個人山行紀行文  10.01.04(月) 大蔵山・864m メンバー
単独
1914 E/S

≪コースタイム≫
  いずみの里の横駐車場8:13→登山口8:25→六合目10:20→山頂11:45→山頂12:40→登山口14:05
        登り3時間20分  下り1時間25分

 今年になって菩提寺山から高立山へは2回程行ったが、何かもの足りない。でもこの天気では遠出は出来ない。今日は天気予報、雲りなので大蔵山から菅名岳へ縦走の予定で出かける。 家を出る時は何も降って無かったが、駐車場に着いたら雪が降って来た。車は1台も居ない、私だけ。
 雨具を付け歩き出す。昨日は何人か歩いたようで、雪の中に良い道が付いている。登山口からいよいよ登り、途中の祠に手を合わせ、林道を横切り階段から登りが始まる。

六合目からの五泉市 六合目のブナ林 七合目辺り

 杉林の中をジグザグに登る。この山は、いつ来ても思うのだが一合目までが長い。登山道は踏み固められ、その上に新雪が積もっているが歩きやすい。汗ばんで来たので四合目で一枚脱ぎ一休み。六合目までは所々足跡も無く、膝上までヌカル。
 此処からはトレースも無く、ワカンを着け歩く。七合目を過ぎると急登が始まる。新雪が30センチ位有り、また下の雪が硬いのでワカンを踏み立てても雪と一緒に下がり、なかなか上に進まない。

八号目辺り 大蔵山々頂 雪の中の小屋

 八合目の標柱の所で一休み。周りの木々は雪化粧で綺麗。今日も誰にも会わない、辺りは静まり返り雪が降っているだけ。ワカンを着けても膝までヌカル。下りは楽だろうが登りは大変、なかなか進まない。
 九合目も過ぎ誰も居ない山頂に着く。11時45分。この雪の状態では菅名岳迄はとても無理。縦走は断念し大蔵の小屋迄行って見る。

昼飯を食べた所 小屋の周りの雪景色1 小屋の周りの雪景色2

 小屋もスッポリ雪の中。無理すれば何とか入れそうだが、出る時雪でドアが開かなくなり出られなくなる恐れが有る。(2年前、出るのに苦労した経験有り)
小屋の横の風の当たらない木の下で、雪が降っているので枝からコウモリ傘をつるし、その下で昼飯を食べる。
 寒い時はアルコールで体を温めるのが一番。手作りの”ナツハゼ酒”のお湯割りが美味しい。ゆっくり休みたいが、寒くなるので頂上を後にする。

鐘も寒そう 山頂から小屋へ 大蔵山々頂

 今度はこんな雪の日で無く、お天気の良い日に菅名岳迄縦走したいです。
ワカンを着けての下りはラクチンラクチン。足を前に出すだけでどんどん下る。登って来た自分の足跡、雪と風で六合目迄ほとんど消えて居る。四合目でワカンを外す。胸の所に付けたテットボトルの水を飲むと、少し凍りシャーベットのなりかけ。
 登山口迄軽快に下る。駐車場の近くの吉清水で、何時も快く山へ行かせてくれる妻へのおみやげに、テットボトルに水を汲んで帰る。
                                                                        (おわり)