頑張りです。
無事全員三俣登山口に到着しました。 バンザイ!!。 |
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樹林帯を下山 |
力水でのどを潤す |
三股下山口に到着 |
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お風呂も入り汗を流し、予定より30分ほど早く新潟駅南口に到着です。
三日間ともまずまずの天気で珍しいとのこと。
始めての縦走を思い切り楽しんだ山行でした。
リーダー始め参加された皆さん、本当に有難うございました。 |
常念岳山頂での集合写真 |
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