個人山行紀行文  09.05.02(土)       権現堂山・998m 展望抜群の里山
1862 Y/I

 GWを利用して、魚沼の権現堂山に登って来ました。
これは、23日に予定している会山行の下見の意味もあります。

 ガイドブックを見ても、権現堂山は上権現堂山、下権現堂山の2山からなり、360度展望を楽しめる花の山と紹介されています。
新緑の5月は、まさにその通りで、残雪を踏みながらの稜線歩きは素晴らしいものがあります。
自分としても大好きな山の1つです。
加えて、雑誌「山と渓谷」の今月号(5月号)に、「おいしい水を求めて 新緑の山へ」という特集記事に、この権現堂山の“弥三郎清水”も載っていました。
今回の下見では、こちらのコースはパスしましたが、会山行ではたっぷりと味わってみたいものです。
今までは、水量があまり豊富でないためかそのまま通り過ぎることが多かったように記憶していますが、今年は1つの目玉になるものと思います。

◆そのヤマケイの記事を紹介してみます。

≪弥三郎清水≫
夏場には涸れてしまう水場が多い中で、弥三郎清水は水量こそ多くはないが、大岩の割れ目から冷たい水が一年中湧き出ている。残雪の無い時期には大変貴重だ。魚沼産コシヒカリを育てる水源の1つだけあって、さすがにうまい。しかも、下権現堂山の山頂を間近に控えた、比較的高所に位置するのもうれしいところだ。
変わった名前は、権現堂山の岩穴に住みつき、吹雪に乗っては天空を駆け巡り、幼子をさらって食ったという、魚沼地方の伝説の鬼女「弥三郎婆」に由来するという。

 お花と素晴らしい展望の一端を写真に撮ってきました。
会山行当日も晴れて、楽しい山行になることを期待しております。         (おわり)

権現堂山縦走ルート図

青が登り赤が下りのコースです。下山口には溜池があり、おいしい沢田米の産地です。藤の花、タニウツギ、ヤマツツジが所狭しと咲いています。
駒ケ岳・八海山

 緑の山並みの向うに秀麗な越後三山が見えます。登る時も下る時もこの景色がずっと見えています。
疲れを癒してくれる景色です。
権現堂山の稜線

 上権現堂山から見た下権現堂山です。この稜線を歩きます。かつては石楠花の道でしたが、盗掘で今は少なくなってしまいました。
でもお花の山ですからいろんなお花が待っています。
守門岳

 空に浮いた雲の如く、しかしどっしりとした見事な山容です。上権現堂山の頂上付近は例年豊富な残雪があります。
鬼ケ面山と浅草岳

 すぐ近くに見えます。山スキーのメッカ、裾野がきれいですね。この景色を見ながらお昼を戴きます。
タムシバと荒沢岳

 かなりアップで撮っていますが、こんな景色が大好きです。初夏の息吹を感じます。