個人山行紀行文 11.06.22(水)
晴れ
越後駒ヶ岳・2003m 参加者
単独
1394 R/O

≪コースタイム≫ (駒の湯から小倉山を経て山頂へ)
 (前夜発車中泊) 駒の湯登山口
4:50〜小倉山7:15〜駒の小屋8:55〜山頂(920-1200)〜(下山しながらスケッチ)〜駒の小屋12:45〜小倉山14:05〜下山15:35=自宅
      

 6年ぶりに夏の越後駒ケ岳を訪れた。雪の深い越後駒、山開きは6月26日とのこと、枝折峠はまだ除雪が進んでおらず不通だった。前夜、「駒の湯」前に停めた車の中で仮眠をとり、早朝より登り出す。
 途中で出会ったのは、単独行の男性登山者ばかり3人のみであった。おかげで静かな山を楽しむことができた。

 出発が朝早かったことと笹が道を塞いでいたため、全身露に濡れた。それも小倉山までで、山頂に着くころはほぼ乾いた。
 雪は“百草の池”ぐらいからようやく踏むようになるが、気温の上がるこの時期の雪は柔らかく、アイゼン、ピッケルなしで充分登れる。スキーやスノボーの跡が無いのが嬉しい。しかし、やはり雪深い魚沼の山だけあって、山頂付近の雪の多さには圧倒される。

残雪の壁 山頂から中の岳を望む

「駒の小屋」に着いたが、この雪に加えて気温が高いこともあってガスが湧き、小屋の付近は視界がきかない。本格的な夏山シーズンには管理人も入る駒の小屋であるが、この時期はまだ無人のままである。が、中への出入りは自由にできるし、小屋前の水場には、充分な水が出ていた。

シャクナゲ ハクサンチドリ シラネアオイ
 小屋を後にして山頂に上がると、雲が切れて青空も覗いており、中の岳や八海山方面が見え、稜線を彩るシャクナゲやハクサンチドリなどの花々に、しばし見とれていた。

 山頂では6年前と変わらない景色を前に、下手なスケッチに時間を費やし、最後に駒の小屋を描いて下山した。                   (おわり) 






(駒の小屋をスケッチ)