≪紀行文≫
〜〜〜期待した眺望は叶わなかったが〜〜〜
不安定との天気予報が出ていたが、予定時刻6:00に出発。
上信越自動車道豊田飯山ICより約1時間で、カヤの平高原に到着。
ここカヤの平高原は、志賀高原の北側に広がる標高1400〜1700mの高原で、樹齢300年を
超えるブナの原生林や湿原が存在し、多種の高山植物の宝庫と言われている。
高標山はこの高原の一角にあり、標高1747.3mの地味な感じの山であるが、その山頂よりの
展望が期待される山である。
山支度を整え、出発。雑魚川林道に入り、15分ほどで左手の登山道に取り付く。
ブナ・ミズナラ・ダケカンバ等の樹林帯の良く踏まれた緩やかな道で、大きな実を付けた
サンカヨウが両側に目に付く。 花の時期には見ものだったろう。
グリーンシャワーを浴びながら快適に登り、1時間20分ほどで山頂に到着。
四方に開けた広く明るい感じの良い山頂である。
雨の心配はないが、上空は厚い雲に覆われ晴れていれば、北信五岳・鳥甲山・志賀高原の
山々・北アルプスまで一望できるという眺望はゼロで残念であった。
(下記のクロズルは、秋にはリース作りの為に集めにくる人が居るそうです) |
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ブナの巨木 |
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その眺望を想像しながら、楽しいランチタイムをゆっくりと過ごした。
登った道をカヤの平まで下る。
ここでひと息入れ、北ドブ湿原へと出発。
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岳樺 |
ブナ林 |
カヤの平で放牧されている牛 |
ブナの原生林の中の木道を30分ほど登り、やや下ると北ドブ湿原
そこには今身頃のニッコウキスゲの群落が待っていた。 その色の鮮やかさ。
ワタスゲ・ヒオウギアヤメ、そしてその中にトキソウの群落。サワランまで見ることができ、一同大感激! |
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ウツボグサ |
北ドブ湿原へ向かうブナ林の道 |
湿原いっぱいに広がるニッコウキスゲの群落 |
充分満足し、引き返すのを待っていたように今日初めての雨が降り出したが、広い遊歩道なのでなにも心配なく、傘で緑の雨を味わったので
あった。
帰路、馬曲温泉に立ち寄り、名物の広い野天風呂で汗を流した。 |
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