個人山行紀行文 | 10.05.08(土) 〜09(日)晴れ |
アオネバ〜石花 〜大野亀(佐渡) |
メンバー 5名(男1・女4) |
1914 E/S |
≪コースタイム≫ (1日目) 新津5:30⇒佐渡汽船6:55〜〜両津8:00⇒アオネバ登山口8:45→ユブ9:35→アオネバ十字路10:20→ マトネ(11:10-12:10)→石花分岐12:20→カレー清水12:40→平城畑14:15→石花登山口14:55⇒民宿16:00 (2日目) 民宿9:00⇒二つ亀10:40→賽の河原11:05→大野亀頂上11:50 13:00⇒両津港(14:00-16:05)〜〜 新潟18:35⇒新津19:20 |
又佐渡の山の花が見たくなり、最近一人で行くのは何か寂しくて今回も女性4人に同行してもらって佐渡へ一泊二日で行って来ました。
今回のお目当ては「シラネアオイと民宿の海鮮料理」。新津からジャンボタクシーで佐渡汽船迄行き、朝1番のジェットフォイルで両津迄。出迎えの宿の車でアオネバ登山口まで行き、身支度して歩き出す。
すぐにニリンソウの群生が有り、更に少し行くとお目当てのシラネアオイが咲いていていました。此処から1時間余り登山道の両脇にシラネアオイのオンパレード。このコース今まで4度程歩いた事が有るが、こんなに多くの旬のシラネアオイを見るのは初めて。
同行の女性達も歓喜の声を上げて居る。
ニリンソウ | 旬のシラネアオイ | 1輪だけ咲いていた |
写真を撮りつつお花を見ながら、ゆっくり歩く。雪割草はもう終わり、カタクリも花が枯れて終わり。イワカガミはこれかららしくて、蕾が有り1輪ほど咲いていた。途中の湿地にザゼンソウが茶色い芽を出していまた。
シラネアオイ | シラネアオイの群生 | お花鑑賞中 |
”アオネバ十字路”に着くと、ツアーの団体さん40人位の人が休んで居た。今、佐渡の山は花の季節、県外から大勢の人が来て大変賑わっています。此処で一休みしてからこのコースの最高地点の”マトネ”を目指す。
出たばかりのザゼンソウ | 名残の雪割草 | 残雪の上をマトネへ |
途中残雪の上を歩き、最後の急登をゆっくり登り”マトネ”に着く。ここも人が大勢いました。
写真を撮り、少し先の見晴らしの良い所で昼の「ランチタイム」。天気も良く風もほとんど無くていい気持ち。ビールで乾杯し、金北山を見ながら1時間ゆっくり休憩。休んでいる前をツアーの団体さんが「のんびり休憩出来ていいですねー」と羨ましそうに言いながら、足早に通り過ぎて行く。
此処からは登山口まで下るだけ。途中の芝の有る所にはアマナがいっぱい咲いている。”カレー清水”から”平城畑”までは登山道の両脇にカタクリが群生して居た、所々に名残の雪割草も。
平城畑を過ぎ登山口迄行き、そこから迎えの宿の車で民宿へ。すぐ風呂に入り民宿自慢の海鮮料理でカンパイ!。今日有った事やその他色々な事で話が盛り上がり、3時間ほど過ぎたので寝ることにする。
アマナ | キジムシロ | 宿の前から |
* 2日目は観光旅行。
宿の主人手作りのワカメをお土産に貰い、出発する。途中海府大橋は車から降り、歩いて渡る。下を見ると高度感が有り少し怖い。又、蕨が有ったと車を停め、ワラビ取りをして収穫が有ったと大喜びの女性達。
”二つ亀”の海水浴場まで歩いて下り、イエローロード(カンゾウの花が黄色だから言うのかな?)を大野亀にに向かって歩く。遊歩道の脇にはハマナスも有り、1輪だけ咲いて居て後はまだ蕾。
賽の河原のお地蔵さん | 大野亀頂上 | 大野亀からの二つ亀 |
途中”願”の「賽の河原」に寄る。
賽の河原は現世と冥土との間に有る「三途の河原」にあり、親に先立つ不孝な幼児たちが収容される所。幼児たちの仕事は「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・」と不孝を詫びながら小石を積むので、無数の小石の塔ができる。
しかし夕方になると地獄の鬼どもに踏み砕かれ、幼児たちは救いを求めて泣き叫び逃げ回る。それを、「冥土の母父はわれなるぞ」と現れて、法衣に包むのは地蔵菩薩である。
鬼どもの嵐が去ると、幼児たちは小石積に励み翌朝までに立派な塔を積み終わるという。幼くして世を去った子供たちの、冥土を願う御仏の霊場である。願の賽の河原には水子も供養されて有り、小さなお地蔵さんが所狭しと並び、又色鮮やかな風車も・・・・・。
お地蔵さん達にお賽銭を上げ、両手を合わせました。
大野亀 |
願の部落を通る時、地元のおばあちゃんが自分で取って干したアラメと天草を売っていました。女性達は「安い!」と言いながら買いました。大野亀に登り、そこから見える景色がまた綺麗。
濃紺の海の色、その向こうに二つ亀。今はカンゾウも蕾で花は無く、人は殆どいなくて静か。此処で濃紺の海を見ながらコンビニで仕入れた弁当で昼の「ランチタイム」。
後は車で両津迄。
時間が有るので買い物をし、カーフェリーで新潟まで。新潟からは迎えのジャンボタクシーで新津に帰りました。
今回はお目当ての旬の花も見られ、又、みんなでワイワイガヤガヤと話しながらとても楽しい佐渡の山旅でした。 (おわり)