≪紀行文≫
≪14日≫
今回の会山行は、Cランクの会員に大佐渡の花々を見ていただきたいのと、私が大好きで、皆に人気のある「民宿たきもと」へ案内したく計画
した。この時期の「たきもと」は、土・日曜日はすべてツアー会社に押さえられているため、月・火曜日にセットし、1年前に予約を入れておいた。
申し込み初日、募集の22名に対し27名の申し込み、4日後の「大佐渡縦走」にもダブルで申し込まれた2名に辞退していただき、「たきもと」と
交渉した結果、バスの定員28名まで可能とのこと。しかし、翌日の申し込みが8通。完全に定員オーバー。
申込書を裏返し、女房に順番を付けさせ、3名を加えて28名の参加者を決定した。はずれた皆さん申し訳ありませんでした。
今春の大佐渡、残雪が非常に多いとの情報がドンデン山荘から度々寄せられていた。どの位多かったかを知るよしもないが、通常、ドンデン
山荘は4月中旬にオープンするが、5月にずれ込んだことでも、状況が伺える。
この会山行と「大佐渡縦走」の会山行の下見に行きたいと思いつつ、昨年から引き受けた「畑の学校」(野菜作りの実演・指導)(半分はボラ
ンティア)の作付け準備・植えつけと他の会山行が入り、日がとれず、この山行は大丈夫と言い聞かせ、前々日にドンデン山荘に電話を入れ、
このコースは大丈夫との情報を得て安心した。
天気予報は、14日は快晴、15日は曇り、午後雨。15日の行動を早め、なんとか逃げ切りたいと希望し出発した。
海はべたなぎ。皆快適な船旅を楽しんだ。私は、大佐渡の山々の雪の状況観察に没頭した。例年より、白い部分がはるかに多い。
アオネバ登山口から「ニリンソウ」大群落がお出迎え、登り始めると「シラネアオイ」、「ヒトリシズカ」等々の花々がアオネバ十字路まで連続して
咲き乱れていた。参加者の歓声が沸き上がっていた。
例年であれば、終わりに近いと予想していたが、消雪が遅れた結果、最高のピーク時に当たった。「大当たり!!」。 |
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アオネバ入り口 |
シラネアオイがお出迎え |
ヒトリシズカ |
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アオネバ渓谷・梅津川 |
ニリンソウ街道 |
シラネアオイ街道を行く |
アオネバ十字路からマトネの間は、残雪があり。時期尚早。昨年は、ここで「シラネアオイ」、「ザゼンソウ」等々が見頃であったが。共に蕾の
状態。残念……。
マトネから石花越分岐点までは芝生草原、両側の景色を楽しんだ。芝生の中にはアマナ」いっぱい。参加者からは、こんなに多いアマナは
見たことがないとのこと。 |
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アオネバ由来の青い粘土 |
アオネバ十字路 |
残雪と青空と新緑 |
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マトネ |
マトネからの金北山 |
両津湾と加茂湖を望む |
石花越分岐点を下りた林の中は「ユキワリソウ」が真っ盛り、まさに消雪直後、ラッキー!!。「ユキワリソウ」は終わっている時期なのですが。
平城畑は芝生草原、「キジムシロ」が敷いたように咲いていた。枯れた芝生に黄色の絨毯。平城畑は放牧牛を上げる場所。ここから放牧され、
暑くなると頂上付近の涼しい場所に移動し、秋は寒くなると、自発的にここへ下りてくる。今年は、まだ、放牧されていなかった。
余談ですが、牛の群れにもリーダーがおり、放牧経験のある牛がその任に当たっているそうです。
この牛がルートを覚えており、水場等へ案内するそうです。 |
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あぶないあぶない! |
平城畑から金北山を望みながら一休み |
14日、アオネバ登山口からマトネ、石花越分岐点、平城畑、そして石花登山口間で目を楽しませてくれた花達 |
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様々な雪割草 |
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フキノトウ |
シラネアオイ |
ザゼンソウ |
キクザキイチゲ |
キジムシロ |
チゴユリ |
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キバナノアマナ |
ヒトリシズカ |
白いカタクリ |
オオカメノキ |
ネコノメソウ |
レンゲツツジ |
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ミヤマキケマン群生 |
ニリンソウ群生 |
カタクリ群生 |
スミレ群生 |
雪割草の群生 |
エチゴキジムシロの群生 |
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予定時間ピタリに下山した。
迎えの運転手、あまりの正確さに驚いていた。
マイクロバスのほかにワゴン車を1台人員乗車 と荷物運搬用に用意していただいた。 定員どおりでは窮屈であろうとの配慮からであった。
感謝!感謝!
夕食は、海の幸、山の幸舌鼓を打ち、
楽しい時間を 過ごした。
参加者はご馳走の美味しさ、多さに驚いていた。 |
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マトネで集合写真 |
今夜の宿「たきもと」 |
窓からの七浦海岸 |
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≪15日≫
私は、3時に起床。天気を確認。霧雨しかも風が強い。
金北山を中止しようかと迷っていたところ、宿のおばさんが起きてこられた。
「今日は荒れるよ、中止するなら、昼食用のご飯を炊かない」とのこと。
中止を決断した。全員起床後、中止する旨を了解いただいた。
ゆっくり朝食をとり出発。トキの森公園でトキを見、資料等を勉強した。
野生復帰のヒナのライブ映像が放映されていた。
予想に反し、初めての方が多く喜ばれた。
資料館を出ると、雨が本降りになっており、金北山は7合目から上は、
ガスに包まれ見えなかった。これで、完全に吹っ切れた。
参加者のみなさんご苦労様でした。また、来年も企画したいと考えています。
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