個人山行紀行文  2009.01.04
餅山、上の山、城山 新春・阿賀町の低山歩き
1861 K /Y

1月4日に阿賀町の低山をぶらぶらしてきました。キノコがいっぱいの山行報告です。

T.津川の餅山

 <行程> 取付点9:4510:00山頂及び周辺10:4010:50取付点

 国道49号線の常浪橋を渡ると、ほどなく三郷工場団地があります。工場団地脇の林道を道なりに進み、田沢川の少し手前の尾根の先端から登りました。なお、林道はきれいに舗装されています。 
(写真右の杉林から登った)         (餅山への尾根)

 今回登った尾根は杉林と笹薮に覆われていていました。以前きた時は、天満沢川の手前で送電線の保守用道に入って尾根に出て、今回とは反対に山頂南側の尾根から登って行きました。こちらの尾根は落葉樹が主体なので、枝越しに周囲を見渡せますし、キノコも探せます。
 雪で笹が倒れているので、写真では薄く見えると思いますが、山頂は笹薮に濃く覆われています。
(餅山の山頂部)

山頂から尾根伝いに周辺をブラブラしていたら、木の枝に乗った鳥の巣を見つけました。
むろん中身はからっぽで、雪が入っていました。

 
(枝先の鳥の巣)                  (巣の中)

U.上川の上ノ山

 <行程>取付点11:1511:45上ノ山及び周辺12:1012:30取付点

 室谷に向かい、磐越道の側道を経由して小出に行く道路を進み、磐越道のガードを潜り抜けたらすぐ右手の尾根を登りました。以前は100mほど先の沢の左岸尾根から登り、今回の尾根を下りました。今回は丁度逆に歩きました。
 今回登りに使った尾根は藪が濃いので、単純に上ノ山に行くだけなら、沢の左岸尾根経由の方が楽に行けます。また、キノコ狙いなら沢の右岸尾根の方が期待が持てます。

 
(写真左側から取付いた)         (上ノ山に向かう尾根)

上ノ山の山頂は笹薮に覆われています。


(上ノ山山頂部)

山頂周辺にはキノコがけっこうありました。

  
  (ナメコです)                 (ムキタケです)
 
(たぶんナラタケ)               (ここにはナメコ、ナラタケ、ヒラタケ)

V.上川の城山

 <行程>栃堀大山祇神社13:1014:20城山14:3515:10栃堀大山祇神社

 以前は手っ取り早く登ろうと、御番沢川沿いの林道から入ったが、広瀬集落の入口に残る旧道部に落ちている滝の水源と城山中腹の湿原を見てみたかったので、栃堀集落の大山祇神社の裏手から、滝の水源と湿原を経由し、大きく回りこんで登りました。

(大山祇神社の奥の院?由緒ありそうです)

滝の水源は10m弱の小さな沼でした。清水が沸いていて、水はおそろしく澄んでいました。
 
(滝の水源の沼)               (滝の上部)

  湿原の縁に出たら道がありました。地元の人の話では、この道は栃掘集落の池田商店(酒類、雑貨)の脇から上がってきて、途中で城山方面と湿原方面に分かれているのだそうです。かつて食糧難の時代にはこの湿原の縁周部で稲を植えていたこと、湿原には、四国の大学の先生がわざわざ調査に来るほどめずらしいトンボが生息していること、城山には広瀬城と呼ばれた城があったこと、地元では「シロヤマ」ではなく「ジョウヤマ」と呼んでいることなどを教えてもらいました。

 トンボを見てみたいという気はしますが、道は久しく手入れされていないようで枝が伸びており、トンボの時期には、毛虫とお友達にならずにには通れそうも無いので、いずれまたそのうち気が向いたらと思っています。
 
(城山中腹の湿原)            (湿原からの城山)

 城山の山頂には大きな杉の木が一本はえています。山頂は以外に見晴らしが良く、特に棒掛山方面が大きく開けています。
 山頂部にはありませんが、周辺にはキノコも豊富です(よい子はキノコを採りませんでした、と言うのはうそで、ナメコ、ナラタケは食傷ぎみなので、この日はヒラタケ、ムキタケ狙いでした) 
(山頂から棒掛山方面)               (キノコの木、上までズ〜ッとです)

(尾根東側の湿原)

城山の中腹には尾根の東西に湿原があります。帰りは東側の湿原に降りて帰りました。東側の湿原は小さく100mはなさそうです。
                                            (おわり)