≪紀行文≫
〜〜〜ヒメサユリに会えずとも、感動を与えてくれた花達が居た〜〜〜
台風4号の後、追っかけ5号が接近し、その影響で今にも降り出しそうな新潟駅南口をバスは19名を乗せて定刻に出発した。
今年は大雪でしたので現地の状態を飯豊町役場に聞いてみたら「6月3日現在は3メートル積雪が有りましたが、雪消えも進んで登山道は
大丈夫です。駐車場も雪は有りません」との返事をもらって安心して実施しました。
高速道「荒川胎内」を降り一路113号線を走り「道の駅 おぐに」で小休止する。その後は1992年の国体で、車道・駐車場が整備された道路を
ひた走り、登山口の大日杉小屋駐車場に着いた。
途中バスのフロントガラスに雨が当たっていたので、雨具を着用する方も居られたが大した大降りはしないだろうと着用をしない方が多く
みられた。
新入会員の方のご紹介の後いよいよ登山開始。 |
|
|
|
目的地に向かうバスの中 |
バスを降りて登山の準備 |
準備運動をシッカリ |
今朝方の雨でぬかるんだ杉林を進む。杉林は大きなブナ林に変わり太い鎖が垂れ下がっている急坂のザンゲ坂がお出向かいです。
雨で濡れているのでストックを畳んで、素手でシッカリ鎖を掴んで登る。
ザンゲ坂を登りきると尾根に出る。長之助清水で休憩。
この辺りで天気も良くなって来て出発時に雨具を着用していた方もお色直しをし、身軽になって先に進みます。その先に杉の大木のある御田
を通過し、ブナ林にガスが掛り幻想的な景色を眺めながらの登山は疲れを癒してくれます。 |
|
|
|
ザンゲ坂のクサリ場 |
長之助清水入口 |
ガスの掛った幻想的なブナ林 |
約30分刻みで休憩を入れ、だまし地蔵を何時の間にか通過し、ようやく地蔵岳に辿り着きました。
後ろの小高い所より飯豊が見える筈なのですが、残念ながらガスが掛り見えません。
この地蔵岳で疲れの大きいお二人はここ迄として、目洗清水へ行って戻る迄待っているのか或いは先に下山するかはお二人にお任せをして、
その結論を紙に書いて標柱の傍に置くように依頼をして17名は目的の「目洗清水」に向かいました。 |
|
|
|
ようやく着いた地蔵岳で一休み |
見えそうで見えない飯豊の雄姿 |
ここからのフラワーロードを期待しておりましたので、目をキョロキョロし本日のお目当ての「ヒメサユリ」を探します。しかし雪消えが遅かった
この山は未だなのでしょうか? ヒメサユリは何年か前に来た時より少なく、むしろ「シラネアオイ」が群生しており、右・左と見事に咲いて居り、
今日が最高のお披露目日のようでした。
又ハクサンチドリやアカモノ・タニウツギ・オオカメノキ等々数多くの山野草が咲き誇って私達を楽しませてくれました。
時々吹く残雪からの冷風が心地良く、暑さもさほど感じられず助かりました。そして花を愛でながらの歩きは疲れを忘れさせてくれ、目的地の
「目洗清水」に到着です。ここで飯豊を眺めながらの“至福の一時を”と期待を持って頑張って来たのですが、休憩の間にとうとう飯豊は姿を
見せてくれませんでした。
雨の心配も無くなったのでのんびりと昼食タイムを摂り折り返しの下山を開始です。 |
|
|
|
未だ未だ多くの雪が残っています |
シラネアオイ |
ヒメサユリ |
|
|
|
|
|
ハクサンチドリ |
カタクリ |
オオカメノキ |
アカモノ |
ショウジョウバカマ |
登りで感激した花々をもう一度確認をして、地蔵岳に戻りました。
登り休憩時お別れをしたお二人は? と思ったら「先に下ります」のメモ書きが有りました。先にゆっくりと下られたのです。 |
|
|
後ろの小高い所で「飯豊がみえるぞ!」の
声で全員が駆け寄ったが既にガスが掛り
始め、記念撮影に飯豊は収まらなかった。
小休止を繰り返し、ブナ林に癒されながら
長之助清水を通過して、又ザンゲ坂の下り
です。
登りと同じ姿勢で全員慎重に通過して、全員
無事大日杉小屋に下山しました。
地蔵岳でお別れをしたお二人に再会でした |
ブナ林を気持ち良く下山する |
|
|
|
下り 長之助清水で一休み |
クサリ場 下りも慎重に 三点確保 |
登山口に立てられている看板 |
|
早急に支度を済ませ、バスに乗り込み、いつもの如く酔いも
手伝ってバスの中は大賑わい。
雨が心配された今日の山行は行動中に青空も覗き、さほどの
暑さもなくブナ林での爽やかさもあり登山に適したお天気でした。
19:20無事新潟駅南口に帰って来ました。
お疲れ様でした。
そして皆さんご協力ありがとうございました。
←地蔵岳での集合写真です(下山時撮影)
|
|