個人山行紀行文 | 10.02.11(祝) | 棚橋山・馬の髪山 | メンバー 単独 |
1861 K/Y |
曇り、雪は午後3時過ぎてからとの天気予報に釣られて、阿賀町と新発田市境界の棚橋山から馬ノ髪山に行ってみることにしました。
冬場の場合、曇りの予報では時折日も差す天気が通例なので、その期待で行ったのですが、尾根上はガスに覆われていて、おまけに雪は3時過ぎからとの話が、お昼過ぎにはボンボン降ってきました。馬ノ髪山でコーヒーを沸かし、飯豊の山なみでも眺めながら、ゆっくりしようと思って行ったのですが、全くあてが外れてしまいました。
棚橋山へは赤谷から入るか、阿賀町と新発田市の境界尾根から入るかの選択になりますが、距離が短い赤谷から入るのが一般的で、距離が長大になる境界尾根は入る人が少ないようです。
今年は積雪が多く、赤谷奥の除雪状態が心配だったので、三川と赤谷を結ぶ幹線道路から直接取り付け、しかも取り付きポイントに駐車スペースがある境界尾根から行くことにしました。
三川から新発田方面に向かい、境界から300mほど新発田側に進むと道路左側に駐車スパースがあります。そこに駐車し、道路反対側の雪壁をよじ登って尾根に向かいました。
<行程>
駐車場所8:00→10:20棚橋山三角点10:30→10:40棚橋山山頂→11:45 678m峰12:00
→12:30馬ノ髪山12:40→13:10 678m峰→14:05棚橋山山頂→16:00駐車場所
ここから取り付きました。 写真前方は新発田方面です。 細かい霧のような雪が降っていて空はどんより曇っていました。 |
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境界尾根の様子です。 ここの標高は300mくらいです。 | |
ガスが切れたので、標高350mほどの尾根上から赤谷方面を眺めました。 | |
棚橋山に向かって気持ちの良い尾根が続きます。 | |
標高450m。 少し標高が上がると、木の枝の雪はわた帽子からエビの尻尾に変わりました。 |
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尾根の松。 松の葉に付いた雪が面白い形だったので、写真に撮ってみたのですが、何だかよく分かりませんね。 |
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標高530mほどの小ピークから見た棚橋山方面に向かう尾根です。 尾根がやせてきました。ガスが濃くなりました。 |
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標高550mほどの尾根上から後ろを振り返りました。 この辺の尾根は厳しい様相を呈しています。 |
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ようやく棚橋山の三角点峰に辿りつきました。 前方には棚橋山本峰に向かう痩せた尾根が続きます。 |
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棚橋山本峰に向かう尾根の途中から三角点峰を振り返りました。 | |
棚橋山本峰の山頂です。 棚橋山本峰は杉の木に覆われていて見晴らしは良くありません。 見晴らしの点では三角点峰が断然優れています。 |
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棚橋山本峰から下りかけた時、一瞬ガスが途切れたので、あわててシャッターを押しました。 見えているのは馬ノ髪山ではありません。678m峰です。 馬ノ髪山はそのずーっと奥です。 |
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焼峰山がガスの切れ目から見えていました。 | |
棚橋山本峰を振り返りました。 山頂直下に大きな雪割れがあるのが分かるでしょうか。 この雪割れ箇所の突破には苦労しました。 |
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678m峰に向かう尾根は、大きな杉の木の並木になっています。 |
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ようやく杉の並木が終わり、真ん前に678m峰のテッペンが見えてきました。 | |
この斜面を這い上がり、左に200 mほど行けば馬ノ髪山の山頂です。 手前のピーク上から見ているので、 傾斜は緩く見えますが、実際はか なりの急傾斜なのです。 なので、この斜面からは登らずに左の林の中を左斜め方向に登って行きました。 でも、いい斜面なので、帰りはこの斜面から下りました。 |
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山頂の手前。 風は無く、動くものも無く、物音一つしない静寂の世界です。 ストックとワカンが雪を噛む音だけの空間でした。 |
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馬ノ髪山の山頂。 ガスが濃く、雪も降っています。 |
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回りは何も見えないので、せめてもの印をと思い、三角点とおぼしき箇所にストックを立てて写真を撮ってみました。 (おわり) |