会山行紀行文 11.11.24日(木)
晴れ 
NO.TL54 
高尾山・599m
参加者
38名(男13・女25)
1342 T/H

                           *文中の句は、参加者の、557神田民子さんの提供です。 

≪コースタイム≫
 新潟駅南口610=北陸道・関越道・圏央道=あきる野IC=高尾山自動車祈祷殿Ⓟ(1025-1040)~1号路登山口1045~たこ杉1140~薬王院1210~高尾山山頂(1225-1240)~もみじ台(1245-1340)~6号路~展望台1440~清滝駅前(1510-1530)~高尾山自動車祈祷殿Ⓟ1540=あきる野IC=圏央道・関越道・北陸道=新潟駅南口2015

 都心から近く、四季を通じて手軽に登れ、もともとハイカーが多い高尾山。200812月、ミシュラン日本語観光ガイド版に富士山とともに三ツ星にランクされた相乗効果で、年間240万人が訪れると言われているのです。
 それなのに一番混雑が予想される紅葉時期に日程を設定。1ヶ月以上前からバス駐車場予約するも全て断られ、実施日の変更考えるも参加申込者には申し訳なく、結局、当初の予定通りに実施しました。

 朝から天空を覆うどす黒い雲と吹きすさぶ風雨の新潟も、関越トンネルを越えるとまばゆい陽が降り注いでいます。駐車スペースも取れない場合の最悪事態となれば、登山靴の履き換えスペースも取れない事態も想定されますので、事前にバス車内へ登山靴を持込んで出発。

 迷子防止対策で、班ごとに色分けモールを名札に巻いて出発準備。ところが寸刻みの大渋滞予測も杞憂に終わり、バスも登山口に近い薬王院祈祷殿の広大な駐車場に何とか駐車出来て、一安心。既に大型観光バス数十台、勿論自家用車は数百台と大賑わい。

薬王院祈祷殿Ⓟ出発準備  

 登山口、清滝駅周辺の紅葉

1号路名札にモールをつけて

 清滝駅の前には、ケーブルカー・リフトの乗車待ちで長蛇の列。ケーブルはあきらめ、メインの1号路を歩いて登ることに予定を変更。ゆっくりゆっくり広い石畳の登山道(参拝路)の片側を、邪魔にならないように歩き始めます。

 木漏れ日にきらりはらはら木の葉散る (神田民子)

 ケーブル山頂駅付近から薬王院に向かっては、観光客も多く人人人。
薬王院の正式名称は、”高尾山薬王院有喜寺”です。成田山新勝寺、川崎大師と並ぶ真言宗智山派の三大本山、そしてご本尊は山岳信仰で知られる飯縄大権現、現在でもたまには修行中の修験者に会うこともあります。

 石段を登り、ご本堂・更に極彩色のご本社に全員が両手を合わせてから、山頂へ向かいます。

 ほぼ予定時刻山頂到着。かって関13州が見られたという山頂は、新潟では見られないほどの大混雑状態で、とても食事などできません。山頂から富士山を展望して、小仏・陣馬山方向へ10分ほど進んだ”もみじ台”でお昼です。

陽だまりの落葉に味わい深く
参加者・神田さんのお点前を頂く。

ケーブル山頂駅近くのたこ杉

薬王院ご本堂に参拝

昼食時のお点前

 雪の富士きりりと青き空に浮く   (神田民子) 

 紅葉山笑顔あふるる 昼餉時   (神田民子) 

風もなく暖かで、今の時期の新潟ではとても味わうことのできない陽気の下、お点前を頂戴、優雅にまったり。下山は、山頂直下を巻いて稲荷山コース。
 ところどころ木の根が張り出したり、露岩が見られたり、階段があったりの登山路を、ゆっくりゆっくり下ります。

 稲荷山コースの行程の半分少し下ったところの展望台で、新宿始め都心から筑波山など、展望満喫の休憩タイムとしました。

山頂からの富士山

山頂付近の紅葉

下山時、清滝駅周辺の混雑

 不揃いの階(きざはし)落ち葉踏みしめて   (神田民子) 

 清滝駅の脇にある登山口へは、予定より20分ほど早く到着。無事全員下山、労いの握手を交わし、折角の機会なので、お土産購入タイムを取ってバス駐車場へ。
 帰路のバス、狭山付近通過の車窓から、夕陽を背に受けた富士山もくっきりと眺められました。

 冬日落ち富士黒々とシルエット    (神田民子) 

当初計画ほぼ予定通り、星も見えない、まっくらな空の新潟へ到着しました。
                      (おわり)



(1号路登山道で見られた冬桜)