会山行紀行文 12.04.01日(日)

曇り時々雪
H24年度春期集中登山
弥彦山

634m
“八枚沢Bコース”
参加者33名
(男11・女22)

(紀行文2070 S/F
(写 真)2070 S/F
≪コースタイム≫
  新潟駅南口(7:30)=各乗車地経由=八枚沢登山口(9:25-9:35)…雨乞山分岐(10:15)…能登見平(11:05)…妻戸山分岐(11:20)…
  弥彦山山頂・奥宮御神廟(11:35)…里見の松東屋(12:05)…弥彦神社駐車場(12:55-13:10)=サンビレッジ(13:30-14:30)=
  各降車地経由=新潟駅南口(15:20)
≪紀行文≫
                       〜〜〜4月と言うのに、この吹雪、この寒さ、でも楽しかった〜〜〜

 今年の開催は弥彦山コースとして20回目を数え、過去最高157名の参加と言う盛り上がり基調で開催された筈だったが…、朝から今ひとつの
天候とこの先も良くならないと言う予報。その予報を裏切ることなく、乗車地の佐潟辺りからバスの窓にミゾレが打ち始めた。
 走るバスの中では早くも雨着を着始める方が殆ど。すると皮肉なものでミゾレが収まり薄日が差してきた。
 そのような事象もジョークを交えて談笑している内に登山口の八枚沢に到着。
 各自が登山準備にかかるが、楽山会の方々は手際が良く、早い!。素早い登山準備の後、班毎の点呼も済ませいよいよ出発。
バスを降り林道を少し歩く 歩き始めて直ぐ残雪路になる 八枚沢登山口で点呼と各自の装備チェック

 登山口の小さな滝の傍から早くも急登が始まり、ぬかるみもあり登り辛い中、「咲いている!」との歓声が聞こえてきた。
 小さく充分に開ききっていない雪割草やキクザキイチゲ、カタクリが所々に咲いており、寒い中ではあるが春の伊吹を感じる。
小さな滝から登る八枚沢の登山口 暫く滑りやすい急登が続く 春の息吹を感じるカタクリと雪割草(ちょっと早いかな)

 急登を登り切り、尾根筋に出てしばらくすると、雨乞山からの分岐路に到着。後方から雨乞いコースメンバーの声が聞こえてくる。
 また、南側の妻戸尾根を登る八枚沢Aのメンバーも見える。ここからは見晴らしの良い雨乞尾根を歩き能登見平らに向かう。
 しかし、徐々に寒さが…。
歩きやすい尾根筋 雨乞山(国上方面)からの分岐路 進行右手に見える雨乞尾根

 相変わらずぬかるみの登山路を進むうち、チラチラと白いものが落ちて来た。北寄りの風も徐々に強さを増してきて、休憩時にヤッけや雨着
を羽織らなければならない程の状態になる。薄着の小生は思わず「寒い!」を連発。能登見平を過ぎ妻戸山付近に近付くころには強い風と雪で
顔が痛いし、薄い手袋内の指が痛い。
寒くなってきた 能登見平から妻戸尾根への登り 残雪も厚くなる 妻戸尾根分岐手前付近(完全に雪道)

 吹雪の中、山頂への道を辿る“八枚沢A”グループの姿が見えた。そしてその先に山頂奥の院の柵が見え、後に付く我々ももう直ぐ山頂が
近いことが分かる。もう一息。
 2月初旬に登った時より当然ながら少なくなったとは言え、未だ厚い残雪を踏みしめ辿り着いた山頂御神廟は楽山会のメンバーで大賑わい。
しかし、風は強いし吹雪でもあり長居は出来ず、各自お参りをして直ぐ下山。
山頂が吹雪で霞んで見える 山頂直下(強い風と吹雪)を進む 山頂(御神廟)手早くお祈りを済ませる

 9合目までは強い風と吹雪で身体の芯まで冷えてくるが、9合目を過ぎ南斜面の表参道に入ると一転、風は止みやがて雪も止み、薄い霧が
静かに木々の間を漂い始める。
 8合目からは本来雪崩を避ける冬道を下る予定ではあったが、夏道の踏み後の方がしっかり付いているし、斜面の雪も大方落ち、残雪も
硬く締まっている。何よりもメンバーの靴の滑り止めの有無を考慮し夏道を選択し下山した。
 途中、雪解け水が滴り落ちる水場や静かに佇む東屋等を通り過ぎ、5合目の鳥居に到着。この先は雪崩の心配も無く下るわけではあるが
残雪道が続く為、油断はできない。
 この頃には前方も後方も皆楽山会メンバー、殆どのコースが略同じ時間帯に下山路を降りている。全く異なるコースを登り、略同じタイミング
で合流してくる、これってすごい!このコース取りを考えた先輩諸氏に拍手喝さい素晴らしい!。
山頂から9合目に向かう 里見の松「東屋」まだ雪が多い 5合目を過ぎた樹林帯ガスが立ち込める

 徐々に残雪の暑さが薄くなり、地肌が見え、そして殆ど地肌の道を下山するころには1合目を通過、間もなく林の中の茶屋を過ぎると登山口
の鳥居が見えてきた。集中登山のゴールである。
 弥彦神社駐車場に待つバスに乗り、昼食とセレモニーを実施するサンビレッジに向かう。
 サンビレッジではコース毎に車座になり和気あいあいと昼食を摂る。いつもながら回ってくるお漬物やおかずに、おむすびあれば充分かと
感謝感謝で頂戴する。
 食事が終わった頃を見計らいセレモニーが開催された。
 セレモニーではH企画部長やT会長のご挨拶、新人紹介等があり無事修了。コース別夫々のバスで帰路につく。
 このように157名もの大人数の企画推進をされた関係各位、各コースの世話人の方、そしてご一緒頂いたコースメンバーに深く感謝します。
                                                                              終わり
表参道登山口の鳥居が見えて来た サンビレッジで昼食(八枚沢Bグループ) セレモニー風景