会山行紀行文 12.04.22日(日)

晴れ
角田山カッタン岩
参加者8名
(男8・女2)

(紀行文1862 Y/I
(写 真)1862 Y/I
≪紀行文≫

 リーダー都合で1日順延し4月22日行いました。折角申し込んで戴いたのに参加できなくなった方には本当に済みませんでした。
 また、当初予定日の土曜日は良い天気、実施する日曜日は雨と言う天気予報でした。担当リーダーとしては責任を感じました。
 それでも10名の方が参加してくれましたし、新潟に雨雲が掛かるのは夕方近くと言うことなので何とか中止せずに実施しました。
 ところが、とにかく風が強く、角田岬駐車場に着くや砂交じりの強風に驚きました。
 予定では、カッタン岩で岩体験の練習する前に安全な場所で基本的なロープの結び方を練習
する予定でしたが、装備の確認をするのがやっとで、すぐにカッタン岩に向かいました。
 岩場では風向きのせいかそれ程風には煩わされずほっとしました。
 岩登り体験、初心者も経験者もいましたが、安全には十分な配慮が必要です。
 まずはストレッチ、それから必ずセルフビレー(自己確保)を忘れないように申合せました。
 そして、基本的なロープの結び方を練習です。
 ロープの結び方は沢山ありますが、決して沢山覚える必要はありません。
 この岩登り体験会では3つ覚えること、そしてそれを確実にできることを強調しました。
 その3つとは、8の字結び(エイト・ノット)、マスト結び(インク・ノット)それにプルージック結び
(またはクレイムハイスト結び)です。

←写真「講習風景@」 まずはロープの結び方を練習します。皆さん真剣そのもの。

 最初はまごまごしていましたが、実践の場所では、分かりません・できませんは通用
しません。
 皆さん真剣にすぐに修得できたようでした。






←写真「講習風景A」 
  そして即実践に入ります。岩場に来れば手抜きは絶対に許されません。

 その後、緩斜面で懸垂下降の練習に入りましたが、初めての人も難なくこなしていました。
 そして1回やると面白いのか自主的に次々とロープに戯れるようになりました。
 





←写真「講習風景B」 
  ここまでくれば、もう講師など必要ありません。
  お互いに教え教えられ、協力しながら岩を楽しんでおられました
 ←写真左「強風の越佐海峡」
 海面が震え、細かい白波が立つ海面でした
が、風向きのせいかカッタン岩はあまり影響さ
れず快適に練習できました。

 →写真右「灯台コースを行く登山者」
 中には歩を止めて、珍しそうにこちらを見て
いる方もいました。
 どことなく優越感を感じます。

 昼食を食べた後は、いよいよ垂直の約10mの岩場の懸垂下降とフリークライミングです。
 まっすぐに切れ落ちた岩場は上から見るとすごく恐いですが、皆さんすでに要領を習得して
いましたので順番に懸垂下降をこなしました。
 降りた人は、今度は下から次に降りる人をガイドします。
 そして今度は両手両足のみでその垂直壁を登るのです。
 手に汗握る瞬間ですが、心配するまでもなく皆さん上手に登って来ました。
 勿論この垂直壁の体験は一歩まちがうと大事になりますので、上から安全ロープで補助して
いたのは言うまでもありません。
 


←写真「懸垂下降@」
  男性に交じって女性の方も大奮闘、この方2回目ですので十分コツは覚えていました。
  
←写真「懸垂下降A」
  紅二点の内のもう一人、初めてなのですがすぐに慣れロープさばきも見事でした。
  様になっていますよ。

←写真「講習風景C」
 リーダーは次の準備に回りますが、もう任せておいても大丈夫、自分等でどんどん進めていきます。
 


→写真「トキワイカリソウ」
 雪割草やカタクリはもう終盤、代ってイカリソウやキジムシロが微笑んでくれました。

 こうして参加した皆さんは十分に満足されたようでした。 
 これから長い山登りシーズンとなりますが、直接ロープを必要とする山登りはほとんど無いとは思いますが、ここで得た経験や自信は
今後何かと役に立つのではないでしょうか。
≪コースタイム≫
  角田岬駐車場(8:40)…カッタン岩(9:30−15:00)…角田岬駐車場(15:30)