≪8/10(金)≫
昨日の山歩きが功を奏したのか、心地よい睡眠をとることが出来ました。
今朝は早朝食事前から山歩きのスケジュールが入っています。
朝靄が立ち込める中、宿の玄関にはメンバー全員が時間内に集合。宿のバスで王ヶ頭、王ヶ鼻にいきます。
最高峰の王ヶ頭はバスの運転手さんの簡単な説明「そこに三角点があります」で通過。確かに大きなホテルが建ち山頂らしくはありませんが。
王ヶ鼻手前の空き地でバスを降り、歩いて王ヶ鼻に向かいます。王ヶ鼻には江戸時代に御嶽を向いた石仏や石で出来たお社があり、歴史を感じて見入りました。
そして、王ヶ鼻は切れ込んだ岩の部分で、最高の展望が……、の筈だそうですが、今日は生憎の濃霧。それでもメンバー全員岩の上に立ち北アルプスの方向を眺めていました。
「わあー見えた。穂高が見えた、槍が見えた」との歓声。強い風で瞬間的に霧の切れ間が出来るため、一瞬だけ見えたのです。 |
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宿の前は深い霧に覆われていた |
王ヶ鼻(素晴らしい展望が売りの筈) |
寒い風を受けながらじっと待っていました |
宿に戻り、ちょっとお洒落な朝食を頂き、今日のメイン行程茶臼山登山の準備です。
その頃にはすっかり霧も無くなり素晴らしい快晴の天気です。
リーダーから「お昼は戻ってからですので、水と行動食で良いですよ」との話で、リュックが随分軽くなりました。
宿の前に全員集合し、準備体操を済ませ出発です。牧場柵にそって歩きますが柵内ではホルスタイン、黒毛和牛、馬等が放牧されています。
歩いて直ぐに美ヶ原のシンボル美しの塔(昔は遭難防止用の色合いが濃かった)に立寄り記念写真。 |
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山本小屋の前で説明と柔軟体操実施 |
牧場の柵沿いに歩きます |
美しの塔の前で写真(後方が王ヶ頭) |
牛や馬に挨拶をしながら進みますとやがて“塩くれ場”です。牛や馬に塩を与えるところです。この先から牧場の柵内に入っていきます。
牧場ですから所々に大きな牛糞が落ちています。前方にこれから登る茶臼山の全容が見えてきます。「え!あそこに登るの!」との声もありましたが全員元気よく牧場内を進んでいきます。写真では良く見えませんが牧場内の登山道の両脇にはフウロウが群生しています。 |
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塩くれ場を過ぎて牧場内の登山道に入ります |
牧草の中を歩きます(足元牛糞に注意) |
前方の山が茶臼山です。 |
やがて、牧場の端に到達し柵を超えます。すると急に岩場やガレ場で登山道らしくなってきました。
ガレ場をやや下り、再び登りに差しかかり振り返ると美ヶ原の牧場が良く見えます。
“山頂まで200m”と記載された道標を過ぎる頃から最後の登り「後少し、ガンバレ!」とリーダーの声が聞こえてきます。 |
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牧場の柵を超えると登山道らしくなってきます |
緩やかで柔らかい登山道を登る(後方が牧場) |
山頂が見えて来た(もう少し!) |
到着した山頂(2006m)は広々とした展望のよい場所でした。ここは美ヶ原の展望台と言われる所以が頷けます。
予定より早く到着したので、暖かい日差しと気持ちの良い風邪を受けながらゆったりとした休憩を取ることが出来ました。
とは言いつつも長居は出来ないようで、下山開始。宿でキノコ汁付きの昼食が待っていますから。 |
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美ヶ原の展望台と呼ばれている山頂 |
ゆっくりと休憩を楽しみました |
振り返りながら下山 |
帰りは一寸早足かな、でも素晴らし景観を目に焼き付けました。
牧場内に戻ってきますと王ヶ頭の電波塔が見えてきます。もう直ぐ塩くれ場の出口です。
柵を越え後は宿まで直ぐ。この頃は朝出発時静かだった牧場も観光客が一杯歩いていました。
宿に戻って、風通しのよいテラスで昼食です。昼食は宿製のお弁当とキノコ汁です。
昼食後頂いたアイスクリームは濃厚でとても美味しかったです。 |
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立ち止まり広大な景色を楽しむ |
塩くれ場が見えてきました |
塩くれ場、宿まで後少し |
昼食後元気な人数人は近くの牛伏山(1990m)に登ってこられました。皆さん元気だ。
予定より少々早めに宿を出発し帰路につきました。途中“美しの湯”で汗を流しました。
新潟には市内の渋滞があったものの略予定通りに戻ってきました。 皆さん本当に楽しい山歩き有難うございました。 |