長野県上田市の西に位置する青木村にあり、地元の人々にはマッタ―ホルンと愛されています。確かに上田市から眺める姿は小ぶりだが美しく、一度は登ってみたくなるような山容です。
村松西洞コースより登る予定でしたが、林道が通行止めになっていたために、急きょ当郷管社コースに変更し出発です。道の駅で立派な地図がもらえます。
管社集落を抜け、狭い林道を上がった所に小さな駐車場があります。すでに先客で一杯。林道脇に車を置き出発。登山道は右の沢沿いから始まります。小さな橋を渡り、手入れの良い竹林の中を登ります。
竹林を抜けると、赤松の林に代わります。秋には松茸を守るため「止山(とめやま)」になるそうだ。そういえばこの辺一帯は有名な松茸の産地。「松茸か・・・」。しばらくは山頂を見ながらの登りです。
強清水で休憩を取り、再び尾根道へ。檜の林を抜けると林道との丁字路です。
道を右にとり平坦な林道を行くと、左手に山頂方向を示す標識が三つ見えて来ます。林道から細い山道へ、急な階段を上るとすぐに「子檀嶺岳」と書かれた鳥居前に出ます。
鳥居からは急登になりますが、道がジグザグとうまく切ってあるのでテンポよく登れます。最後の急な斜面を登ると小さな鞍部です。左の頂には三等三角点がありました。
一旦鞍部に戻り、山頂へあとひと上り。頂には三つの祠が祀ってありました。
360度の眺めは、あいにくと霞がかかりぼんやりと・・・。これも又良しとして、お昼を食べ下山です。麓の村は花盛り、美しい山里です。せっかくなので 国宝・大法寺の三重の塔を見て帰りました。
下山後の温泉は、山頂で教えてもらった田沢温泉の有乳湯(うちゆ)へ。200円と安くいい湯ですが、石鹸類は持参のこと。 (おわり)
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