“大人の休日倶楽部”から13,000円4日間有効の切符が発売になり、東京での用事を兼ねて“東北方面に行こう!と思い立ち、6/30(東京の用事)、7/1(早池峰登山)、7/2(今泉で文化遺産)、7/4(予備)と計画を立てる。
 ところが思いもよらぬ障害があった。7/1は金曜日平日の為、早池峰までの公共交通手段が皆無等しい。唯一大泊バスターミナルから早朝5:50発河原坊登山口(6:48)行き1本のみ、しかも帰りのバスは13:00の1本のみで6時間で山頂をピストンしなければならない。時間的にはかろうじて可能だが、休憩が入れられず山頂もタッチのみとなる。
 他にも、大迫集落までのバスがある時間には到着出来ない。等々、マイカー登山ばかりやっていた人間にとっては登る前に苦労を強いられた。しかし、宿のご厚意で登山口までの送迎をして頂けることになり、コースも河原坊から登り小田越に降りる周回コースが可能となったが、出発の朝は無情にも小雨模様。宿のアドバイスも有り雨でも安全な小田越からのピストンとなる。
顧客満足度が非常に高い宿 送って頂いた小田越の登山口 登山口から暫く緩やかな樹林帯が
 宿で意気投合した横浜と川崎からの4人と臨時パーティーを結成し、小田越を出発。
登り初めて暫くは樹林帯だが、一合目を過ぎ直ぐに開けた岩稜となる。その頃から風も冷たく強く寒さを感じ始める。五合目付近の岩屋で風を避けて休憩する程だった。
 5合目から先はますます急な岩場になり、急な梯子や濡れた岩場が緊張が高まるが、ハヤチネウスユキソウを中心の多くの草花が緊張を解してくれる。
一合目を過ぎるとこのような登山路続く 五合目付近の岩屋で冷たい風を避け休憩 急な岩場が続く。この先に梯子場あり。
 最後の梯子を過ぎて道も穏やかになる、と山頂は直ぐ。山頂には我々より早くきている人は居なく、避難小屋で雨を避けて物凄く早い昼食となった。
 その後、山頂に到着する人が目立ち始める頃、下山開始。濡れた岩場のスリップに注意をするも、メンバーの一人が幾度も転ぶ始末で怪我が無かったことが不幸中の幸い。
 途中、登ってきた小学生の団体とすれ違い、この雨の中とただただ感心し、引率者に尋ねると、登山口は晴れていたとのこと。怪我をしないでと祈るばかりである。
山頂が近くなり傾斜も緩やかになる 早池峰山山頂 ハヤチネウスユキソウ
 少し早目に下山すると、まるで見ていたように宿の車が上がってきた。“すごいな!”と感心するも、運転手は「この後何処に向われるのですか?」との質問。偶然にも全員盛岡までとの答えに「では盛岡までお送りしましょう」と一時間以上も走って盛岡まで送ってくれた。
この宿、前夜夕食後は蛍が楽しめるポイントに連れていってくれたりし、あまりの親切な対応に、感謝、感激、驚き等が心を駆け巡った。 良い宿に泊まった!。御礼を込めてCM文を「大迫のホテルステイヒル」です。              (おわり)
早池峰山で出会った花達の一部。雨に濡れた花も素晴らしい。
 個人山行紀行文 11.07.01日(金)
小雨
早池峰山
1,917m
参加者
2名(男1・女1)
2070 S/F
≪コースタイム≫
新花巻17:50=大迫(18:30-5:00)=小田越(5:40-6:00)〜五合目7:10〜早池峰山頂(8:15-9:20)〜小田越(11:15-11:20)=盛岡(泊)