個人山行紀行文  09.08.23(日)曇り
   〜24(月) 霧雨後曇り
北股岳・2025m (メンバー)
単独
1914 E/S

≪行程≫
1日目
自宅4:00〜飯豊山荘6:10〜梶川尾根登山口6:30〜湯沢峰8:05〜滝見場8:45〜五朗清水9:20〜梶川峰10:20〜
扇ノ地紙11:05〜門内小屋11:27〜北股岳12:45〜梅花皮小屋13:15(泊)
2日目
梅花皮小屋6:00〜北股岳6:30〜門内小屋7:25〜地神山8:25〜地神北峰8:40〜丸森峰9:10〜夫婦清水10:20〜
丸森登山口12:00〜飯豊山荘12:30〜自宅14:40

 2週間も山に行かないと体力が衰えるのではないかと不安になる。28日29日と会山行も有るのでトレーニングを兼ねて北股岳へ行って来る。コースは梶川尾根から登り、丸森尾根を下りてくるコース。
車で飯豊山荘迄行き、車の中で朝飯を食べ6:30から歩き出す。


梶川峰より扇ノ地紙
梶川の峰

 梶川尾根は最初から急登、岩や木の根につかまりながら登る。10分位登り少し平な所で一休み。風が無く暑く汗が流れる。右の尾根を見ると登山道が見える。丸森尾根の登山道でかなりの急登。明日はあそこを下るのでなかなか大変そう。
 急な尾根を湯沢峰迄登り、少し下り又登る。滝見場に着く。滝が見える所まで行くと先客がいた。私の足音を聞きガサガサと藪に隠れた。長いニョロさん。日光浴か?それとも滝見見物?梶川尾根に着くまで4度ほど見る。いつ見てもあまり気持ち良くないニョロさん。

 五朗清水に着くと3人休んで居た。「おいしい清水だから飲んで来たら?」と言われ、少し下りた所の清水を飲んで来る。冷たくておいしい。3人は宇都宮から来たそうで今日は梅花皮小屋で泊まりだそうです。
 梶川峰に着く。急登もこれで終わり。ここから扇ノ地紙までは気持ち良い草原歩き。

胎内山山頂 門内岳

  扇ノ地紙で縦走路にでる。風が強い飛ばされそう。女の人が一人で歩いていた。少し話をして追い越す。静岡からだそうで今日は梅花皮小屋泊まりだそうです。胎内山、門内小屋を経由してギルダ原に出る。登山道の横に鉄製の動物を入れるオリ見たいなものが有る。何に使うのかな?時折ガスの切れ間から北股岳が見える。まだだいぶかかりそう。花は咲いているけど目立つのはタカネマツムシソウとトリカブトぐらい。

ギルダ原から北股岳 北股岳山頂

 そろそろ12:00、お昼時。でも風が強く良い場所が無い。腹が減ってシャリバテに成りそう。周りが笹で腰を下ろすと風の来ない私特製のおにぎりを食べて居るとさっき追い越した女の人が来る。「前を歩いていたオジサン、急に見えなくなったので如何したのかなと思ったらご飯を食べていたのね」、と言って追い越して行く。


北股岳よりの飯豊本山
北股岳山頂
北股岳山頂 北股岳よりの石転び沢

 北股岳は苦にならない登り。山頂からは二王子や五頭山も霞んで見え、飯豊本山や大日岳もよく見える。
小屋に着き、管理人がまだ居るので宿泊の申込をして小屋に入るも、時間が有りすぎる。後から来た静岡の女の人といろいろ山の話をする。南アルプスの話をいっぱい聞かせてもらう。
 そろそろ夕食の準備、水場はすぐ近くで助かる。夕食を食べ寝る。今日の泊りは12人、広々としてゆったり眠れた。


お花が咲いていました
ギルダ原にあった何かのオリ?

 朝5時前に起きると、横にいた静岡の人はもう出発して居なかった。6:00に小屋を出発する。
今日天気は良くない。霧雨で何も見えず風も強い。昨日来た道を扇ノ地紙まで行く。途中門内の小屋で雨具を付ける。小屋で一緒だった九州の人5人が休んで居た。
 従走路を地神山迄行き休んで居ると男女2人が登って来た。地神北峰で縦走路と分かれ、丸森尾根コースに入る。急なガレた下りを10分位、そこから少し穏やかになり、丸森峰を過ぎ樹林帯の中の掘れ込んだ歩きにくい急な下り。木や木の根っこにつかまりながら転ばないように必死で下りる。 


トリカブト
地神山山頂

 途中広い所で雨具を脱ぐ。上は雨やガス、下は晴れて居る。水場の標識の所に着く、夫婦清水。少し広い所なのでご飯を食べて居ると九州の人たちが追い越して行く。少し行くと今度は九州の人たちが休んでいるので追い越す。
 急な下りは続き木や木の根につかまりなが下りる。最後の下りは岩まじりの下り。膝に負担が掛からないようゆっくり下りる。昨日梶川尾根を登る時見えた所。
 本当に急な下り。12:00に丸森登山口に着く。少しはトレーニングに成ったかな?着替えて自宅に向かう         (おわり)