≪紀行文≫
〜〜〜立山縦走リベンジ 劔岳を見ながら爽やか稜線漫歩!!〜〜〜
2・3年前の会山行「立山三山縦走」では、景色を満喫した翌日二日目、一転して強風とガス・霜柱で真っ白になり、大汝山をゴールとして
縦走できませんでした。 今回は、そのリベンジです!
7/29(日)
真夏日が続く毎日。晴れマークが並び、山行を楽しみにしていましたが、だんだん怪しくなり前日は曇り雨マークが・・・
少し残念な気持ちで、早朝5時バスに乗り込みました。
折しもロンドンオリンピック開催中。バスのテレビに拍手「ア〜ア」と一喜一憂。
桂台料金所から立山高原道路へ。右に左にカーブしながら見事なブナ林や立山杉に歓声があがります。
室堂ターミナルは、観光バス・観光バス・・・人・人・・・ 人気の高さが伺えました。
ミーティングのあと、迷子にならないよう、みんなでトイレ・玉殿湧水で水を汲み出発です。みくりが池・地獄谷を通って雷鳥平へ。
観光コースとはいえ、石畳の道は結構な上り下りがあります。リーダーは要所要所で写真タイムをとってくれました。
色とりどりのテントが張られた雷鳥沢キャンプ場から、いよいよ新室堂乗越への登りにかかります。
リーダーを中心に輪になり号令をかけながら念入りにストレッチしました。 |
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定番 立山玉殿の湧水 |
地獄谷を眺めながら |
登りに向けてストレッチ |
木道に入り、慎重に雪渓を渡り、ぐんぐん高度をかせいでいきます。チングルマ・イワカガミ・ミヤマキンバイ・ハクサンイチゲ・・・花の歓待
です。室堂平や雷鳥平も箱庭のように見えてきました。しかし、山の上方は一定の高さでガスがかかっています。
予定では、新室堂乗越から剱岳の眺めが良いとされる室堂乗越まで足を伸ばすつもりでしたが、進んでも望めないとの判断で、新室堂
乗越で昼食をとることになりました。雄大な箱庭を眺めながらユックリマッタリな時間です。
ス・ル・ト!! 「見えるぞーっ!」 ガスが流れて、剱岳が顔を出したではありませんか!
今日は無理と思っていただけに嬉しさも格別でした。元気百倍!勇んで劔御前小屋に向かって出発しました。 |
これからは這松や岩の登り。花も、イワツメクサ・ハハコグサ・イワギキョウ・そしてタテヤマリンドウ・・・など岩場に見られる花に変わります。
景色がすっきりしない日は別の楽しみが。僅かに期待していた雷鳥に出会えたのです。それも背中にハートマークを付けた雷鳥さんです。
室堂乗越へ行かなかったぶん、早々と劔御前小屋に着きました。寝場所を確保し着替えた後、明日の長丁場の健闘を祈ってカンパ〜イ!
夕刻の半分ガスのかかった劔岳を眺めながらゆっくりと過ごしました。
夜、激しい雨音を聞きながら「明日はどうなるのかな〜(-_-)゜zzz…」 |
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雷鳥さんのお出まし(1958Jさん撮影) |
明日の健闘を祈って |
ヨツバシオガマと劔御前小屋 |
7/30(月)
薄明るくなった空に、剱岳のシルエットが浮かんでいます。やった!今日はサイコーだ!
刻々と変わる朝のセレモニー。無情にも「朝食の方、お並びください」の声。早々に朝食を済ませ(昼の分もしっかり腹に入れ)外に飛び
出しました。 |
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劔岳シルエット |
ご来光(1947Yさん撮影) |
小屋前で |
ワクワクの一日が始まりそうです。昨日の分も太陽を存分に浴びて、青空の中を元気いっぱい出発しました。
「オーッ!!」別山で剱岳の勇姿に感動し、写真をパチリパチリ。もっと劔に近づく北峰へも足を伸ばすことになりました。
ここからは劔沢から立ち上がる剱岳が一望のもとです。一人で仲間と思い思いに写真を撮ったり眺めたりできました。集合写真もパチリ。
反対側は、今日の行程、真砂岳・富士ノ折立・大汝山・雄山さらに浄土山まで見通すことができました。 |
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さあ出発 |
さらに北峰 |
今日の行く手 |
別山に戻り、山ガールが二人劔に見入っている姿が、絵になっていて、またまた思わずパチリ。名残惜しく、真砂岳に向かいます。 |
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別山に戻る(1958Jさん撮影) |
山ガール 絵になる二人 |
富士ノ折立へ出発 |
富士ノ折立の急登を前に、「一歩一歩。苦しくなったら、大きく息を吐いて。」とリーダー。声を掛け合いながら登りました。 |
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爽やかな風に吹かれて |
内蔵助カールと劔 |
急登ガンバレ |
岩山の富士ノ折立を登り切り、立山最高峰大汝山です。山頂は狭いため、班ごとに登り、記念写真を撮りました。 |
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富士ノ折立山頂は岩山 |
青空に映えるハクサンイチゲ |
大汝山に登る |
続いて雄山へ。ここまで来るとぐんと賑わいが違います。
休憩の合間に神社でお祓いを受けてきました。(お神酒を飲んでくる人も。)
一の越山荘へは、登る人・下る人で大混雑。団体様・学校登山・家族連れ小さな子どもも。ガンバレガンバレ。 |
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雄山山頂 |
登る人・下る人で大混雑 |
一の越山荘前 人・人 |
一の越山荘前で行動食をとり、最後の山に備えます。ようやく人ごみから離れ、静かになりました。
いったん下ってもう一山は、精神的にもつらいもの。足取りも重くなります。浄土山は結構な岩山でした。
下りは慎重に気を付けて下ります。まだ雪の残る石畳の道を下り、室堂ターミナルが見えた時にはホッとしました。
約8時間歩き通した自分に乾杯。さっぱりと汗を流したあとのビールは格別でした。 |
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浄土山へ向かう |
岩の下り 気を付けて! |
ホッとひと息 |
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立山を思い切り楽しんだ二日間。
細かいところまで気を配ってくださったリーダー、上手にメンバーを
引っ張ってくれた班長さん、後ろから見守ってくれたSL・LLさん、
会計さん、そしてご同行の皆様、ありがとうございました。
(いつかは剱岳へ行けるかな〜)
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北峰から剣をバックに記念写真 |
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