会山行紀行文 12.04.01日(日)

曇り時々雪
H24年度春期集中登山
弥彦山

634m
“八枚沢Aコース”
参加者32名
(男14・女18)

(紀行文2044 S/H
(写 真)2044 S/H
≪コースタイム≫
  新潟駅南口7:30=岩室=八枚沢登山口(9:25-9:35)…弥彦山山頂11:27…五合目12:11…弥彦神社駐車場(12:55〜13:10)=
  サンビレッジ(13:30〜14:30)=岩室=新潟駅(15:20)
                        〜〜〜花も下を向き、やがて冬山の様相。でも楽しい登山だった〜〜〜

 春の会山行「集中登山」に参加させてもらった。一昨年は所用、昨年は東日本大震災での自粛で今回が初めての参加だった。
 冷たい雨の降る道を途中参加の集合場所の岩室まで車を走らせた。車から降り、雨具を着てバスを待つ、こんな雨の日、どんな山登りに
なるのかと憂鬱な気分だった。
 私の選んだコースは八枚沢Aコース、全部で七つのコースの中から選ぶ、150人以上の参加会員がいろいろなところから弥彦山山頂を
目指す、会のメインイベントが雨の中、始まろうとしていた。

 でもバスに乗り、八枚沢登山口に着いた頃には雨がやんでいた。急いで雨具を脱ぎ、ザックを背負う。しばらくは雪の残る林道を歩く。
 弥彦山は何度も登っている山、でも、この八枚沢からの道は私にとって初めてのルートだった。
 バスの中での説明では山頂には雪が多く、昼食は下山後とのことだった。

 しばらく林道を歩き滝の前に。ここからいきなりの急登、最初のうちは雪のない道を登る。 
残雪の林道を歩く 八枚沢登山口の滝 いきなりの急登

 雪割草やカタクリも咲いていたが寒いせいか花を下に向けていた。 
弥彦山の花(寒いせいか花を下に向けていた)

 登山道はよく整備されていて歩きやすい。 ゆっくりゆっくりと急坂を登る。
 40分くらい歩いたあたりから足元に雪が現れた。今年の大雪の影響はこんなところにも。
 4月の初め、弥彦山には例年、雪がない。それが今年は冬山の様相、この先山頂まで、そして表参道を雪の中歩くとは。
 やがて雪が舞ってきた。日本海から冷たい風が吹き、寒さを感じさせた。 
雑木林の中、乾いた道を 登山道に雪が 眼下に日本海、でも雲が出てきた

 雪が降ってからは休憩は立ち休憩のみ、御神廟の祭られた山頂に到着もただお祈りをして下山にかかる。
 もっとも、この頃、他のグループも続々山頂に到着、山頂は私たちの山の会のメンバー100人以上が独占していたものと思われる。
 他の登山者は何事かと不思議がる。この時期、静かな山頂が超満員。

 この弥彦山、標高は634メーター、「ムサシ」と覚えればいいとか。東京スカイツリーと同じ高さ、いやスカイツリーのほうが最近できたので
スカイツリーが弥彦山の標高に合わせたとか。ほんとうかなあ。 
周りは雪、雪、雪 山頂の鳥居 稜線上は吹雪

 下りは早い。12時をとっくに過ぎたのに、昼食もとらず五合目に。やっとここでパンを頬張り空腹を満たす。あとはバスの待っている弥彦神社駐車場まで一気に下る。南斜面だというのに登山道は雪がたっぷり残っていた。転ばないように慎重に。
5合目の鳥居 下は越後平野、今頃青空が 登山道に残る雪の上を歩く

 靴を履き替えバスに乗り近くの「サンビリッジ」という体育館に。
 そこで遅い昼食を取る。
 この日の参加会員150名以上が集まると広い体育館も狭く感じる。
 見渡せば熟練の山男、山女の姿が多数、隅で小さくしていないと。

 昼食の後、みんな集合して会長の挨拶、新入会員の紹介などがあり
バスに乗って新潟駅へと、私は岩室で途中下車、みんなと別れた。
 晴れのち雪の山登りだったが、今の時期、新潟の山登りの天気は
こんなものか、それでも終わってみれば楽しい山登りだった。
 企画し事前準備にあたった幹部の皆様、一緒に登った会員の皆様に
感謝の一日でした。
                                 終わり。
サンビレッジの体育館にて昼食