会山行紀行文 12.07.10(火)〜11(水)
霧&晴れ 晴れ
(からまつだけ
唐松岳

2696m
参加者8名
(男4・女4)

(紀行文2044 S/H
(写 真)2044 S/H
≪紀行文≫
                         〜〜〜朝陽に染まる360度大パノラマに感動!!〜〜〜

 会山行の二回目担当として北アルプスの唐松岳を選んだ。ここは標高1830Mまでロープーウェー、リフトで行くことができ、標高差860Mを登る
だけ、アルプスとしては最も容易なコースの一つ、それも平日のまだ混雑のない季節、静かな山小屋でゆっくりとアルプスを堪能できると。

 しかし申し込みはわずかに8名、追加募集にも申し込みがなく、担当リーダーとしてなんとしても雨男を返上しないと。
 昨年、少人数で泊まりの会山行を決行したS先輩にTEL、ジャンボタクシーの紹介を得た。問い合わせしてみると9名でも予算内で済むことを
確認、ただし一日日程がずれることになり、参加者に問い合わせると、全員からOKの承諾を得た。

 当日の一日前、一人の参加予定者から不幸があって参加できないと連絡あり、8人での決行になった。
 これ以上キャンセルがないといいが。天気予報は晴れ、でもアルプスは予報どおりにはいかない。

 当日、白馬八方ゴンドラ乗り場までは快晴、でもゴンドラ、リフトを乗り継ぎ、1830Mの八方山荘に着いたときは一面のガス、運のなさを感じた。
 でもまわりの景色が見えないだけで雨具を着るほどでなく、涼しい高地の登山道をゆっくりペースで歩き出す。
 登山道の脇にはいろいろな花、珍しい花には歩行を停め、カメラに。

 八方池は残念ながら九割方雪に覆われていた。昼食には時間的にまだ早いので、少しの休憩で歩き出す。その先から雪が時々現れた。
 今年の積雪の多さを感じさせられた。道は時々雪にさえぎられ冬道に、しっかり赤布やロープでマークされていて危ないところはない。

 丸山ケルン手前の広場で昼食、そのときに地震があった。山で感じる地震は怖いもので、前途多難を感じた。
 先回は雨とカミナリ、今回は地震、私のリーダーのときに限って。地震はその後2回ほど、でもみんな慌てない。
ガスの中の八方池 雪渓を登る 霧の中の丸山ケルン

 ゆっくりとしたペース、そして何度も小休憩、でも予定の時刻には山小屋に。
 荷物を部屋に置き山頂に。集合写真を撮り、小屋の前の広場のテーブルで夕食まで反省会、明日は晴れると。

 改装された山小屋は二重ガラスで保温効果抜群、海の日前の平日で宿泊客も300名定員が20名ほど、部屋も広く使え快適に過ごせた。
 夕食後にはまた食堂で談話タイム。残念ながら満天の星空はなかった。
ハイマツの中の道を 山頂より唐松山荘 夕食

 翌朝、4時半に目覚め窓のカーテンを開ける。剣岳がはっきりと見えた。みんなに連絡、小屋の外に出て、日の出を見る。
 赤く燃えた北アルプスの山々、遠方には富士山も見えた。白馬連峰も雲のまったくかからない勇姿を見せてくれた。
 朝食前の大パノラマだった。
感動の日の出(御来光) 赤く染まる唐松岳をバックに 赤く染まる五龍岳

 朝食後7時前に下山開始。この日は昨日登った道を降りるだけ。
 真っ青な空の下、アルプスの絶景を見ながらののんびり下山、山を見て、花を見て、足元に注意して、転ばないように、でも雪渓には私も含め
何人も転んだみたい。でも楽しそう。
青空の下を下山 丸山ケルン(後方は白馬連峰) 急な雪渓もロープを使って

 八方池で大休憩、この頃、山頂付近はまたガスに覆われた。
 これから登る多くの登山客とすれ違った。ガスに覆われた山頂を目指す多くの登山者、日帰りなら景色は無理だろうなと。
 唐松岳はやはり泊まらないと。
やせ尾根の冬道を下る 剣岳と立山 白馬連峰

 朝食のときはストーブをつけていたが、リフト、ロープーウェーで麓に降りると真夏の世界。
 ギラギラした太陽が今年一番という暑さを肌に感じさせた。そんな夏の日の会山行、今回は晴れてくれた、雨男返上か。
 前回の至仏山にも参加してくれたTさんに訪ねた。「今回の山行で至仏山の悪天候は帳消しかな?」「いや、半分だけ帳消しね。」後半分、
がんばらないと。
唐松岳山頂にて 唐松山荘の前にて(後方唐松岳)

 参加者の皆様、ようやく晴れの会山行、事故やトラブルもなく、おかげで楽しくアルプスを堪能できました。
 ありがとうございました。                                                            (終わり)
唐松岳に向かう登山路で出逢えた愛らしい花達(一部です)
≪コースタイム≫
≪7/10≫ 新潟駅南口(6:00)=北陸道=糸魚川IT=白馬八方ゴンドラ駅≒リフト終点(10:00)…八方池(11:00)…丸山ケルン(13:30)…
        唐松山荘(15:00-15:20)…唐松岳山頂(15:40)…唐松山荘(15:55)
≪7/11≫ 唐松山荘(6:55)…丸山ケルン(7:27)…八方池(8:45)…リフト終点(10:00)≒白馬八方ゴンドラ駅(10:45)=みみずくの湯=
        糸魚川IT=新潟駅南口(15:40)