会山行紀行文 12.01.09日(月・祝)
曇り時々雪
トンガリ山
429m
参加者32名
(男11・女21)

1861 K/Y
写真一部ご提供 2070(S/F)
≪紀行文≫

 トンガリ山は25000図に山名の記載がありません。笠掘ダムと大谷ダムの間にある標高428.5mのピークがトンガリ山と呼ばれて
います。正式な名称なのか、地元の人達の呼称なのか、はたまた一部の人達がそう呼んでいるだけなのか定かではありません。

 登山道は無く、めったに登る人が無いであろう山ですが、笠掘り界隈のちょうどオヘソのような場所に位置しているので、
尖がった山頂部からは笠掘、大谷のダムや、多くの山々が見晴らせます。

 この日はおおむね曇りで、雪は時々降る程度、この時期としてはまぁまぁのお天気でした。ただ運の悪いことに、たまに降る
雪が昼飯どきに降ってきて、鼻水をすすりながらの昼食になってしまいました。

 尾根や斜面には雪がたっぷりあり、木々も雪化粧で、冬山の情緒一杯でした。そのぶん脚の沈みが深く、トンガリ山までの
上りは難儀なラッセルになりましたが、屈強な“おのこ”達がグイグイとラッセルしてくれました。

 ワカンが無い人はパーティーの後方を歩いてもらいましたが、気温が低く、雪の締りが悪く、ズブズブと足が入っていました。
 トンガリ山までは一本調子の上りですが、トンガリ山から先は起伏や、下山ルートには急傾斜の下りがあります。上りよりも
下りの方がより足が入り易くなるので、ワカンが無い人達にはトンガリ山で打ち止めにし、上ってきたトレースで下山して
もらいました。

昼食後、時間がたっぷりあったので、547m峰までお散歩しようと出掛けましたが、峰手前の痩せ尾根にどっかりと腰を据えた
松の木に行く手を阻まれ、
547m峰手前で残念ながらUターン、大谷ダムに向かって下山しました。雪の下りは身体が楽なので、
わいわい、きゃあきゃあ賑やかでした。

 たっぷりの時間を有効に使い切れなかったことが悔やまれます。

写真左:笠掘集落入り口付近の登山口で、慣れた手つきのワカン装着
写真中:笠掘集落入り口付近。ここから取り付きました。雪はゆうに1mを越えています。
写真右:いよいよ登山開始です。柔らかい雪にワカンも沈んでいきます。
写真左:雪はたっぷり、正真正銘の冬山景色。脚の沈みは深いけど、みんな力強く進みます。
写真中:深い雪の中での休憩風景(脇に逸れると沈みますので、踏み後利用の一列休憩です)
写真右:トンガリ山に向かう尾根途中からの下田烏帽子岳です。こっちにも来て頂戴と呼んでいるようです。でも雪が締まった
    時期にならないと行くのはかなり大変です。
写真左:山頂まで後数歩。思わず万歳。
写真中:狭い山頂。安全な足場を確保して360度の展望を楽しむ。
写真右:トンガリ山からの笠掘ダム。まるで水墨画です。
写真左:頂上が狭い為。昼食の摂れるトンガリ山の少し先の分岐に向かって出発です。
写真中:トンガリ山の少し先、大谷ダムに向かう尾根との分岐点。丘のようになだらかで広いピークです。
     ここで昼食にしました。雪がかなり降っています。ほんの少し前までは雪は降っていなかったのに・・・。
写真右:昼食後元気に547m峰に向かって出発。
写真左:547m峰に向う尾根途中から返り見たトンガリ山です。
写真中:大谷ダムに下るルート。この辺は尾根が広いので、皆さん思い思いに大騒ぎしながら下っています。
     この先尾根は狭まり、転がり落ちそうな急傾斜になります。そこでは一列縦隊で慎重に下りました。
写真右:漸く大谷ダム展望台につきました。もう少し急斜面が残っていますがここまで降りれば一安心。
                                                                               おわり。
≪コースタイム≫
    新潟8:00= 笠堀集落入口(9:30-9:45)〜トンガリ山山頂(11:00-11:20)〜トンガリ山直下分岐昼食(11:40-12:15)〜尾根散策〜分岐〜
    大谷ダム(13:40-13:50)=新潟駅南口15:2