個人山行紀行文  09.11.27(金) 網張山・1024m
守門岳・1537m
メンバー
男性1名
1914 E/S

≪こーずタイム≫
  吉ヶ平登山口7:00→尾根取り着き7:40→網張山8:45→入塩川分岐9:15→大岳10:15→守門岳(11:30-12:00)
  →大岳13:10→吉ヶ平登山口15:40        (登り、4時間30分  下り、3時間40分)

 今年、吉ヶ平から網張山を通り、大岳へ行く新コースが整備されたと聞き、行って見たくなり守門岳(袴岳)迄行って来ました。
吉ヶ平山荘前に車を置き、歩きだす。登山道は、昔吉ヶ平の人達が畑や田んぼに通った道みたいで、林道迄続いて居る。途中、田や畑の跡と思われる所は草や木が茂り、それを見て居ると山荘の中に貼って有った、「吉ヶ平哀歌」が思い浮かび、故郷を去って行った人達の事を思うと、何とも言えない寂しい気持ちになる。

吉ヶ平山荘からの登山道 尾根に取りつく階段 出来たての登山道

 道は林道を少し歩き、尾根に登る階段を85段位登り、いよいよ尾根への急登が始まる。
尾根道は最近整備されたばかりの、出来たてのホヤホヤ。切株につかまりながら25分も登ると少し緩やかになり、又少し登ると平な広いピークに着く。木が刈り払って有る所に手製のベンチが有り粟ヶ岳が良く見える。此処が網張山で三等三角点と網張山と書いた標柱が有る。

網張山 山頂ベンチ 入塩川への分岐

 しばらく平らなブナの林の中の気持ち良い道を歩き、やがて緩やかな登りになり入塩川の分岐に着く。
この辺りから雪が登山道にも出て来て、雪の上にカモシカやウサギの足跡がある。少しピークを登り、下りた先に急な登りのピークが見える。大岳と思い登ったら大違い、中津又岳でガックリ。そこから大岳はは遥か向こうに見える。まだ20分はかかりそう。

中津又岳山頂 大岳山頂

 気を取り直し、大岳に向かう。この辺りから雪が少し多くなるも、気温がまだ低いのでそんなにぬからない。今日は滑らないようにピン付きの長靴、ワカンは持ってこない。行ける所まで行き帰るつもり。帰り気温が上がったら大変だ。
 大岳に着く。誰も居ない。保久礼から此処まで登って帰った足跡が有るだけ。10時15分、雪が有るので袴岳へ行くか迷う。でも行って見たい。

青雲岳山頂 守門岳山頂

 ヘットランプが有るので少しぐらい遅くなっても大丈夫、と勝手な理由を付けて行く事にする。そろそろ雪も緩んできて、ズボズボぬけて歩きにくい。帰りの「この登り大変だなぁ」と思いながら、網張迄大分下る。此処から青雲までの登りも大変。今日は暖かい、汗が流れる。青雲まで行き少し休む、今度は寒い。

青雲岳 烏帽子山 大岳からの守門岳

 直ぐまた歩く。此処から木道が雪の下の所は踏み外すとズボっと雪の中、長靴の中に雪が入る。更に少し行くと、今度は木が雪で倒れて邪魔になる。何だかんだで何とか守門岳の山頂に着く。
此処も誰も居ない。寒い、腹が減った。写真を撮り、天気が良く見晴らしは良いけれど、そこそこにして風の当たらない所で昼飯を食べ下山する。

ぬかった雪道 網張山からのブナの道

思った通り大岳への登り返しがキツイ!!雪が解け水がどんどん流れて居る所を、休み休み登り大岳に着く。一休み、暗くならない内に着きたい。気温が上がったので時々ぬかって歩きにくい。中津又岳に着くころ右足の太ももの辺りが少しおかしい。すぐツムラの68を飲む、まだ3時間近く歩かなければいけない。此処で歩けなくなればもう終わり。
 入塩川への分岐に着く、雪も無くなり後はどんどん下るだけ。網張山も過ぎ、急な尾根道も切株のつまずきに気を付け何とか明るいうちに登山口に着く事が出来た。                         (おわり)