≪紀行文≫
〜〜〜ブナ林での爽やかさがあふれる登山〜〜〜
前日は雨が降り、曇り空の5月29日男性13名・女性12名・計25名は7:00新潟駅南口に集合し「米山」に向かいました。
今冬は豪雪で、特に上・中越地方は連日の大雪だと各報道は伝えていた。従って会の「24年会山行計画」では5月13日実施と提出しましたが、
残雪を心配し5月29日に日延べをして実施しました。
バスは黒埼、巻・潟東、栄で参加会員と合流し一路米山に……。
バスの中は天気も段々良くなるであろう事を予想して元気な声が弾んでいます。
そんな中「今日の山行コースの変更を……」。
予定していた「吉尾コース登山口」より3分位の所の川に掛る木の橋が腐れかかっており「通行止め」の大きな看板が立て架けてあるのを
下見の際に知っていたが、私はそれを無視して一人ずつ渡れば良いかなと安易に考えていたが、会山行でもあるし、万が一事故が発生したら
大変と思いなおし、急遽「大平コース」に変更することを参加者皆さんにご承諾を得た。
大平登山口に到着。しっかり支度をして登山開始。 |
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シッカリ準備運動をして |
25名登山口へ向かいます |
杉林の中を登山口へ |
陽は射していないが無風の登山道は暑い。直ぐに汗が出始めた。
このコースは数ある米山登山道でも一般的な登山道であるが、階段が多くて膝の上りが悪くなった年配者には“きつい”と評判が良くないよう
だが、この登山道を定期的に修繕されておられる地元の方には感謝をしなければいけない。 |
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さぁーこれより登山の開始です |
爽やかな新緑の登山道 |
急登の続く登山道 |
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登山道での一服(絶妙なタイミング) |
所々に山頂までの距離が表示されています |
階段の多い登山道 |
「二ノ字広場」に到着です。広い平坦な場所です。ここまでは急登の連続だったのでゆっくり休憩をします。
次は又急登の階段の多い登山道を「ガンバレ岩」を目指して「速いの・遅いの・ユックリ行って……」と気心を知り尽くした仲間の会話が元気を
与えてくれます。そして疲れを忘れさせてくれるようにブナ林が霧に包まれて幻想的な情景に多くの皆さんがカメラを構えておりました。 |
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階段の多い登山道 |
二ノ字広場での一休み |
新緑のブナ林を登ります |
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ブナ林のキツイ階段登り |
霧の中の幽玄なブナ林 |
険しい登りが続きます |
「ガンバレ岩」を通過。疲れた体にガンバレ・ガンバレと勇気を与えてくれるこの「ガンバレ岩」思わず「ありがとう」を言って、又ファイトを
燃やして進みます。
その先の「尸羅場跡(しらばあと)」(かつて女性はこれより上に登る事が出来なかった。米山講の男衆が五穀豊穣のお札を授かりに登り、女衆
はここで待機していたという。米山の四方の峰には女人堂があり、下りの熊野権現もその一つです。)
ここより15分でようやく目的地の「米山山頂(一等三角点)」に到着です。 |
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勇気を与えてくれるガンバレ岩 |
尸羅場跡(しらばあと) |
ようやく頂上小屋が見えました |
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先ずは「薬師如来」が祭られている護摩堂前の階段で記念撮影を済ませ、ログハウスの山小屋で昼食タイムに入りました。
何といっても山行で一番楽しい歓談の時間です。それぞれの美味しい旬の物を持ち寄っての食事とトンチの利いた笑いタップリの時間でした。
今日は平日なのでこのログハウス(150人の収容ができる)は私達の貸し切りだったようです。 楽しい時間の過ぎるのは早いものですね。 昼食休憩の後、予定コースのアプローチの長い「谷根コース」より下ります |
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ログハウスで車座になっての昼食 |
立派なログハウス(150人は収容できる) |
昨年の山行ではこのコースが雪に埋もれていて通過できずに「大平コース」に変更した事を思い出しながら、全く残雪の無い登山道を注意しな
がら下ります(少しくらい残雪があった方が楽しめるネの声有り)。
「熊野権現」(かつてはこれより上は女性禁制でした。)下見時にはタップリ有った雪も消えており、何年振りかに地蔵様を拝みました。
この熊野権現は野田コースと谷根コースの分岐です。我々は谷根コースに。
昨夜の雨で少し濡れているので急坂を滑らないように注意をして下ります。この辺りには幾種類かの山野草が目を楽しませてくれます。
皆さんは花に詳しくて「あれは○○」「これは○○」と素晴らしい知識です。 |
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ガスで視界の悪い下山路 |
雪の消えた熊野権現 |
急勾配の下山路 |
新緑のブナが美しい「赤岩山」に到着。このコースは30分毎位にそれぞれの地名の標識が立てられていて休憩も取りやすい。
一昨年までは標識が腐れかかっていたのですが、昨年に柏崎市と市名を入れて新しい標識を立てられたようです。
大平コースはブナの木が太かったのですが、谷根コースは若いブナが多い。
幾つかのピークを登り降りして「白蛇池」に到着。ここでこのコースの半分です。昔は大きかったであろう池も今は小さな池で「これが池だよ」
と云わないと解らないような池です。 |
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休憩後最後の登りに入ります。「前山」です。ここの平坦な高台に見事なブナが群生しています。しばらくは新緑のブナの爽やかな空気を一杯吸って最後のスパートです。
後は下るだけですが急勾配の下りです。後僅かの所で怪我をする事は避けなければならないので細心の注意を払って下ります。2〜3年前まではロープも無く苦労した下りでしたが、ロープが有ると助かりますね。それでも雨の時は最悪だと思います。
全員事故も無く、谷根登山口に無事下山出来ました。 |
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白蛇池での休憩 |
ロープに掴まっての下山路 |
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早急に支度を済ませ、「ソルト・スパ潮風」で温泉に入り、今日の
疲れを癒す。
お風呂を出ると雨が降っていました。
良い時間帯に登山出来たと安堵しました。
後はバスに揺られ・酔いも手伝ってバスの中は大賑わい。
行きも帰りも賑やかな楽しい山行でした。
今日の山行は行動中もさほどの暑さもなくブナ林での爽やかさ
もあり登山に適したお天気でした。
18:15 無事新潟駅南口に帰って来ました。
お疲れ様でした。
そして皆さんありがとうございました。 |
山頂での集合写真 |
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◎山行で出会った花(山野草の識者よりお聞きしました)
キンラン・シラネアオイ・イワカガミ・マイヅルソウ・ウゴックバネウツギ・スミレ・キスミレ・チゴユリ・ナルコユリ・ズダヤクシュ・
ヒメシャガ・ヤマツツジ・ミツバツツジ・オオカメノキ・ウラジロヨウラク・フジ・ウツギ 等々です。 |
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