個人山行紀行文 09.08.5(水)曇り
       〜6(木) 晴れ
飯豊山・2105m
大日岳・2128m
(メンバー)
単独
1914 E/S

≪行程≫
1日目
   自宅2:00→弥平四郎駐車場登山口4:30→松平峠6:52→疣岩山分岐7:53→疣岩山8:05→三国小屋8:50
   →切合小屋10:25→本山小屋12:45→飯豊山頂13:00→御西小屋14:15→大日岳15:55→御西小屋17:15(泊)
2日目
   御西小屋6:00→飯豊山頂7:20→切合小屋9:05→三国小屋10:30 11:10→疣岩山分岐11:50→上ノ越12:55
   →駐車場登山口14:10→自宅16:30

 7月29,30,31と天候不順の為、会山行中止、どこか山に行きたい。早く梅雨が明けないかな?
8月4日新潟地方梅雨が明けたみたい。5日から1泊2日で飯豊へお花を見に出かける。

 登山口は新津から近い弥平四郎からのコース。車の中で朝飯を食べ、5:00から歩き出す。祓川山荘迄は偵察済み。そこから疣岩山分岐迄は初めてのコース。山荘から松平峠迄は山の斜面に斜めに一直線に付けられたブナの林の中の緩い登り。松平峠からはキツイ登りが疣岩山分岐迄続く。今回は素泊まりなのでザックも重くなかなか苦しい。
疣岩山で一休み、そこから三国小屋まで1時間足らずで行く。
 
(松平峠からの登山道)              (疣岩山頂上)
 小屋の前で休んでいると何人かの人が、川入から剣ヶ峰を越えて登って来た。三国岳越えて直ぐに鎖場に着くも長い杖が邪魔で苦労する。この杖折りたたみが出来ないので不便。七森を越え、種蒔山を越え、切合小屋の近くにお目当てのタカネマツムシソウがいっぱい咲いていた。 ・・・・こんなに多くのマツムシソウを見るのは初めて。
 
(タカネマツムシソウ)                     (ニッコウキスゲ)
 
(御秘所の岩稜)                        (イイデリンドウ)
 切合小屋の前で昼ご飯を食べ、水を補給して草履塚の登りにかかる。途中シラネアオイが一株だけ寂しそうに咲いていた。この辺り花が綺麗で、チングルマ、ハクサンコザクラ、その他多くの花が咲いていた。草履塚を過ぎ、姥権現の前を通り、御秘所の岩稜を越す。ここでも又杖が邪魔。御前坂を登り切り、一ノ王子を過ぎ、本山小屋に着く。
此処から山頂の間に二つ目のお目当てのイイデリンドウが綺麗に咲いていた。見るのは初めて、感激、うれしい、苦労して此処まで来た甲斐が有った。
 
(飯豊山)                            (飯豊山頂上)
 直ぐに飯豊山頂。ガスが掛かっていて景色は見えない。花が見られたからまあ好いか。
山頂から少し下り、駒形山〜御西岳を経由して「御西小屋」に向かう。この辺り、花は綺麗だが今日のうちに大日岳に登りたいので花を見るのは明日にして、先を急ぐ。
御西の小屋に着き、宿泊の申込をする。私の住所を見て管理人が「新津から来たの?」と聞かれた。
「新津に知人が居るんだけど、今は体調が悪く御西には来れない。新しい御西の小屋を見せてあげたいのに・・・残念」、と言っていました。その人は私も知っている人で、会の大先輩のAさんのことでした。
 
(御西小屋)                          (御西岳のニッコウキスゲ)
 直ぐに小屋にザックを置き、雨具と水だけを持って大日岳に向かう。管理人の話では2時間くらいで行って来れるとのこと。
小屋から少し下り、後はダラダラの尾根の登り道。頂上の直ぐ下は急登。朝5時から歩いているのでだいぶ疲れた。けど飯豊の最高峰なので登りたい。
頂上からの見晴らしもガスが掛かり良くないので、写真を撮って直ぐ下山する。2時間なんてとんでもない!。3時間かかる。
小屋に着くと、私の帰りが遅いので、管理人が登山靴を履き、ヘットランプを用意して迎えに出るところでした。
 
(大日岳)                             (大日岳頂上)
 小屋の下にある水場に水を汲みに行く。冷たくておいしい水、ペットボトルで1本を一気に飲む。
今日小屋に泊まるのは私を入れて男3人だけ。昨日は40人位で、ほぼ満員だったそうです。薄暗くなったのでヘットランプをつけ、食事を作り食べて直ぐ寝る。小屋の明かりは何も無し。

 朝6時に小屋を出る時、管理人に挨拶するとポカリスエットを1本貰う。「Aさんに会ったら宜しく云って」、と頼まれる。
今日は御西岳の周辺の花をよく見て帰る。昨日と同じ道を三国岳まで帰り、疣岩分岐からコースを変える事にする疣岩分岐から鏡山への従走路を行き、上ノ越から駐車場へ下りるコース。
疲れが溜まったのか足が重たい。上ノ越からブナの林の中の急な下り。途中から足のつま先が痛くなり、又膝も痛い。5分歩いて休み、3分歩いて休み、なかなか進まない。・・・何時に成ったら着けるやら。
それでも何とか頑張って、駐車場に着く。今回はだいぶ疲れた。それでもお花が見れたから満足。着替えして自宅に向かう。 (おわり)