≪紀行文≫
〜〜〜見所満載! 桜回廊と安曇野・北アルプスの展望〜〜〜
「1500本のソメイヨシノが、麓から古城跡の山頂まで登山道をピンクに染めます」
「梓川を挟んで残雪に輝く北アルプス(常念連邦)の展望や安曇野の前景は見事です」
松本に以前在住し山岳会で活躍されていたというTリーダーのおすすめは間違い
ないだろうと、さっそく申し込みました。
新潟にもようやく春がおとずれたと実感していたのに、どういう訳か前後は晴れて26日
だけがポッカリと雨予報、それも全国的に・・・。
気をもみましたが、とうとう雨マークがずらっと並んだまま、当日を迎えました。
リーダーの心痛は如何ばかりだったでしょう。
「ほらほら、あれが光城山だよ!」 高速道路右側の北アルプスを眺めていると、反対側左方向に写真で見た通りに、桜の帯が頂上まで
続いています!
これから、あの桜の下を歩くんだと思うと期待に胸がふくらみます。それにしても、あの勾配はけっこうなもの!
駐車場には、我が楽山会のバス2台だけでなく、他県のバス・車も。この天気予報の日に、人気の高さが伺われます。 |
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車窓から観た光城山 |
新Tリーダーのミーティング |
桜並木をいざ出発 |
出発前のミーティングでは、以前Tリーダー夫妻が活躍されていた山岳会の方がサポートについてくださることになっていて、紹介がありました。
桜並木の遊歩道をいざ出発!! 両側に桜が続く道を、つづら折りに高度をかせいでいきます。
≪一句≫ ◇満開の 桜見上げて 見おろして
汗がポタリポタリ・・・雨に当たると悪いからと、着た雨具を全員脱ぎ捨てます。さわやか〜 曇り空ながら天気予報は大外れなのです。
中腹あたりからは、台形の有明山が見えてきました。景色を見ながら、絶妙なタイミングでの休憩タイムに感謝です。 |
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麓の新緑 |
樹齢を重ねた桜の太い幹 |
楽山会の見事な隊列 |
桜広場や展望ゾーンで安曇野や北アルプスの眺めに歓声をあげながら、写真タイム。
天気が良ければ、空の青・残雪の白・桜のピンクがお見せできたのに・・・とリーダーは残念でしょうが、いえいえ、私たちはこれだけの景色を
見ることができれば満足満足。
≪一句≫ ◇ 花八分 透かし常念 峯を見せ
光城山頂では、桜の木の下で雄大な景色をおかずにユックリ昼食。爽やかな風の中で、恒例Kさんの抹茶をいただきました。
≪一句≫ ◇ 松本の 人への野点 花の峯
それにしても、登山口では桜の花びらが舞い始めていましたが、山頂ではまだ蕾。桜が、「麓から山頂まで咲き上がる」ことを実感しました。
「80代行きま〜す!」集合のあと、リーダーの後ろについていたKさんの元気な声!「エーッ!!81歳?!」私たちの見事なお手本です。
少し登って、光城址で集合写真。古峯神社の由緒ある看板を眺め、歴史に思いをはせました。かつて、海野氏の一族である光氏が城を構え、
狼煙の火の守り神が祀られているのだそうです。(安曇野市HPより) |
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満開の桜の下で休憩 |
安曇野を見おろす |
北アルプス眺望案内板 |
「天平の森」遊歩道を進み長峰山へ向かいます。緩い勾配ながら確実に登り、最後、山頂に向かって一気に階段を登ると・・・
「ウワーッ!」 展望台・オブジェを抜けて、安曇野・北アルプスが眼前に広がりました。開放感たっぷりです。
昨日の天気なら、文句なしだったでしょう。また来たいという気持ちにさせてくれました。 |
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新緑の中を長峰山へ |
天平の森 自然とのふれあい? |
長峰山周辺案内 |
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長峰山頂上に向かって |
山頂展望台(登れません) |
長峰山頂上にて |
たっぷり時間をもらって、景色を楽しんだあと、名残を惜しんで下山です。山道が無理だという方には、バスも用意してあるのです。
今日の乗車後の新リーダーあいさつでは、桜の開花情報や見所説明のあと「もし、故障や体調がすぐれないときは、行程のあちこちでバスを
手配していますので、気楽な気持ちで参加してください。」とのお話。本当にリーダーの心配りがみられました。
≪一句≫◇ 下山道 芽吹きの風の 心地よく
新緑の中、慎重にずんずん下ります。ようやくの下山口は満開の桜・桜・・・見事でした。
長峰荘で、汗を流し喉をうるおして帰宅の途につきました。
≪長峰荘にて≫◇ 花筏 寄りて離れて 露天の湯 ◇ 満ち足りし 一日(ひとひ)に感謝 花の宿 |
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花びら舞い散る |
満開の桜の下で靴を脱ぐ |
満員の長峰荘 |
新リーダーの初山行。そこここに気遣いのたっぷりつまった良い山行でした。ありがとうございました。
同行の皆様、さりげなく自分の役割を果たしてくださった皆様、ありがとうございました!
それにしても、終日雨の予報は、見事に外れました。 |
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