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着いた小樽はまだ夜明け、レンタルのバスでニセコアンヌプリの登山口へ。
“夏霧に気を引き締める登山口”
整備された道路も広いが大小の石が多く、歩きにくい。間もなく道の両側に花が見られる。
“どこまでも弟切草の花明かり”
がれ場の登りが続き暑さに口数も少なめ。
“一息を入れ穂つつじの紅を愛で”
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登山道の両側に咲くオトギリ草、登山口から山頂まで黄色い花が続いていました。 |
登山道に咲くミヤマホツツジプリ |
「もうすぐですよ。」リーダーの声に励まされ急登を登り切る。
“漸くに着きし山頂風涼し”
リーダーに感謝の握手。
“夏霧の流れひととき峰を見せ”
集合写真は高一の山ガールが写してくれた。若さは明るく逞しく清々しい。
下山は石車に乗らないように慎重に足を運ぶ。土曜日で家族連れの登山者が多い。
“白樺に寄りて汗ふく下山道” |
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山頂にて、深い霧に包まれ眺望なしでした。 |
山頂にて紀行文執筆したT/Kさん |
ドライバーの計らいで産地直売所に立寄る。
“さくらんぼ一人六個に満足す”
余市のウイスキー工場見学。小樽の倉庫街で遅い昼食。そして潮祭りの見学。
“途切れなき祭りの踊り老いも児も”
“仲間から飛び入りもあり祭りの輪”
充実した一日を終え宿へ。超安宿というが、広々と掃除の掃除の行き届いた部屋が心地良い。
小学生の野球クラブと同宿、かわいく賑やかか。 |
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小樽潮まつり見学中、道内一の規模を誇る大きな祭りで、踊り鑑賞中知らない会社の玄関前の階段で座って観ました。 |
(29日) |
札幌のシンボル藻岩山へ。アイヌの「小さい山」が語源とのこと。
“リーダーのカウベル響く夏木立”
登山道から三十三体の観音像が安置されて、藻岩山三十三ヶ所とよばれるとか。
“風化せるみ佛もあり木々茂る”
次第に気温があがり汗が流れる。身軽な地元の登山者達が追い抜いていく。
“山ガール次々前へ登山道”
馬の背へ出て一寸休憩、水とエネルギーの補給をする。今度は下山の人達と声をかけ合う。
“八十路同志汗の手握り合う”
二十八番まで来てあと五番と勇気頂く。
“み佛ひとりしずかの寄りて咲く” |
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原生林の中、気持ちの良い登山道が続いた藻岩山 |
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全員無事登頂。三十三番の御堂とレストランが建っている。
“峰に立ち先ず流れるくる汗をふく”
日影を選んで昼食休憩。観音堂参拝。
“緑陰の水掛け地蔵艶やかに”
下山はルートを聞いた地元の人が案内してくれることに。リーダーの人徳と地元の人の優しさに感謝。 |
藻岩山山頂にて、札幌市民のホームグランドの山、日曜日なので大勢の登山者が登っていました。 |
「一番景色の良い道をおりましょう。」の言葉。木蔭の急坂をすぎ視界が開ける。
“札幌の街を見おろす夏木立”
“草原やぬすびと萩の紅ふふむ”
広々とした藻岩スキー場を一気に下る。
からすえんどう、きりん草、やなぎらん、などなど、爽やかな草原歩きで駐車場到着。 |
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藻岩山山頂から望む札幌の街並み |
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時間短縮になり、バスで札幌の市内を一巡。
大倉山展望台へ。
“万緑を切り取り高きジャンプ台”
有名な土産店などにより連泊のおこばち荘へ。
子供達が帰り静かな夜。
ミーティングあり。
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大倉ジャンプ台の脇に咲いていた八重咲きのハマナスの花。 |
帰路立ち寄った大倉山ジャンプ台。札幌オリンピックの舞台になった所。数々の金メダルを取った。 |
(30日) |
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二つの山を無事の登り終えた満足感と居心地に良かった宿へ感謝しつつ帰途へ。
市場に寄りお土産の追加。気のきくYさんがいか刺を一口ずつ皆さんに振舞う。
“山旅の果てて小樽は朝の風凪”
乗船後は茶屋あり昼寝ありほろ酔いまであり一路新潟へ。
“満ち足りし旅海原に西日落つ” |
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旅の終りに乗船した新日本海フェリー。小樽港にて乗船前に撮影。波穏やかで快適な船旅でした。 |
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