≪紀行文≫
〜〜〜望遠鏡で見た杁差岳の山小屋が印象的だった〜〜〜
残雪がまだたっぷりの二王子岳を登る会山行に参加させてもらった。当日は二王子神社の安全祈願祭の日、多くの車が駐車場に満杯状態。
私は現地参加なので早めに行き、なんとか駐車、会のバスを待った。
7時15分にバスが到着、準備をして二王子神社前に集合、神社にお祈り、そして歩き出した。
しばらくは杉林の中の緩やかな道、そして急登になり一合目に、そこで暫し休憩、これからの急登に備える。私にとってこの山は三年ぶり、
標高差1100Mの重量級の山、久しぶりのタフな山登り。でもどこの山でも同じだが、最初の30分が一番きつい。次にきついのが次の30分、
それが終わる頃にようやく体が運動モードに。それまでを我慢、我慢の連続。時には「来なければよかったかなあ。」と弱気に。
急登は三合目まで、そこからは新緑が輝くブナの林に。道はやがて雪道に。あとは急登、緩登を繰り返し五合目に。 |
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二王子神社 |
急登の三合目を過ぎて |
ブナ林の中を歩く |
五合目からは本格的な雪の原、硬く締まった雪にアイゼンは必要なく、靴で階段を作るように歩く。振り返れば越後平野が、油コボシの
七合目を過ぎると後は緩やかな登り。 |
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五合目を過ぎると雪道に |
振り返ると越後平野が |
雪原を登る |
このあたりから山頂小屋もときどき臨め、あと少しと足を進める。
山頂近くになると飯豊の圧巻、すばらしい眺望に疲れが吹っ飛ぶ。
こんなきつい山、一人の落伍者も出さず、24名全員を山頂まで導いたリーダーには、その絶妙な休憩のタイミングと歩くスピード、速からず
遅からず、山の達人の技を感じた。
二王子岳の山頂は狭い。多くの登山者で満員、少し降りた雪の広場で飯豊を見ながらの昼食。
ゆっくり、のんびり、飯豊の山々を見ながら山談義。望遠鏡で見た杁差岳の山小屋が印象的だった。
昼食の後、再び山頂に登り集合写真、そして下山。 |
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はるか山の上に小屋が見える |
飯豊の全容 |
大日岳から飯豊本山 |
下りの楽山会、速い、速い、まあ走るような速さではないが、雪の下り道、みんな楽しそうに靴でスキーをしているよう。転んだ人も何人か。
でも雪の上、本人達も楽しそう。
三合目では少し寄り道、水芭蕉の見学、5月末だというのに若くてきれいな水芭蕉。またまた美人に会った。それも集団で。やっぱり若い
水芭蕉はきれいだ。私は花も無知だが水芭蕉は知っている数少ない花の一つ。
登山口にはかなり早めに到着。 |
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恵まれた天気、そして暑くない気温、飯豊もたっぷりと見ることができ、リーダー、参加したメンバーみんなに感謝。
楽しい山登りだった。
みなさんまたご一緒に。 (終わり) |
山頂での集合写真 |
↓今回の登山で出会えた花達 |
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