個人山行紀行文  09.11.04(水)  光明山・879m メンバー
男性2名
1914 E/S

≪コースタイム≫
  新津6:00→笠掘ダム7:00 7:10 →登山口7:17山の神9:15→フイゴの縦負い10:35→光明山山頂11:50 12:45→
  万之助山14:20→山の神14:45→七曲峠15:18登山口16:10

 天気が良さそうなので、山友達と下田の笠掘ダムから光明山に登って来ました。
6:00に新津を出て五泉まで行くと、粟ヶ岳や白山の上の方が少し白くなっています。昨日寒くて雪が少し積もった見たい。これはまずい、今日行く山は、岩山でトラバースも多く有り危険を伴うおそれあり。しかも靴は登山靴だけ。

 マア行ける所まで行くか。成る様になるさ。ダムまで行き支度をして歩き出す。
登山口には石仏など有り信仰の山みたい。道は粘土質の林の中の緩い登り。落ち葉の敷き詰められたクッションの有る山道。尾根の乗り越しをして、沢沿いの斜面のトラバース道になる。ロープが有るも緩んで居たり切れそうで頼りにならない。岩場混じりの急坂が現れ太いロープにつかまり登る。

フイゴの縦負い 今にも切れそうなロープ 山の神

 急坂が終わった見晴らしの良い所に大日菩薩の石仏が有り”七曲り”峠と書かれた杭が有った。此処から先も足場の悪いトラバース道が続いた。ガバ井戸を過ぎると心配した雪が現れ、雪と紅葉したもみじが綺麗。此処から急登りになり、杉の木立に囲まれた広場に着く。五合目と書かれた杭が有り、小さな石の祠が有る。山の神で木製の男根が収められていた。此処から登山道にも雪が有り先が心配される。
 
 ピークが現れ右に巻く。雪化粧をした守門や浅草も見える、綺麗だ。万之助山には寄らずに先を急ぐ。トラバース道は雪が有り足場が分からない。草の上に積もった雪を踏めば滑って滑落、人生これで終わりになるかも?
ロープは張って有るものの肝心な所で切れていたり、又緩んで居たり頼りにならない。雪は15センチくらい有り一歩一歩安全を確認しながら歩くので、なかなか進まない。

七曲り峠の石仏 登山口 光明山山頂

 ”フイゴの縦負い”に着く。此処から岩場、所々雪が有り滑らないように慎重に岩の間を通り抜ける。次は岩場のトラバース、此処も所々雪が有り濡れて居る。このコース最大の難関。道は細く谷は深い。細心の注意をはらい、何とか”中光明”に着く。これから行く光明山が良く見える。

遠くに粟ヶ岳 どこを登るの? 中光明山

 それからもトラバース道や岩場を慎重に歩き、山頂に着く。普通3時間で着くところ、雪の為4時間40分かかる。今年初めての初雪を踏みしめ感激、又雪の季節が来たのか。この山、標高は低いのに山深く谷は険しい。山頂からは越後平野、弥彦山、佐渡ヶ島も見えた。山頂は二人だけ。昼飯を食べ55分休んで下山する。

遠くに守門岳 雪と紅葉 初雪を踏みしめて

 万之助山まで3人位来た人が居たみたい、足跡があった。下山もだいぶ時間がかかり、登山口に着いたら4時を過ぎて居た。もうすぐ日暮れ。今日の全行程9時間、又、神経も使ったのでだいぶ疲れた。もう無理は出来ないな。帰り支度をして薄暗くなった道を車で新津に帰る。                                        (おわり)