会山行紀行文 12.07.22(日)
晴れ後、
薄くもり一時小雨
たかっぴょうやま)            
高標山&北ドブ湿原

1747m        
参加者32名
(男10・女22)

(紀行文965 K/S
(写 真)1507 N/O
≪紀行文≫
                       〜〜〜期待した眺望は叶わなかったが〜〜〜

 不安定との天気予報が出ていたが、予定時刻6:00に出発。

 上信越自動車道豊田飯山ICより約1時間で、カヤの平高原に到着。

 ここカヤの平高原は、志賀高原の北側に広がる標高1400〜1700mの高原で、樹齢300年を
超えるブナの原生林や湿原が存在し、多種の高山植物の宝庫と言われている。

 高標山はこの高原の一角にあり、標高1747.3mの地味な感じの山であるが、その山頂よりの
展望が期待される山である。

 山支度を整え、出発。雑魚川林道に入り、15分ほどで左手の登山道に取り付く。

 ブナ・ミズナラ・ダケカンバ等の樹林帯の良く踏まれた緩やかな道で、大きな実を付けた
サンカヨウが両側に目に付く。 花の時期には見ものだったろう。

 グリーンシャワーを浴びながら快適に登り、1時間20分ほどで山頂に到着。

 四方に開けた広く明るい感じの良い山頂である。

 雨の心配はないが、上空は厚い雲に覆われ晴れていれば、北信五岳・鳥甲山・志賀高原の
山々・北アルプスまで一望できるという眺望はゼロで残念であった。

 (下記のクロズルは、秋にはリース作りの為に集めにくる人が居るそうです)
ブナの巨木
クロヅル 高標山山頂での集合写真 サンカヨウの実
 その眺望を想像しながら、楽しいランチタイムをゆっくりと過ごした。
 
 登った道をカヤの平まで下る。

 ここでひと息入れ、北ドブ湿原へと出発。
 
岳樺 ブナ林 カヤの平で放牧されている牛

 ブナの原生林の中の木道を30分ほど登り、やや下ると北ドブ湿原

 そこには今身頃のニッコウキスゲの群落が待っていた。 その色の鮮やかさ。

 ワタスゲ・ヒオウギアヤメ、そしてその中にトキソウの群落。サワランまで見ることができ、一同大感激!
ウツボグサ 北ドブ湿原へ向かうブナ林の道 湿原いっぱいに広がるニッコウキスゲの群落

 充分満足し、引き返すのを待っていたように今日初めての雨が降り出したが、広い遊歩道なのでなにも心配なく、傘で緑の雨を味わったので
あった。

 帰路、馬曲温泉に立ち寄り、名物の広い野天風呂で汗を流した。
≪コースタイム≫
 新潟駅南口(6:00)=豊田飯山IC=カヤの平(9:25)雑魚川林道…高標山登山口(10:00)…山頂(11:20〜12:00)…カヤの平(13:15)…
 北ドブ湿原(13:30)…湿原(14:00)…カヤの平(15:00)=馬曲温泉(15:50-17:00)=豊田飯山IC=新潟駅南口(19:45)