個人山行紀行文 | 10.05.02(日) 晴れ |
川苔山(かわのりやま)・1363m 本仁田山(ほにたやま)・1225m |
メンバー 単独 |
1866 S/T |
≪コースタイム≫ 奥多摩駅7:20=(バス)=川乗橋BS7:40〜林道歩き〜細倉橋登山口8:25〜百尋ノ滝9:05〜足毛岩分岐9:50 〜足毛岩の肩10:10〜川苔山(1045-11:30)〜舟井戸11:45〜大ダワ12:30〜コブタカ山12:50〜大仁田山(13:15-13:30) 〜林道出会14:15〜奥多摩駅14:45 |
今年のゴールデンウィークは、東京の息子宅に泊って幼い孫達に会い、翌日は奥多摩の人気山である川苔山から本仁田山への縦走を試みました。温かな天気に恵まれて、新緑&清流の心地よい山歩きができました。
6:04立川駅発の青梅線は、もうザックを背負ったハイキング客で席はありません。ようやく青梅駅で空席を確保する事ができました。
奥多摩駅に来てみれば、東日原行のバス停には長い行列ができています。ギュウギュウに詰め込まれて、更に臨時で追加便が出る盛況、この山域の人気ぶりが解ります。
川苔山は山頂標識などは”川乗山”となっています。その表記についてウィキペディアには以下のように記述されています。 (川苔山/ウィキペディアより) |
川乗橋バス停から林道に入ります。 | 竜王橋、」なかなかの雰囲気を出しています。 | 細倉橋を渡って、登山道に入ります。 |
川乗バス停から林道歩きが始まります。
新緑の始まった雑木林、右下には川苔谷のせせらぎが真に気持よく聞こえます。左側の急な斜面からの落石には気をつけなければなりませんが、それを除けば爽やかな5月の気候を感じながら気持よく歩きます。細倉橋で45分間の林道歩きを終わって、いよいよ登山道へと入っていきますが、今まで以上に清流の感じも良くなり、より爽快な気分となります。
やがて、このコースの見せ場の一つでもある”百尋の滝(ひゃくひろの滝)”を越えると、ちょっと危険な場所もある急傾斜が始まりますが、それも40分ほどで過ぎて”足毛岩の分岐”到着です。
へつりの狭い道もあります。 | 気持のよい沢。 | 百尋の滝。 |
ここから先は大方の登山者は左に行きます。どうも左の方が距離が近いらしいのですが、自分は持参したガイドブック通りに右に入ります。足毛岩の肩から急傾斜を登り、樹林帯を切り開いた防火帯を登り切った先が川苔山頂上です。
広場となっている山頂からの展望は、北方向に鷹ノ巣山や雲取山が望めますが、西方向の富士山はガスに遮られてホンの薄っすらと見えるだけです。肉眼では確認できますが、写真には無理でしょう。
どうも、今年はスッキリとした富士山の姿に縁がありません。冬の河口湖近辺を訪れた時もダメでした。そして今日もまた・・・・。
足毛岩の分岐、ここより右に。 | 気持のよい登山道。 | 川苔山山頂。 |
多くの登山者に混じって山頂で持参の弁当を開き、ゆったりとコーヒーを飲んでから下山にかかります。
ちょっと時間は長くなりますが、ついでだから本仁田山にも足を延ばす事にしました。わざわざではなかなか登らないだろうから、この際は無理をしてでも登っておきたいと考えたのです。
多くの登山者は鳩ノ巣駅への下山路を選ぶようで、自分の前にも後ろにも人はいません。ちょっと心細く感じながら進むと、急斜面をへつった狭い道は、危険な場所が何ヶ所か出てきます。オーバーハングの岩をくぐる場所もあります。
手前に鷹ノ巣山、奥に雲取山。 | 本仁田山への危険な道。 | 大ダワからの尾根道。 |
大ダワまで来て、ようやく奥多摩らしい雑木のルンルン歩ける道となりました。が、この辺りはまだ新緑には程遠く、ようやく木の芽のほう芽が見えるだけです。まぁその分だけ、見晴らしもいいですけど。
途中、コブタカ山を越え更に登って行った先が本仁田山でした。
山頂はそんなに広くありませんが、10人ほどの人が休んでいます。新宿方面などの展望もあるらしいけど、春霞のこの日は見ることができません。バナナを食べ、コーヒーで休憩してから、奥多摩駅を目指して下山します。
ムラサキヤシオが所々に・・・・。 | コブタカ山山頂。 | 本仁田山への登山道。新緑が遅れている。 |
地図を見た時から覚悟はしていましたが、なかなかの急坂です。樹林帯の坂を転げるように降りていきます。このコースは登りに使い、下山はコブタカ山経由で鳩ノ巣駅に出るコースが正解でしょう。
ドンドン下って、ようやく林道に出た時はホッとしました。ここからは林道をのんびりと歩いて奥多摩駅へ出ました。
本仁田山山頂 |
ここ数年は息子や娘の所に宿泊する度に、奥多摩や丹沢方面の山に登る事を習慣としています。
竜ヶ岳、鷹ノ巣山、塔の岳、御岳山、陣馬山、そして今回の川苔山&本仁田山。子供達の所をベースにして、便利に周辺の山を登れる事に感謝しなければなりません。 (おわり)