個人山行紀行文 11.09.25(日)
~26日(月)
焼山・2400m 参加者
単独
1914 E/S

                                      

≪コースタイム≫ 
(1
日目)

 新津8:00=猿倉温泉先林道ゲ-ト・昼食(11:20-12:10)~焼山登山口14:00(テント泊)
2日目)
 焼山登山口7:25~大曲7:30~大谷8:10~坊々抱岩8:35~富士見峠分岐9:17~泊岩9:23~山頂(10:45-11:00)~大谷13:00~登山口(14:00-14:10)
自転車林道ゲート(14:40-15:10)=新津18:30

1日目)
 焼山は登山禁止が解禁になって5年も過ぎているので、もう登山道も整備された事と思い、糸魚川の笹倉温泉から登りました。このコ-スは林道歩きが長いので、帰りが少しは楽になるかと思い、私の愛車「マウンテンバイク18段変速付」を持って行く事に。 又、余り急ぐ山旅でもないので登山口で1泊する事にしました。その為テントその他で荷物が多くなる。

 笹倉温泉の直ぐ先、キャンプ場の横を通って砂防ダムを右に見てから林道を少し登り、ゲ-ト迄。ゲ-ト前の少し広い所に車を停める。
 此処で昼飯を食べて少し休んでから、自転車に荷物を積み出発。登山口まで林道を6キロ余り、標高差500m近く有り急な登り。18変速付きでも動力は自分の足、この登りではとてもペタルは踏めません、押して登る事にしました。
 途中、2番目のゲートが有り、此のゲート横からは入れなく下を潜る、でも自転車は通れなく荷物を積んだまま「横倒」にして引っ張る。登山口まで1時間50分掛かりました。でも帰りは楽でしょうがブレ-キが心配、この下りの急坂では、ブレーキが効かなくなればどうなる事か分かりません。
林道ゲート前 避難シェルターとテント 展望台からの焼山
 登山口には避難用の「シェルタ-」が有ります。この中にテントを張りました、これで雨が降っても大丈夫。夜になるまで時間が有るので、菊水1番絞りで一人さびしく乾杯、携帯ラジオを持って来たのですが電波が通じません。
 寝るには早く1人では退屈、今日飲む分の酒も終わり、明日山頂で飲む分まで飲んでしまう、明日は寂しいけど我慢。寝るには早いけどテントの中の寝袋にもぐり込む。

2日目
 朝飯を食べてテントを撤収し、荷物をまとめ6:25分より歩き出す。天候は曇り、でも眺望は良く山登りには良いでしょう。
 登山道は広く刈り払ったばかりで歩き易く、緩やかな登りとなっています。昨日、会った軽トラの荷台に刈り払い機が有った、あの人が刈り払ってくれたのだろう、富士見峠分岐まで綺麗に刈り払って有りました、感謝!。
 直ぐ展望台。此処からは、これから登る焼山が良く見える。大曲までは広く緩やかな登り、此処からも焼山が良く見える。此処からトラバース気味の道を行き、いよいよ難所の「大谷」に着く。
大曲 大曲からの焼山 大谷の登り
 ザレ場の崖をロ-プにつかまり谷に下り、岩ゴロゴロの谷を歩き、反対側のロ-プの垂れ下った斜面を登る。この登りが大変、足場は崩れ落ちるので腕の力でロ-プにつかまって登る。此処を通過したら又難所の「地獄谷、」此処もロ-プにつかまり谷に下り、又登る。この2か所が無ければ、里山歩きをしているみたいに歩けます。
坊々抱き岩 富士見峠への分岐 泊岩
 「坊々抱き岩」で一休み。この岩どんなに見えるかは、見た人次第。此処から少し行くと、水が少し流れる沢を登り、途中から斜面を登って沢沿いにトラバース道を行くと富士見峠への分岐、此処から笹が峰へ下山出来るそうです。
 此処から少し登ると泊岩。岩穴を利用した小屋で入口の扉は開きませんでした。サッシで出来た窓は開いたので中を覗くと、厚い発砲スチロールが敷いて有って泊に利用出来そうでした。
泊岩の内部 大きな岩の横を通る 兜みたいな岩。此処を登る
 此処からぬかるんだ道を少し行くと灌木の中の登りになり、やがて灌木も無くなって山頂方向が良く見えます。ザレた砂礫混じりの急登の始まり。石に結んだテープの目印を頼りに登る。今日は見透視も良いがガスなど掛かった時は要注意の場所。
火口湖? 山頂 誰も居ない山頂
 大きな石迄登り、一休み。此処で、これから歩くコースを確認する。「兜」みたいな岩を越えないと山頂には行けない。ペンキ印も付いているが、ガスがかかった時などは無理をせず引き返した方が良い様な所。
 いよいよ兜越えに挑戦。岩につかまりながら登り最後はほぼ垂直の登りとなる。途中から、細く錆びた頼り無い様な鎖につかまり登る。
山頂の石仏 2等三角点 噴気孔
 登り切ると目の前に山頂、眼下の火口には水が溜まっている、火口湖では無いでしょう? 此処から少し下り、砂礫混じりのザレ場を一登りで山頂。
 山頂には誰も居ません。写真を撮り、噴煙の出る方向に火口を周って行って見る。所々から白い煙が少し出て居て、辺りは硫黄の匂いが鼻をつく、地面を触ってみると少し暑い、名前どうりの”焼山”だ。
 もう少し先の、火打山や影火打の良く見える所まで行く。この先は噴煙も多く出て居て1人では心細く、帰る事にしました。
兜岩を越える 噴煙と噴気孔
 でも今日の天候は曇りだけど風も無く、涼しく眺望も良くて360度周りの山も見渡せて、至福の時間を過ごして下山しました。

 登山口からは、自転車で林道ゲート迄30分をただ下るだけなので楽チンでしたが、心配したとうり、自転車のブレーキのゴムが摩耗して金属の出た所も有りました。

 最後の5分位は、安全の為自転車を下りてゲート迄歩きました。(おわり)



火打山と影火打)