≪紀行文≫
〜〜〜天候には恵まれずもタフで変化あるトレイルを楽しむ〜〜〜
信越トレイル?、分かったようで今ひとつ理解していないかもしれない。
そもそもトレイルとは森林・原野・山地などの踏み分け道や山の小道と言う意味らしい。
それではハイキングコースと山里ウオーキング等と何処が違うのだろうかと思っていたが、百聞は一見に如かずと言うことでトレイル初参加。
前日は雨の個人山行でずぶぬれになり、今日も予報は今ひとつ。午後から雨が上がるとの予報を期待しバスの人になり伏野(ぶすの)峠へ。
到着した伏野峠で準備に掛かるも雨。狭いバス内では準備し辛く、仕方なく表で雨に濡れながら準備。狭いバス内での準備の方が多いので
時間を要している。全員が揃いOリーダーから今日の説明と新人紹介があり、班体制で須川峠に向かってスタート。 |
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雨に濡れながらトレイル準備 |
新人紹介(3名) |
アメニモマケズ いざ出発! |
雨にぬれた新緑や草花も趣があるが、如何せんカメラが使い辛い。写真と紀行文を頼まれた身としては何とか最低限度の写真は確保したい。
カメラ片手で転んでは大変、カメラが濡れては大変、1シャッター毎にビニール袋にしまいながら撮影していった。
伏野峠からは緩やかなアップダウンを繰り返しながら進む。足元にはギンリュウソウ(通称ユウレイソウ)やけに目立つ。
雨の割には道も悪く無く、略標準時間で須川峠に到着。 |
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足元にはギンリュウソウが咲いていた |
略標準時間で到着 |
雨の為、立ち休憩。皆未だ元気だ。 |
須川峠から昼食休憩を予定している野々海峠までは、少しタフな歩きが待っている。
相変わらず雨が肩を濡らす。多少きつくなったアップダウンと雨にぬれた足元が不安定となり徐々に時間ロスが生まれ始める。
到着予定時間を過ぎても野々海峠に到着しない。幾度も時計を見る。そんな気持ちを可憐なピンクや白のイワカガミが和らげてくれる。
滑らないように足元を見ながら、幾度かのアップダウンや狭い尾根筋のような道を進み行くと、突然自動車道に出た。野々海峠に着いた。 |
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雨が肩(傘)を濡らす |
深い霧の中の急登り |
可憐なイワカガミで心が和む |
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薄いピンクのイワカガミ |
結構狭いアップダウンもあった |
やっと着いた「腹減った〜!」 |
野々峠では、天の気遣いかやや雨脚が弱くなった。何とか座って食事が摂れた。
時折、風で飛ばされた大きな雨水が木の葉から落ちてくるが構っていては飯が食べられない。
ここまでの時間ロスもあり、せわしなく食事を済ませ、深坂峠に向かい足を進めた。 |
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到着した野々峠はガスが掛かるも小雨 |
何とか座って昼食休憩 |
昼食後深坂峠を目指す |
深い樹林帯は霧がかかり一層神秘的な様相となるが、如何せん暗い。我々以外誰も居ない(一組すれちがう)ような道では尚更だ。
行く手で小さな歓声、足止まる。見ると季節外れのミズバショウが可憐な姿で咲いていた。雪解けが遅い為か。 |
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幻想的な樹林帯の霧(一層暗くなる) |
行く手で「可愛い!」の小歓声 |
可憐なミズバヨウが咲いていた |
そして程無く、車道に接する深坂(みさか)峠の広場に到着。峠は深い霧に覆われていたが鮮やかなオレンジ色したレンゲツツジがとても
印象的に眼に飛び込む。
しばし休憩の後、三方岳への登り口まで車道を歩く。 |
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深い霧に覆われた深坂峠に到着 |
深坂峠に咲くレンゲツツジ |
三方岳への登り口へは車道を少し歩く |
三方岳への入口でまたもや小さな歓声「花と蝶の世界」「仲良くしているのだから邪魔しないで」と。
カメラを持って足を進めると、三方岳への入口に羽鮮やかな蝶(これは蛾と思う)が2匹仲良く、そして美しい花が。 |
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カップルの蝶(蛾)が仲良く…。 |
そして美しい花 |
三方岳にいきなりの急登 |
三方(さんぽう)岳への道、前方から「カメラでこれ撮って」との声、行ってみると奇妙なキノコ(特に名前は調べない)、一応撮影する。
霧で良く分からないが広く平らな草原を進むとやがて三方岳に到着した。 |
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皆さんのご要望で撮影したキノコ |
こんな草原もありました |
三方岳到着 |
いよいよ、信越トレイルの最後のピーク天水(あまみず)山を目指しラストスパート。
一部残雪部をトラバースをする。また誰かが「下に綺麗な花が撮ってきて」…。「無理です」。
深く幻想的な樹林帯を進むと天水(あまみず)山山頂に到着。ここが信越トレイルの最終地点だそうだ。急ぎ記念写真を済ませる。 |
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こんな残雪部を歩く(道は右の下方向) |
幻想的な樹林帯を進む |
突然天水(あまみず)山山頂に到着 |
天水山を過ぎれば、後はバスを待つ松之山口まで僅か。多少遅れ気味ではあるが、リーダー一押しのブナ林を全員元気に下った。
松之山口に待つバスと会う頃には雨も上がりっていた。結構タフで印象的な山歩きだった。 |
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Oリーダ一押しのブナ林を降りバスが待つ松之山口に向かう |
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下山後は、予定通り「ナステビュウ湯の山」で汗を流し、
美味しいビールを頂き(小生はノンアルコール)、しばし
談笑し、新潟に向かった。
初めて信越トレイルだったが、結構タフで変化があり
面白かった。
只、今回のようにバスチャーターは良いが、個人では
車の扱いはどうするのだろうかと素朴な疑問を感じた。
何れにせよ、この企画を熱心に進めるOリーダーに
敬意を表します。
有難うございました。
終わり
←天水山山頂での集合写真 |
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