≪紀行文≫
〜〜〜東北の山は花盛り!〜〜〜
≪23日(土)≫
秋田港に到着すると空は曇り空。えっ!週間予報では土曜も日曜も晴れマークだったのに・・・。
このまま雨粒が落ちてきませんように祈りながらバスで駒ヶ岳八合目に向かう。
残念ながら登山口はガスと小雨で展望はなく、最初から雨具を付けて歩き始める。
マイカー規制があり自家用車は殆んど止まっていないが「アルパこまくさ」からのシャトルバスからは次々と登山者達が降りて準備に余念がない。さすが花の百名山、登山口の脇からハクサンチドリがいらっしゃい!と声を掛けてるように出迎えてくれた。
霧で展望は利かないが足元の花は良く見える。ただカメラに撮るにはちょっと条件が悪く残念!!
でもこの時期の秋田駒は本当に素晴らしい。百花繚乱、あちらでもこちらでも色々な花が群生して素晴らしいお花畑を作っている。
私が見たいと願っていたのは、馬場の小路と呼ばれる男岳から火口原を下り横岳に向かう登山道の両脇に咲き乱れるチングルマの
真っ白いお花畑と、大焼砂のコマクサより早い時期に咲くタカネスミレの黄色い群落だった。
それは二つとも見ることが出来たので念願かなって本当に良かった。ただ強い風が吹いていて思いっきり写真を撮ることが出来なかったのが
心残りだ。もう一度お天気の良い日に来よう、と心に決めた。 |
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小雨の秋田駒八合目を出発 |
雪渓を渡る |
ムーミン谷のチングルマの群生 |
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この時期の秋田駒は百花繚乱、あちらでもこちらでも色々な花が群生して素晴らしいお花畑を作っていた。 |
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晴れていると男岳付近からはこのような素晴らしい展望が…。
今年は残念ながら何も見えませんでした。
(昨年の会山行での写真です) |
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「男女岳」も「男岳」のピークも登頂を
あきらめ「駒ヶ岳避難小屋」で慌ただしく
昼食をとり、今宵の宿、国見温泉「石塚
旅館」に急ぐ。
「秘湯を守る会会員」の国見温泉は
緑色をした炭酸水素塩泉で硫黄の匂い
もする名湯、美人になれる温泉かな??
もちろん源泉掛け流しだ。
冷えた身体を温泉で温め、夕食の山の幸・
川の幸に舌鼓を打ち賑やかに親交を深める。
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秘湯の宿「国見温泉・石塚旅館」 |
緑色の温泉、美人の湯かな? |
≪24日(日)≫
今日は栗駒山登山。
7時に宿のおいしい朝食を頂き、7時30分に出発する。窓から見上げる空は昨日より明るい。もちろん雨も降っていない。
今日こそは雨具を付けずに身軽に登れるかな?と期待する。
岩手県一関市の須川高原温泉(標高1120m)に着くとやっぱりガス。バスから降りて準備をしていると小雨も当たってきて雨具を付ける。
あーっ!がっかりだなあ!それでも空はそんなに暗くないのでそのうち雨も上がるかな、と期待を持って出発する。
登山口の脇には露天風呂から湧く湯気と足湯を楽しむ人たちがいた。
少し歩くと雨も上がりカッパの上着を脱ぐ。昭和湖で宿のおにぎりで昼食をすませ、栗駒山頂を目指す。 |
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栗駒山登山口、須川温泉足湯 |
栗駒登山口、出発 |
グリーンの火山湖・昭和湖 |
栗駒山も花の百名山と言われているようにミズバショウ・ワタスゲ・イワイチョウ・イワカガミ・ミツバオウレンなどが咲き誇って私たちの目を楽しませてくれた。 |
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栗駒山も花の百名山、咲き誇る花達が私たちの目を楽しませてくれた。 |
この頃には視界も開け遠望は利かないが近くの山や登ってきた道が見えるようになる。
山頂で集合写真を撮り宮城県側の中央コース、「いわかがみ平」へと下山する。
こちらのコースは花が見当たらない、今の時期は少ないのだろうか。 |
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これから新潟まで長距離のバス旅があるので入浴はなし。
今日は昨日より雨に当たらず良かったが、途中の分岐で2班にわかれてしまうというトラブルが発生し一時はどうなる事かと思ったが、無事に怪我もなく下山できホッとしている。観光客も多く、登山者も多い、標識がしっかりあっても油断は禁物だと肝に銘じた。
雨の東北山行ではあったが、多くの高山植物に会い、秘湯につかることが出来て楽しい二日間だった。
リーダー・参加者のみなさん
お世話になりました。 |
栗駒山頂が見えてきた |
栗駒山山頂 |
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栗駒山頂での集合写真 |
石塚旅館の前で |
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