個人山行紀行文 10.11.25日(木)
曇り時々晴れ
毛石山・793m 参加者2名
(男2)
1914 E/S

≪コースタイム≫
 登山口8:10〜鉱山跡8:32〜金山神様9:33〜水場9:46〜橋立山の神10:06〜毛石山々頂(11:15〜12:08)
 〜金山神様13:34〜登山口14:30

 山ヒルもそろそろ活動しなくなった頃だと思い、川内山塊の「毛石山」に登ってきました。
車で杉川発電所の横を通り、杉川チャレンジランドの手前を右に入ると直ぐ登山口。別に駐車場など無いので林道の横に車を止め、支度をして歩きだす。
 登山口の看板に、「熊、蜂、ヤマヒル等に十分注意して登山してください」と書いてある。

 登山口から直ぐ「導水橋」を渡る。今は発電をしていないのか、足元の金網の下の水路には水が流れてはいなかった。その後コンクリートの蓋のしてある導水路の上を少し歩き、毛石山の案内板から右に入って杉林の中の山道を進むと、又案内板が有る。ここから右の沢に入り、沢の中を少し歩いて左の斜面に上がり沢沿いに登る。

登山口   導水路の上を歩く
沢を登る 鉱山跡

 少し行くと広くて明るく開けた所に出る。此処が「鉱山跡」。
此処から更に右に進むと左斜面のへつり道となり、道も細くて進むのが大変。藪のへつり道や小さな沢をへつるとき水も流れているので最も大変、滑らない様に慎重に渡り一休みして居ると、後から来た男の人が追い越していく。
 その人はビョウ付きの長靴を履いているから余り滑らないみたい。私たちは登山靴で滑り易い。

藪のへつり道  岩の露出したへつり道 権現山

 このコースは山頂への最後の登り以外は、殆ど歩き難い「へつり道」で足が疲れる。「鉱山跡」の急登をジグザグに登って尾根に出た所に石の祠が有り、此処が「金山神様」。

遠くに粟ヶ岳と権ノ神岳 金山神様 水場

 此処から今度は右側の斜面をへつり「水場」を通って尾根の平らな少し広い休み場に着く。「橋立山の神」で川内の山々の見晴らしの良い所。正面にこれから登る毛石山や灰ヶ岳、左に木六山や銀次郎、銀太郎、五剣谷岳、青里岳も良く見える。
 今度は左の斜面をへつり、尾根に出た後は斜面の急登を木につかまり尾根迄登る。此処からは見晴らしも良く右にはいつも見ている白山とは違う、裏の白山が良く見え、左側には川内の山々を見ながら急な登りを、左側が切れて居るので慎重に登る。

毛石山 青里岳と灰ヶ岳 毛石山々頂
裏から見た白山 三角点 歩いて来た尾根

 尾根を登り切り平になったので山頂かと思ったら、もう少し先でした。山頂では私たちを追い越した人がご飯を食べて居るだけで、後は誰も居ません。登山道はまだ先まで続いて居るようで、少し行くと灰ヶ岳や青里岳も良く見えた。菅名山塊は鳴沢岳が見えないので別の山のように見えており、日本平山と間違え男の人から「違う」と教えて貰う。

 お日様も出て来たので白く雪化粧した飯豊を見ながら、のんびり昼ご飯を食べゆっくり休憩の後下山する。
又、この下山が大変でした。石や木の根の上に濡れた落ち葉が積もっており、滑って何度も転びながらの下山でした。川内の山は標高は低いのに奥が深く、又この山は細いへつり道で緊張して疲れましたが、静かな山登りが出来ました。                             (おわり)
川内の山々