個人山行紀行文  10.05.02(日)
晴れ
矢筈岳・1258m
メンバー
6名(男4・女2)
1862 Y/I

≪コースタイム≫
  新潟200発−300道の駅みかわ−412林道除雪端(駐車)−430取付点−654魚止山718
 9
15三川分水峰−1120下矢筈岳−1201矢筈岳12391307下矢筈岳−1456三川分水峰−
 16
56魚止山−1825取付点−1845林道除雪端(駐車)−1950道の駅みかわ−2100新潟着

秘境川内山塊、その中でも難攻不落と言われる盟主「矢筈岳」に日帰りで行って来ました。長年果たせなかった夢が今年やっと実現しました。
 長い1日でした。
苦しい山歩きでした。かしそれにも増して、感激と感動と嬉しさが胸いっぱいに広がっています。あらゆる条件が整い、頼もしき仲間が居ればこその登頂だったと思います。しばらくはこの余韻に浸りたいと思いますが、また、とても語り尽くすことはできませんが、感動の一端をご紹介します。矢筈岳は遠かった、しかし期待を裏切らない素晴らしい山でした。                             (おわり)

魚止山からの矢筈岳.

くっきりとした青空の下、憧れの山に心ときめきます。

前方には守門岳がくっきりと.

前方に守門岳が広がり、その手前に駒形山、しかし、1055ピークの薮漕ぎが控えています。

三川分水峰を過ぎ、いよいよ核心部。
 
 手前の稜線を左に進み、大きく右に方向転換して下矢筈岳へ突き上げます。

馬の背状の青い岩盤。

ほとんど人の目に触れない秘境、右奥からはガンガラシバナの岩壁に雪崩れの轟音が響き渡った。

 矢筈は近づいたがはるかなる稜線。

 一歩一歩矢筈に近づく喜び、それに反比例して体力は限界に近づく。
ここが踏ん張りどころ。

ここから長いトラバースが続く。

危険は伴うものの、ピークを2つ避けて長いトラバースに入ります。雪はやわらかく助かりました。

下矢筈岳からの青里岳と五剣谷岳。

奥深い川内山塊、残雪の山々が実にきれいでした。

矢筈岳頂上手前。

 喜びのポーズ
 山頂標識は見えませんが、この先が頂上です。感激の一瞬です。

お昼を食べ下山開始。

下矢筈岳に向って帰路に着きました。前方の山は御神楽岳です。

 美しきかな青里岳・粟ヶ岳。

 もう2度と見れないかも知れないこの景色、しっかりと瞼に焼き付けます。

うんざりする程の帰路の道程。

 左の山は太郎山、その右のピークが魚止山です。そこまで行くのに両手の指の数ほどのピークを超えなければなりません。

魚止山を下る一行、終盤です。

 魚止山を過ぎれば後は下るだけ、安堵の気持ちと急斜面を下る緊張感、陽はもう大分傾いて来ていました。