≪紀行文≫
〜〜〜白く霞む濃霧のラベンダー畑からケーナの優しい音色が〜〜〜
曇り空の下、群馬県沼田市の鹿俣山、玉原湿原、ラベンダー咲く玉原高原へと32名を乗せて新潟駅南口を出発。
気になるのは空模様ですが、目的地の予報は雨とか・・・・・リーダー曰く「雨が降ったら私の日頃の行いの悪さ、晴れたら皆さんの行いの良さ、
そう思って下さい」その言葉でバスの中は一機に和やかムード、朝からテンション高く賑やかです。
高速を下り一般道に入ると、りんご、サクランボ、ぶどう等の果樹園の看板が道路沿いに多く見られます。そうです、ここ沼田市発知地区は
果物の産地ですね。そして大天狗で有名な迦葉山も直ぐ近くにあります。
そして今日のコースは発知地区の県道終点から出発し玉原湿原を通りブナ平経由で山頂にタッチしラベンダーパークへ下りるコースです。
深い霧と小雨に「せめて雨だけでも」皆が会話する中、定刻に玉原湿原センターハウス前に到着……、でも願い空しく雨で〜す。
センターの軒先を借りて雨支度をします。
雨の日は、色とりどりのレインウエアーでとてもカラフルで、後ろ姿は青年に少女、「みんなカッコイイ!、カワイイ〜!!」。
各自準備やストレッチが終わり次第、湿原に向けて歩き始め、湿原の入り口に来ると「熊出没注意」の看板、一瞬身が引き締まります。
「熊さん、今日は雨だからおとなしく寝ていてね」と、祈りました。
「木道は滑るから気をつけて!」リーダーの声で滑らないように足元ばかり見てたらいきなりゴツン!、時には上も注意です。 |
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センターハウスの軒下を借りて登山準備 |
雨降る中、元気に玉原湿原に向かいます |
玉原湿原入口付近です |
“玉原湿原”は、ブナに囲まれ植生の珍しさから小尾瀬と呼ばれ国有保安林でした。
湿原は一面黄色のジュウタン、“キンコウカ”の花盛り、水芭蕉は来年に備えて大きな葉を茂らせ、ヒオウギアヤメも終わってました。
湿原を後に樹林帯に入り、最初の休憩で気がつけば、雨は上がってます。 |
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湿原は一面“キンコウカ”の黄色いジュウタン |
湿原で眼を楽しませてくれた花達 |
樹林帯に入り休憩(雨があがってきた) |
木道も過ぎ尼ヶ禿山との分岐を過ぎると、淡い緑のブナ平へ。幻想的な霧の中、白の世界にブナがきれい!。
巨木のブナ林は淡い緑と、重なった葉が濃い緑となり、素晴らしい緑のパッチワークのように観え気持ちの良い森です。
このブナ平のビューポイントなのか、三脚を立てカメラのレンズを覗き込んでる男性4人、霧のブナ林を撮影してました。
広いブナ平を進むと前の方で何やら発見の声、ブナ地蔵です。
ブナの朽ちた株元に苔が生え大きいのが一体、小さいのが2体、自然が作ったお地蔵様、小さい方の2体は前で両手を合わせた子供の
姿がとても可愛いくみえます。 |
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尼ヶ禿山との分岐 |
深く広いブナ平に入っていきます |
ブナ地蔵(お地蔵様に見えますね) |
ブナ平を抜け、常緑樹の登山道を登ると視界が開けゲレンデの分岐へ出ると山頂まで40分の標示。
再び樹林帯にはいり山頂を目指しての登り、時おり吹く風が気持ちいい〜。 |
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ゲレンデ上部の開けた開けたところにでる |
ゲレンデをジグザグに登る |
再び樹林帯の急登を進むと“後10分”の道標 |
「後10分ですよ」「後5分ですよ」との声を聴きながら到着した山頂は狭く、既に先客のグループが昼食中。
止むなく班毎の写真撮影をすませ直ぐに下山し、山頂直下のリフト乗降口の広場で昼食タイム。ここの方が広くて気持ちいい。
昼食を済ませ、ラベンダーパーク(畑)へ向かいます。 |
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広々としたリフト降り場の広場で昼食 |
ラベンダー畑を目指して下山開始 |
ゲレンデを少し下り、脇道から樹林帯の狭い登山道(一人では淋しすぎる道)に入ります。傾斜した道や滑りやすい木道を慎重に進み
樹林帯を抜けると濃い霧の中にラベンダー畑が現れました。
この高原は標高1300に位置し、冬はスキー場、6月〜9月はラベンダー畑として開催され関東最大の規模のようです。
早咲き、遅咲きとあり早咲きが咲いて 他にニッコウキスゲ、ハーブも綺麗です。 |
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樹林帯を抜けると濃い霧の中に素晴らしいラベンダーを中心としてお花畑が広がっていた。 |
花に見とれていたら癒し系の音楽が聞こえます。優しい音色に引き寄せられように足を進めると、何と“ケーナの生演奏!”。
しばし足を止め、癒しの国へ・・・幻想的な濃い霧に包まれたラベンダー畑にケーナの優しい音色が流れ映画のワンシーンのような光景でした。 |
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いつまでも夢の中にいるわけもいかず、現実
に戻りこれからバスが待つセンターハウスまで
の銅金沢の樹林帯歩きです。
途中、沢にかかる幾つかの橋(木の板)渡り
ますが、これが怖い。滑る上に板はナナメに
傾いてる。
先頭付近で「キャ〜」の声、エッどうしたの?
斜めに傾いた橋が滑って渡れないのです。
私も「「この橋渡るの?」 「そう渡るんですよ」自問自答する始末です。
リーダーに一人一人足の置き場を指示して
頂き全員無事に渡り終えました。 感謝です。 |
濃い霧の中ケーナの生演奏に足が停まる |
センターハウスまでの銅金沢の樹林帯入口 |
そんな小さな騒ぎを繰り返すうちに略予定時間にセンターハウス前に到着。帰る準備をし略計画時間通りに登山帰りの楽しみでもある日帰り温泉(白沢高原温泉、望郷の湯)に向かいました。
温泉で疲れと汗を洗い流し一路、新潟へ向かいますが、今日のバスの中いつもと少し違います。
ケーナ演奏のCDを買われた方が何人かいて、車中で音楽鑑賞会を開催。
ここち良いケーナの音色を聞きながらバスに揺られた至福のひと時でした。
山歩きの随所で、目配り気配りをして下さったリーダー、そして同行して頂いたメンバー感謝感謝です。
今日は楽しい山歩きでした。有難うございました 以上 |
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狭い山頂でしたので、各班ごとに記念写真を摂りました(左から1班2班3班4班です) |
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