≪紀行文≫
〜〜〜朝陽に染まる360度大パノラマに感動!!〜〜〜
会山行の二回目担当として北アルプスの唐松岳を選んだ。ここは標高1830Mまでロープーウェー、リフトで行くことができ、標高差860Mを登る
だけ、アルプスとしては最も容易なコースの一つ、それも平日のまだ混雑のない季節、静かな山小屋でゆっくりとアルプスを堪能できると。
しかし申し込みはわずかに8名、追加募集にも申し込みがなく、担当リーダーとしてなんとしても雨男を返上しないと。
昨年、少人数で泊まりの会山行を決行したS先輩にTEL、ジャンボタクシーの紹介を得た。問い合わせしてみると9名でも予算内で済むことを
確認、ただし一日日程がずれることになり、参加者に問い合わせると、全員からOKの承諾を得た。
当日の一日前、一人の参加予定者から不幸があって参加できないと連絡あり、8人での決行になった。
これ以上キャンセルがないといいが。天気予報は晴れ、でもアルプスは予報どおりにはいかない。
当日、白馬八方ゴンドラ乗り場までは快晴、でもゴンドラ、リフトを乗り継ぎ、1830Mの八方山荘に着いたときは一面のガス、運のなさを感じた。
でもまわりの景色が見えないだけで雨具を着るほどでなく、涼しい高地の登山道をゆっくりペースで歩き出す。
登山道の脇にはいろいろな花、珍しい花には歩行を停め、カメラに。
八方池は残念ながら九割方雪に覆われていた。昼食には時間的にまだ早いので、少しの休憩で歩き出す。その先から雪が時々現れた。
今年の積雪の多さを感じさせられた。道は時々雪にさえぎられ冬道に、しっかり赤布やロープでマークされていて危ないところはない。
丸山ケルン手前の広場で昼食、そのときに地震があった。山で感じる地震は怖いもので、前途多難を感じた。
先回は雨とカミナリ、今回は地震、私のリーダーのときに限って。地震はその後2回ほど、でもみんな慌てない。 |
ゆっくりとしたペース、そして何度も小休憩、でも予定の時刻には山小屋に。
荷物を部屋に置き山頂に。集合写真を撮り、小屋の前の広場のテーブルで夕食まで反省会、明日は晴れると。
改装された山小屋は二重ガラスで保温効果抜群、海の日前の平日で宿泊客も300名定員が20名ほど、部屋も広く使え快適に過ごせた。
夕食後にはまた食堂で談話タイム。残念ながら満天の星空はなかった。 |
翌朝、4時半に目覚め窓のカーテンを開ける。剣岳がはっきりと見えた。みんなに連絡、小屋の外に出て、日の出を見る。
赤く燃えた北アルプスの山々、遠方には富士山も見えた。白馬連峰も雲のまったくかからない勇姿を見せてくれた。
朝食前の大パノラマだった。 |
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感動の日の出(御来光) |
赤く染まる唐松岳をバックに |
赤く染まる五龍岳 |
朝食後7時前に下山開始。この日は昨日登った道を降りるだけ。
真っ青な空の下、アルプスの絶景を見ながらののんびり下山、山を見て、花を見て、足元に注意して、転ばないように、でも雪渓には私も含め
何人も転んだみたい。でも楽しそう。 |
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青空の下を下山 |
丸山ケルン(後方は白馬連峰) |
急な雪渓もロープを使って |
八方池で大休憩、この頃、山頂付近はまたガスに覆われた。
これから登る多くの登山客とすれ違った。ガスに覆われた山頂を目指す多くの登山者、日帰りなら景色は無理だろうなと。
唐松岳はやはり泊まらないと。 |
朝食のときはストーブをつけていたが、リフト、ロープーウェーで麓に降りると真夏の世界。
ギラギラした太陽が今年一番という暑さを肌に感じさせた。そんな夏の日の会山行、今回は晴れてくれた、雨男返上か。
前回の至仏山にも参加してくれたTさんに訪ねた。「今回の山行で至仏山の悪天候は帳消しかな?」「いや、半分だけ帳消しね。」後半分、
がんばらないと。 |
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唐松岳山頂にて |
唐松山荘の前にて(後方唐松岳) |
参加者の皆様、ようやく晴れの会山行、事故やトラブルもなく、おかげで楽しくアルプスを堪能できました。
ありがとうございました。 (終わり) |
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唐松岳に向かう登山路で出逢えた愛らしい花達(一部です) |
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