会山行紀行文 12.04.07日(土)

雪、晴れ、吹雪
西蒲三山縦走
最高点634m(弥彦山)
参加者38名
(男19・女19)

(紀行文1907 M/E
(写 真)2070 S/F
≪コースタイム≫
  角田浜駐車場(5:10)…宮前登山口(5:30)…角田山(5:55)…五ケ峠(8:35)…石瀬峠(10:05)…多宝山(11:55)…(12:30)弥彦山(13:10)…
  雨乞山(14:25)…黒滝城(15:30)…国上山(16:25)…国上寺(16:45)=角田浜駐車場(17:30)
≪紀行文≫
                       〜〜〜天候に振り回された会山行〜〜〜

 毎年、3月の最終土曜日に実施するこの会山行。今年は4月1日が弥彦山集中登山。その前日に実施するわけにゆかず、かつ、前年度積雪
が多かったことを考慮し4月第1土曜日に設定した。ご承知の通り、この冬の積雪量は非常に多く、且つ、温度が上がらない。
 @ 3月29日「角田山雪割り草パトロール」途中から頂上にかけて雪がいっぱい。
 A 4月1日集中登山、ここも雪がいっぱい。且つ、スカイラインが開通していない始末。
 B 4月3・4日と強風が吹き荒れ雪消えを早めたものの、非常に多くの被害が発生した。
 
 そこで、下見を行った。
 @ 4日:五ヶ峠から角田山方向、樋曽山方向標高の低い所は全て消雪。石瀬峠から樋曽山方面、ここも消雪。
      特に気になっていた樋曽山からの急坂に雪が付いていなく一安心。
      石瀬峠から多宝山への取り付きまでのスカイライン歩きは毎回おもしろくなかった。山崎リーダーに話したところ。
      下に昔の道があるとのこと。これも、確認できた。しかし、消雪直前で相当荒れている。
 A 5日:猿ガ馬場に車を停め。黒滝城、剣ガ峰方面、登りは、搦手道を登る。黒滝城、剣ガ峰には全く雪はない。剣ガ峰山頂にはカタクリの
      蕾が全面に。国上山への取り付きには雪割り草がいっぱい。国上山も全く雪の心配はない。帰りに毎回登りに使う「南沢清水」の
      登山道を確認。消雪直前で雪が残っている。加えて、一カ所崩れていた。滝沿のステップに枯れ葉が付着し滑りやすい。
      今回は使わないことに。
 B 6日:前々日に確認したスカイライン沿いの登山道を整備。
      以上の下見・準備をおこなった。夜間から当日の天気予報は、夜間:雪 午前:曇り、午後:雪 なるべく好転することを祈った。

 角田浜駐車場を10分遅れで出発。小雪が舞っている。
 少し登ると積雪が、角田山の山頂付近では10〜15cmの新雪に、木々は雪花の美しい装い。
 古い雪となじみ歩きやすい。風はなく寒さも感じない。
宮前登山口(角田浜から) 少し登ると雪景色 角田山頂は新雪に覆われていた
角田山山頂避難小屋 五ヶ峠に向かい下山 雪が積もっていた五ヶ峠

 ところが、天候が好転し、日差しが出てきた。この新雪がぬかるみ、登山道は「泥田」状態に、「すべるぞ、注意!!」を繰り返しながら前進。しかし、悪路で、徐々に予定時間より遅れていく。
 新ルートは全員初めてのようで、感謝された。一昨年「松岳山」方面への登りは非常にきつく、不評をいただいた。
樋曽山から間瀬隧道に降りる(陽が差す) 石瀬峠への“新ルート”を上がる 石瀬峠(陽が差し、気温が上がる)

 多宝山への登りには雪が多く、スピードも上がらず遅れていることは承知の上で、引っ張る。約30分遅れで到着。
 一息入れて弥彦山へ、ここで昼食。
多宝山から弥彦山を目指す(前方に弥彦) 大平園地を通過(天気は最高、風やや強い) 弥彦山山頂(奥宮・御神廟)

 弥彦山からの下りは快調。しかし、登山靴・軽アイゼンの方が脱着に手間取り遅れている模様。
 雨乞山で到着を待ち、一気に搦手道へ、登り口で呼吸を整え、急登開始、距離は短いが非常にきつい。
 途中で「その場で深呼吸3回!」と間お入れ、黒滝城址へ到着。
弥彦山から快調に雨乞山を目指す 黒滝城址への登り(短い登りだがキツイ) 黒滝城址(時折、雪が強く舞う)

 小休止後、黒滝城を越え剣ガ峰登山口へ、全員疲労が蓄積している様子。
 非常に滑りやすい剣ガ峰をパスし林道を通り国上山へ取り付く。国上山への登り、疲労がピークに達している様子。
 頂上に着き、「休憩!」と号令をかけ、前方をみると寺泊方面から真っ黒い雲押し寄せつつある。
 「休憩中止、すぐ、国上寺へ下る!」と歩き始めると同時に猛吹雪に見舞われた。
 しかし、下るに従い風・吹雪もおさまり、4時45分国上寺へ到着。予定より15分遅れであった。
林道終点地点の国上山への取り付き 国上山山頂(吹雪の為、通過) 国上寺に到着(屋根に積雪)

 この冬の積雪の多さ、いつまでも寒い気象に振り回された山行であった。
 参加者の皆さん、ご苦労様でした。                                  終わり
キツイ三山縦走ではあったが、時折目を楽しませてくれた早春の花達