≪紀行文≫
〜〜〜気ままな天気の神様とお付き合い〜〜〜
山頂からの飯豊の眺めが素晴らしいという倉手山。残念なことに、昨年は家庭の事情で参加できませんでしたので、今日の山行は昨年の
分もと張り切って参加です。でも、少しお天気が心配されます。お天気の神様、何とかもって下さいと、皆の思いを乗せて、バスは梅花皮荘へ。
嬉しいことに残雪の飯豊がお出迎えです。
梅花皮荘裏の赤い吊り橋を渡って、しばらくは車道歩きです。リーダーの話では3日前、下見に来た時はこの道は、ブロック雪崩とデブリで
大変だったそうです。でも下山してきた時には除雪されていたそう、まるで私たちの為に道は準備されてかの如くです。ありがたいことです。
除雪されたといっても、車道の両側はすごい雪の壁、さすが飯豊の山域です。道沿いには水芭蕉に蕗のとう、目はしっかり山菜モード。
これも一種の病気と後ろから声が聞こえてきます。 |
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リーダーの説明を聴いて出発 |
赤い吊橋を渡って |
車道脇の雪の壁 |
そんなこんなで登山口へ。登山口の標識は豪雪のためか、斜めに傾いている。いよいよ登りが始まります。リーダーより「これより40分の
急登ですが、途中で休憩入れます。」と説明がある。
フムフム、40分頑張れば良いのか・・・、軟弱者も何とか頑張れそう。言われたように急登である。汗が噴き出してくる。目は時々時計へ、
20分経ったら休憩だぞと言い聞かせながら登ります。ちょうど20分、リーダーの休憩の合図。
ここで一息です。汗のしみた目に若葉がさわやか、ミツバツツジも咲いています。 |
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傾いた登山口標識 |
なかなかな急登の連続 |
若葉が目に眩しい |
40分の急登が終わると、しばらくはトラーバース。時々残雪歩きもあり、カタクリ、イワウチワ、オオカメノキ、アズマシャクナゲの花を楽しみ
ながら快適です。「やっぱ、山はいいですね!」と浮かれてばかりはいられません、所どころガレ場あり、倒木ありで要注意。いやはやです。 |
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残雪の中を行く |
アズマシャクナゲの花 |
足元に注意、注意 |
旧道分岐で稜線に出ると、目指す倉手山が正面にドーンと鎮座です。
雪がまだ、多く残っているぞ、あの上を行くのかな?アイゼンを付けるのかな?と心配になってきます。が、良くしたものでほとんど夏道を
行くことができました。一部雪渓の上を歩きましたが、これまた、快適。なかなかいいぞ! |
雪渓を抜けるといよいよ、最後の登り。
リーダーが「あと、10分!!」と気合を入れてくれます。私たちもガンバ!ファイト!と掛け声をかけあってのガンバリです。
「山頂へ出たよ!」との声に迎えてくれたのは一面の雪原、山頂の標識はそこを渡って向こうです。 |
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山頂は雪原の向こう |
飯豊山のお出迎え |
皆で山座同定 |
嬉しいことに、飯豊はその姿をしっかりと現し、私たちを出迎えてくれました。飯豊の山々の説明を受け、いよいよ楽しみな昼食です。
リーダーお手製のわさび漬けを頂いて宴もこれからと言う時に、きました、きました。ポツリポツリと雨が、予定より少し早かったようです。
急いでカッパを付け下山の準備、あ、記念撮影がまだだった。急いでシャッターを切り、下山開始です。 |
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なぁ〜んだ!雨があがって陽が射してきました。
どうもお天気の神様は気ままらしい。
カッパを脱ぎます。「脱ぐと、降ってくるぞっ!!」と
先輩の話、当たりました。
しばらくすると大粒の雨が、またカッパを着て
本格的になった雨の中、滑らないように注意しつつ
ようやく登山口へ。
あとは温泉と冷たい飲み物の待つ梅花皮荘へ
一路でした。
リーダー楽しい山行をありがとうございました。
おわり
(集合写真)リーダー 1914 E/Sさん |
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